2018年発売
人生の大半をイケメンに振り回されてきた陽子は、できちゃった結婚し実家を飛び出す。しかし、夫の浮気で離婚、さらに家も仕事も失い、6歳の娘と仕方なく、宇都宮で餃子店を営む父の元に帰る。知らない間に閉店していた店を復活させようと奮闘する陽子の前に、新たなイケメンが現れ…監督&脚本・秦建日子の映画、小説版。
謎の男・麦に出会いたちまち恋に落ちた朝子。だが彼はほどなく姿を消す。三年後、東京に引っ越した朝子は、麦に生き写しの男と出会う…そっくりだから好きになったのか?好きになったから、そっくりに見えるのか?野間文芸新人賞受賞作。森泉岳土のマンガとコラボした魅惑の書き下ろし小説を増補。
天才的犯罪者トム・リプリーが若き日に殺した男、ディッキー・グリーンリーフの名を名乗る者から電話が来た。これは最近引っ越してきた妙なアメリカ人、プリチャード夫妻の仕業か。だが、何のために?敵の正体が見えないままに、トムの過去が暴かれようとしていた…トム・リプリーの物語、最終編。
長澤まさみの七変化と ゴージャスな内容が話題を呼んだ 古沢良太の大人気ドラマを 完全ノベライズ! 古沢良太脚本! 長澤まさみ主演! 2018年4月クールのフジテレビの大人気月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』の ノベライズが文庫で登場! 映画『ALWAYS 三丁目の夕日』、テレビドラマ『リーガル・ハイ』シリーズをはじめ、 数々の名作、ヒット作を手掛けた当代随一の脚本家・古沢良太が描く“コンゲーム”の世界。 長澤まさみ、東出昌大、小日向文世扮する詐欺師トリオが、 強欲な人間たちから大金を騙し取る大人気ドラマを完全ノベライズ。 なんと下巻は、最終回に先駆けて発売!! 各話に張り巡らされた数々の仕掛けに、あなたもきっと騙される! 内容「BOOK」データベースより 自分探しの旅に出かけたボクちゃんは、旅先の村の住人から悪質なコンサルタント・斑井満に騙された話を聞く。斑井は「地方再生計画」と称して近隣の土地を安く買い上げたが、産業廃棄物処理場の建設地として転売したというのだ。ダー子とリチャードは斑井をはめるための計画を練りはじめるが……。3人の詐欺師と強欲な人間たちが大金を巡って騙し合いを繰り広げる! 先の読めない展開からページをめくる手が止まらなくなる5話を収録。
違法捜査の数々で交番勤務に配置換えされていた公安警察の来栖惟臣は、警備部長の厚川から呼び出しを受ける。対立が激化している米中両国の動向を探ってほしいという。調査を始めた来栖は、一連の事件の背後に、違法ドラッグで荒稼ぎをしている横浜の半グレ組織の存在があることに気付く。一方、“マトリの疫病”と呼ばれる女性麻薬取締官もまた、組織を摘発するため内情を探っていたー。
古びた学校、曰くつきの遊園地、山奥の病院、誰も居なくなった集合住宅。…人々に打ち捨てられ、時代の流れと共に世間から忘れ去られた“廃墟”。そこに足を踏み入れた人間が遭遇するものとはー?Web小説投稿サイト「小説家になろう」のホラージャンル約11,000作品から厳選した『首をはねられた君とすり潰された僕』『鬼ごっこ』ほか、書き下ろしを加えた計7作品を収録。様々な廃墟にまつわるホラー短篇集の決定版!
秋葉原FMの人気パーソナリティの西園寺沙也加が殺された。彼女に最後に会ったのは、ラジオディレクターで沙也加の恋人でもある矢嶋直弥だった。死体の首には、矢嶋が沙也加から貰ったものと同じネクタイが巻かれており、警察は矢嶋を疑う。矢嶋は否定するも、泥酔して記憶がない。さらに殺害トリックを暴けない警察からは「お前が作った密室現場の謎を解け!」と迫られ…。
【文学/日本文学小説】サッカー22チームの22人のファンたちは、それぞれの思いを抱いて2部リーグ最終試合の「その日」に向かう。職場の人間関係に悩む会社員、別々のチームを応援することになった家族、十数年ぶりに再会した祖母と孫など普通の人々のかけがえのない喜びを、サッカーを通して鮮やかに描き出す連作短編集。
【文学/日本文学小説】実力派ファンタジー作家の人気シリーズが、朝日文庫から装い新たに始動! ニつの大国が争う中、若き隊長・シャリース率いる傭兵集団アード=ケナード隊は、まれなる戦闘力と統率力で一目おかれている。シャリースは砦攻めの最中、ある人物からの密命を帯びていた。書き下ろし新作。
男爵の血筋で居候の六郎太は鹿児島で、かつて出奔した先のシンガポールで出会った重助と12年ぶりに再会。聞けば仏印ラオスに“金の河”と呼ばれる無尽蔵の砂金が出る渓谷があるという。西郷隆盛の「御落胤」も登場、二人が画策した一攫千金作戦の行方は?幻のユーモア小説。
「北の国から 2002遺言」から十余年。主人公の黒板五郎はいまも麓郷の石の家に暮らしている。そこに東京の新聞社からワケありの様子の記者がやってきて、五郎に近況と、純や蛍のその後の様子をたずねるのだった。そして初めて明かされる、「北の国から」サイドストーリー。 「北の国から 2002遺言」から十余年。主人公の黒板五郎はいまも麓郷の石の家に暮らしている。 そこに東京の新聞社からワケありの様子の記者がやってきて、五郎に近況と、純や蛍のその後の様子をたずねるのだった。そして初めて明かされる、「北の国から」サイドストーリー。 第1夜 夢のなかで令子に逢ったンだ 第5夜 オイランちは本来、士族の出だ。なめるンでない 第9夜 ところが中畑の中ちゃん、裏山でクマに遭っちまった 第12夜 あんた幽霊を信じるかい? いるよ。見たさ何度も。そこら中よ 第16夜 東京って聞いて何が閃いたと思う。浅丘ルリ子よ! 第18夜 今もこゞみは、へそ歓楽街で居酒屋やってる 第20夜 金がなけりゃァ工夫して生きるのさ。8ツ蛍はでやっとった 第23夜 闇鍋会。まア麓郷のフリーメーソンみたいなもンだ 第24夜 「父サン、ボク宮様ニ見染メラレタ様デス」 第25夜 富良野にゃ角道はないが、農道ってもンがある! 第27夜 オラ胸がつまってさ。涙がいきなり前へ飛び出した 第28夜 あんた、本読まんで自然に学びなさい 第31夜 あいつ、本当は私も来たかったって云うンだ。オイラも、お前にいて欲しかった
実母の女優人生を愛惜を込めて描いた力作 時は大正二年ーー当時まだ珍しかった聚楽館の養成所女優となるも、周囲からは色眼鏡で見られ、鳴かず飛ばずの日々が続いていた横田シナ(後の女優・三笠万里子)。 だが、作家・佐藤紅禄との運命的出会いによって、シナの運命は大きく舵を切っていく。 草創期の関西新劇界を舞台に、紅禄との恋愛や葛藤、修羅場の中を生き抜いたシナの激動の生涯を、実の娘である著者が愛情豊かに描いた感動作。
乾いた筆致で描くある主婦の“孤独と倦怠” 異国に暮らす由梨は、夫と自分双方の浮気相手が集うホームパーティーに参加する気になれず、ひとりで外出してしまう。 遊園地の民芸館で知り合ったアメリカ男に誘われ、海辺のドライブについて行き、そこで男は、赤いネオンが点滅している宿「三匹の蟹」へ行こうと誘うのだった。 果てしない存在の孤独感、そして愛の倦怠が引き起こす生の崩壊を乾いた筆致で描き出した「三匹の蟹」は第59回芥川賞を受賞。「三匹の蟹」以前に執筆された日本人女性留学者の青春への決別を描いた連作「構図のない絵」、「虹と浮橋」も併録。
一神教のモノカミ教団が支配する世界から、幻の国アマノンに布教のため派遣された宣教師団。バリアの突破に成功した唯一の宣教師Pを待っていた「アマノン国」は、一切の思想や観念を受け容れず、実益のみが意味をもつ実質主義の国だった。男は排除され、生殖は人工受精によって計画的に行われるアマノン国に「男」と「女」を復活させるべく、Pは「オッス革命」に乗り出す。究極の「性」と「宗教」と「革命」のSF大冒険大作であり、第15回泉鏡花賞受賞作。
あなたは絶対に騙される!! どんでん返しの真骨頂! 顔を変えるのは罪ですか? 渾身の医療サスペンス最新版! 美を創り出す芸術家のように、依頼者の顔を変える天才美容外科医・柊貴之。 金さえ積めばどんな要望にも応える彼のもとに、奇妙な依頼が舞い込む。 いまの妻の顔を前妻の顔に変えろ、ある男を別人にしてほしいなど。 さらに、整形美女連続殺人事件の謎が……。 予測不能の一気読み医療サスペンス×ミステリー! 『崩れる脳を抱きしめて』で本屋大賞ノミネート!! 今いちばん勢いに乗るミステリー作家が贈る自信作。 あなたも顔を変えますか? (『改貌屋 天才美容外科医 柊貴之の事件カルテ』を改題・改稿) 【目次】 ●プロローグ ●第一章 芸術を刻む外科医 幕間 ●第二章 仁義なきオペ 幕間 ●第三章 虚像の破壊 幕間 ●第四章 二枚のペルソナ ●エピローグ
深夜、電話の音でアリスンは目が覚めた。それは伯父フェリックスの急死を知らせる内線電話だった。死因は心臓発作とされたが、翌朝訪れた陸軍情報部の大佐は、伯父が軍のために戦地用暗号を開発していたと言う。その後、人里離れた山中のコテージで一人暮しを始めたアリスンの周囲で次々に怪しい出来事が…。暗号の謎とサスペンスが融合したマクロイ円熟期の傑作。
日枝山王大学の民俗学研究室に所属する橘樹雅は、研究テーマ「出雲」についての見識のなさを担当教官・御子神伶二に指摘され、現地に旅立つ。出雲国四大神とは何なのか、伊弉冉尊を偲ぶ「神在祭」とは?雅が向かう黄泉比良坂では、髪を切られ、左眼に簪を突き立てられた巫女の遺体が発見される。知られざる歴史の真実を描く新シリーズ!
2017年に発表された本格ミステリの短編と評論から、本格ミステリのプロフェッショナルが選びぬいたベスト作品集!--今読むべき、最先端の本格ミステリがこの一冊に! 本格ミステリ作家クラブが選んだ2017年のベスト本格ミステリ短編&評論のすべて! 小説◎ 夜半のちぎり 岡崎琢磨 透明人間は密室に潜む 阿津川辰海 顔のない死体はなぜ顔がないのか 大山誠一郎 首無館の殺人 白井智之 袋小路の猫探偵 松尾由美 葬式がえり 法月綸太郎 カープレッドよりも真っ赤な嘘 東川篤哉 使い勝手のいい女 水生大海 山麓オーベルジュ『ゆきどけ』 西尾維新 ヌシの大蛇は聞いていた 城平京 評論◎ 吠えた犬の問題 有栖川有栖
痛くて、熱い、「あの時代」青春小説 あの日、燃え上がった青春の火は、これからも きっとずっと消えない。 --秦 基博さん こんな過去はなかったはずなのに懐かしい。 「青春」ってきっとこうだったのだ。 ーー西 加奈子さん 痛みも無力も知ってしまった今、進むしかない。 愛と勇気を分けるためさ、進め、進め。 ーー永作博美さん いつまでたっても、自分に何かを問いかけてくる。 それが、故郷・広島。--湯崎英彦・広島県知事 そうか、あれが青春の正体だったんだ。 痛くて熱い、「あの時代」青春小説の誕生! 80年代後半、広島市民球場が、デビューしたばかりのユニコーンが、確かに息づいていたあの日。 ひとりの転校生が、美少女に心を射抜かれた瞬間、それは始まった。 賑やかで、残酷で、なす術もなく熱病に浮かされたようになりながら、それでも全力で立ち向かうしかなかったあの日々がーー。