小説むすび | 2018年8月発売

2018年8月発売

悩める秘書の微熱悩める秘書の微熱

実の母にさえ捨てられた私を、 ギリシア富豪が求めるわけもなく……。 幼くして母に捨てられ、父と世界各地を転々としてきたジョージー。 今は離れて暮らす父が、ギリシアで美しい島を見つけ、 農家を改装してゲストハウスを営むことにしたという。 だが喜びも束の間、不幸にも父は突然の病で帰らぬ人となってしまった。 天涯孤独のジョージーは亡き父の夢を叶えるため島に渡ったが、 すぐに底をついた資金を工面すべく、働きに出ざるをえなくなる。 リゾートホテルの重役秘書の仕事にありついたはよかったが、 上司となるルーカスは、弟が勝手に決めたことだと解雇を宣告した。 ジョージーがなおも懇願すると、彼は意味ありげに言い放った。 「きみを雇うわけにいかない。社内恋愛を禁止する社則を設けたんだ」 最近、秘書が弟と恋愛沙汰でもめて辞めてしまい、ルーカスは同じ轍は踏むまいとジョージーを追い払おうとします。けれど、やがて真面目一徹の自分とは対照的に天真爛漫な彼女に惹かれていきます。社内恋愛を禁じるのは、弟のためか、はたまた彼自身のため……?

億万長者の献身億万長者の献身

情熱を分かち合った夜。 彼の冷たさを知った朝……。 ジェシーはある日突然、交通事故で無二の親友を失った。 喪失感のなか、孤児になった赤ん坊の養育を遺言で託されたことを知る。 それには大富豪のアランと一緒に、という条件がついていた。 アランとは親友同士が結婚した縁で知り合ったものの、 彼の一族がジェシーとその姉妹の会社を買収したことで、 もともとよくなかった関係はこじれにこじれている。 でも、傲慢で大嫌いな彼のことが、脳裏から離れないのは……なぜ? 慣れない赤ん坊の世話を協力しておこなううちに、 いつしかジェシーはアランに身も心もゆだねていた。 ほどなく、冷徹な彼に裏切られることになるとも思わずにーー チャンドラー三姉妹と美しき一族の男たちが愛の火花を散らす物語をお届けします。本作の主人公は次女ジェシーとその好敵手アラン。嫌い、嫌い、だけど本当は好き……ようやく素直になれたとたん、彼女は冷たく突き放されます。『大富豪の隠された天使』の関連作!

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