小説むすび | 2018年7月14日発売

2018年7月14日発売

ぼくの兄の場合ぼくの兄の場合

16歳年上の兄カール・ハインツは、ヒトラーユーゲントの教育に染まり、武装親衛隊のエリート部隊である「髑髏師団」に入隊する。ハリコフ攻防戦やクルスクの戦いにも参加するが、戦闘中に両足に重傷を負い、切断を余儀なくされ、ウクライナの野戦病院で息を引き取った。第一次世界大戦に自ら志願して従軍し、第二次世界大戦でも戦った父は、兄を誇りに思い、その死を深く悔やむ。いっぽう母は、息子が戦争犯罪に加担しなかったと固く信じながら、戦地から届いた兄の遺品を、半世紀にわたり化粧台に入れて大切に保管していた。兄より年長の姉は、娘である自分が兄ほど父に愛されなかったことを自覚しつつ、それでもやはり自分は父に愛されていたと信じようとする。兄の遺した日記や手紙を読みながら、著者は、戦争の記憶をほとんどもたない自身の半生、さらには両親や姉の人生を振り返る。ナチズムと国家による暴力、戦時下の小市民の生活について、短いテクストの集積で語りつつ、読む者に深い問いを投げかける。

世紀の小説『レ・ミゼラブル』の誕生世紀の小説『レ・ミゼラブル』の誕生

傑作小説の評伝  1862年4月4日に発売されるや、翌日午後にはパリで第1部上下巻6000部が完売。第2・3部の発売日には朝6時に早くも出版社の前の通りは人であふれ、行列の整理のために警察官が出動する騒ぎに。そして『レ・ミゼラブル』は世界各地でベストセラーとなる。本書はその執筆・出版の過程を縦糸に、小説の背景となる世界経済やユゴーの用いた技巧の考察から、翻訳のいきさつや意外な読まれ方、ミュージカル・映画などの受容までを横糸に織り上げた、いわば「小説の評伝」である。  この作品の背後には多くのものが隠れている。たとえば、マドレーヌ氏ことジャン・ヴァルジャンが模造黒ガラス玉でたちまち莫大な財産を手にした事情は、当時の世界史から推測できる。刊行当時、新聞にはこの作品に対して手厳しい批評がいくつも掲載されたが、マドレーヌ氏が財産を築いた方法にけちをつけたものはひとつもなかった。また、当時のパリの地理と作品中の地理との比較からはユゴーの政治的な心情が、ジャン・ヴァルジャンの囚人番号からは苦悩が透けて見える……。  おなじみの物語の違った顔が楽しめる一冊。

スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました7スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました7

<b>≪TVアニメ化決定!!≫</b>  <b>≪シリーズ累計150万部突破!≫</b>  <b>≪「小説家になろう」にて日間1位、週間1位を獲得!≫</b>  <b>≪累計78,000,000PV突破!≫</b>  <b>≪初巻15刷達成!≫</b>  <b>≪WEBサイト「ガンガンGA」、アプリ「ガンガンONLINE」「マンガUP!」にてコミカライズ&スピンオフ小説好評連載中!≫</b>  <b>≪このライトノベルがすごい!2019 単行本・ノベルズ部門9位!!≫</b>  300年スライムを倒し続けていたら、いつの間にかーー狐耳(と尻尾)が生えてました!?  「モフモフできるお姉様が欲しい」とイタズラされたせいです…(魔王め!)  おかげで本能に逆らえなくなった私は、「油揚げ」を求めて、魔王城中を暴れ回る事になってしまうのですがーー!?   ほかにも、私を転生させてくれた女神様と再会したり(感動!)、ピラミッドっぽい遺跡で、幻の古代文明を解明したりします!  巻末にベルゼブブのドタバタわーきんぐ物語  「ヒラ役人やって1500年、魔王の力で大臣にされちゃいました」も収録でお届けです!!

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