2019年6月21日発売
つねにベストは更新される。 最新WWシリーズ始動! カタナを帯びた金髪碧眼の戦士、デミアン。 記録上は存在しない特殊兵器。 楽器職人としてドイツに暮らすグアトの元に金髪で碧眼、長身の男が訪れた。日本の古いカタナを背負い、デミアンと名乗る彼は、グアトに「ロイディ」というロボットを探していると語った。 彼は軍事用に開発された特殊ウォーカロンで、プロジェクトが頓挫した際、廃棄を免れて逃走。ドイツ情報局によって追われる存在だった。知性を持った兵器・デミアンは、何を求めるのか?
警視庁捜査一課の百成完は、確定死刑囚を収監した陸の孤島、脳科学医療刑務所を訪れた。そこにはホテルのスイートルームのような独房が一つだけあり、快適に過ごす囚人がいた。未解決事件を次々に解決し「闇探偵」と呼ばれる月澤凌士その人だ。百成は月澤に団地の二階の天井から聞こえてくる奇妙な声の謎を解いてほしいと依頼する。それは連鎖する怪奇事件の序章だった。
「あんたの秘密。聞かせてくれたら、金はいらない」屋台の料理店「ほたる食堂」。風の吹くまま気の向くまま、居場所を持たずに営業するこの店では、子供は原則無料。ただし条件がひとつ。それは誰も知らないあなたの秘密を教えること……。闇夜にまぎれるように佇む路地裏の食堂を舞台に、足りない何かを満たしてくれる優しい物語。
<2020年1月アニメ放送開始!> <本格ミステリ大賞受賞作シリーズ!> <シリーズ累計300万部突破!> 【放送情報】 テレビ朝日 1月11日より毎週土曜25:30〜 MBS 1月11日より毎週土曜26:38〜 BS日テレ 1月14日より毎週火曜24:00〜 dアニメストア、GYAO!ほかにて配信! 【CAST】 岩永琴子:鬼頭明里 桜川九郎:宮野真守 弓原紗季:福圓美里 七瀬かりん:上坂すみれ 寺田刑事:浜田賢二 桜川六花:佐古真弓 【STAFF】 原作:城平 京(講談社タイガ刊) 漫画:片瀬茶柴(講談社『少年マガジンR』連載) 監督:後藤圭二 シリーズ構成:高木 登 キャラクターデザイン・総作画監督:本多孝敏 アニメーション制作:ブレインズ・ベース 制作:NAS 【MUSIC】 オープニング:「モノノケ・イン・ザ・フィクション」嘘とカメレオン エンディング:「LAST DANCE」宮野真守 私たちは概ね嘘で出来ているのですけれど、理(ことわり)だけは通しているのです。お読みになればお解になれます。 ーー京極夏彦、歓喜! 全てが嘘なのに面白い。怪異【不合理】を虚構【不真実】でねじ伏せる、定石破りの屁理屈推理バトル! 井上真偽、驚嘆ーー! 「二十三年前、私は妖狐と取引し、妻を殺してもらったのだよ」 妖怪と人間の調停役として怪異事件を解決してきた岩永琴子は、大富豪の老人に告白される。彼の依頼は親族に自身が殺人犯であると認めさせること。だが妖狐の力を借りた老人にはアリバイが! 琴子はいかにして、妖怪の存在を伏せたまま、富豪一族に嘘の真実を推理させるのか!? 虚実が反転する衝撃ミステリ最新長編! 【虚構推理シリーズ】 『虚構推理』 『虚構推理短編集 岩永琴子の出現』 『虚構推理 スリーピング・マーダー』
嵐の直撃を受けたマーキス島には農作物や建物、人的な被害の爪痕が深く残った。その災害復興に必要な労働力確保のため、ロデリック王は遊馬の進言を受け入れ、囚人たちの更正に取り組むよう宰相のフランシスに指示する。国を復興させるために学び、働き、良き心を一欠片でも持っていることを示した者は、たとえ罪人であっても再び国民のひとりとみなそうとロデリック王。さらに遊馬は、災害復興にかかる資金を集めるため、マーキス島の「観光資源」を発掘し有効に使うべきと進言し、例えば伝説の王子が閉じ込められていた地下牢も、異国から見物客が集まる良い「観光スポット」になると提案したところ、ロデリック王もフランシスもそれを妙案だと受け入れ、「観光地図」の作成をクリストファーと遊馬に命じる。マーキス島に来て初めての休日をもらった遊馬は、魔術師ジャヴィードに会いに行くのだが、そこで「南からの風の備えよ」とロデリック王に伝えるよう言われて・・・!? 大人気!法医学者が描くタイムスリップ法医学ミステリー第8弾!
思わぬ急病で教員採用試験を受けられなかった碧。就職活動をはじめて3カ月、縁あって私立女子高から内定をもらうことができた。 教師だった亡き母に、同じ道を歩むことを報告し、立派な教師になることを誓う。 その後、碧は「ゆきうさぎ」のアルバイトに復帰、恋人で店主・大樹との穏やかな日々が戻ってくる。 鎌倉への紅葉狩り、誕生日プレゼントの交換、ほんわかとした幸せに包まれていたある日ーー。 老舗旅館の女将で大樹の祖母・葉月が訪ねてくる。ふたりが交際していることを知った葉月は、碧の出勤日にあわせて来店。 「翡翠ナス」をリクエストするけれど、厳格なたたずまいの葉月に碧はすっかり萎縮してしまい……!? 小料理屋舞台のハートウォーミングストーリー、第8巻!
雪媛が貴妃となって皇宮に入って半年、皇帝となった碧成は体調を崩しがちになっていた。 実は雪媛が、自然な病死を装って碧成を殺すために、毎日微量の毒を碧成に盛り続けているのだが、 雪媛が煎じた薬を飲むと碧成の体調は一時的に上向くので、雪媛の神女としての名声はさらに高まっていた。 雪媛は碧成に憐れみの目を向けながらも、いずれ奪う命を着々と刻んでいた。 碧成はますます雪媛に依存していき、碧成が寝込んでいる間は雪媛が上奏文の処理を任されるようになる。 そんな雪媛の傍らには、常に青嘉が控えていた。 しかし、碧成の娘を産み、後宮の女達を掌握していた寵姫・独芙蓉の影響力はまだ衰えていなかった。 それでも碧成の寵愛は確実に雪媛に傾いており、後宮は動揺し始めていた。 いまだ碧成には息子がいないため、なんとしてでも雪媛より先に皇子を産みたいと願う芙蓉の元には、 雪媛を憎々しく思っている古参の臣下達も集まり、朝廷の大半を味方につけており…? 大好評中華風惡女絵巻、第弐弾!
あやかし達が訪れる温泉郷が舞台の、ちょっと不思議な異類婚姻譚! 箱根で温泉を満喫していた凛子。ところが狗神・京之介の窮地に、凛子の力が必要だといわれ、またしても不思議な温泉郷に連れてこられてしまった。以前知らないうちに結んでしまった京之介と婚姻関係も、こちらの世界では継続している模様。凛子は離縁に必要な手切れ金を貯めるために再び下働きを始めたが、京之介の過去について気になることがあった。いつも布が巻かれている彼の首にあるのはもしかして…? たまたまこの世界に迷い込んでしまった子供・翔太を元の世界に帰すために奔走する凛子は、こっそり自分も一緒に戻ろうと思う一方、京之介と別れることに抵抗を感じ始めてーー。
埼玉県行田市にある老舗足袋業者「こはぜ屋」。日々、資金繰りに頭を抱える四代目社長の宮沢紘一は、会社存続のためにある新規事業を思い立つ。それは、伝統の技術を駆使したランニングシューズの開発だった。世界的スポーツブランドとの熾烈な競争、素材探し、開発力不足…数々の難問が立ちはだかるなか、従業員20名の地方零細企業が、一世一代の勝負に打って出る。ドラマ化もされた超話題作、ついに文庫化!
戦争は、人々の人生をどのように変えてしまったのか。帰るべき家を失くした帰還兵。ニューギニアで高射砲の修理にあたる職工。戦後できた遊園地で働く、父が戦死し、その後母が再婚した息子…。戦争に巻き込まれた市井の人々により語られる戦中、そして戦後。時代が移り変わっても、風化させずに語り継ぐべき反戦のこころ。戦争文学を次の世代へつなぐ記念碑的小説集。第43回大佛次郎賞受賞作。
1954年、大分の小鹿田を訪れたイギリス人陶芸家バーナード・リーチと出会った高市は、亡父・亀乃介がかつて彼に師事していたと知る。-時は遡り1909年、芸術に憧れる亀乃介は、日本の美を学ぼうと来日した青年リーチの助手になる。柳宗悦、濱田庄司ら若き芸術家と熱い友情を交わし、才能を開花させるリーチ。東洋と西洋の架け橋となったその生涯を、陶工父子の視点から描く感動のアート小説。
「お前は記録世界の住人だ」本好きで内気な男子高校生、直実は、現れた「未来の自分」ナオミから衝撃の事実を知らされる。世界の記録に刻まれていたのは未来の恋人・瑠璃の存在と、彼女が事故死する運命だった。悲劇の記録を書き換えるため、協力する二人。しかし、未来を変える代償は小さくなかった。世界が転回する衝撃。初めての感動があなたを襲う。新時代の到来を告げる青春恋愛SF小説。
“ガンの巣”と噂される高級老人ホーム「メゾンメトセラ」。その噂を幼馴染みの千足から聞き、フリーライターの小暮アキは興味を抱く。がんの最新研究をしている併設の病院でアルバイトを始めた千足が不慮の死を遂げた。特殊なウイルスに感染したためだというがー。そこには人類の未来を左右する重大な秘密が隠されていた。人はどこまで倫理を踏み越えられるのか。怒涛のサイエンス・ミステリー!
「眠狂四郎殿、とお見受けいたす」-佐渡の金銀山の不正を探っていた隠密が次々と姿を消した。真相究明に乗り出した狂四郎に襲いかかる刺客。少林寺拳法の使い手・陳孫らの助けを借りて罠をかいくぐりつつ、見えてきたのは加賀の豪商・銭屋五兵衛らによる恐るべき陰謀だった!大奥の秘事や柳生との御前試合など、アップテンポに押し寄せる興奮。原点にして至高、これぞ昭和エンタメの斬れ味。
加賀の豪商・銭屋五兵衛の陰謀を阻止すべく、北陸路へと踏み入る狂四郎。入国を阻止せんと加賀の剣士が挑みかかる。若き千葉周作との邂逅を経て、忍法五派との技競べと、戦いは続く。やがて争いは狂四郎、五兵衛、謎の忍者「影」の三つ巴の様相を呈する。能登沖に沈む佐渡船の砂金を得るのは!?長い旅に終止符を打つべく、地摺り下段の無想正宗が音もなく弧を描くー。圧巻の展開、色褪せぬ傑作。
宮戸屋で食あたりが出たってよ!そりゃ大変だ、さすがの老舗もおしまいか?ところであそこの長男は、まだ相談屋だか将棋会所だかをやってるのかい?そっちは繁盛してる?しかし、二十歳で独立して、順風満帆とはいかないだろうー。型破りな生き方を通してきた信吾に、今回ばかりは「そりゃないよ」と言いたくなるピンチが。斬新な設定で話題の青春時代小説シリーズ、目が離せぬ第三巻。
2018年発行の文芸誌に発表された200余の歴史・時代小説の短編から、これぞ傑作の太鼓判を押す11編を収録。大食い競いの顛末から徳川初期の時代性を映し出す吉川永青「一生の食」に始まり、幕末の世を舞台に武家の妻女の切ない恋を描く諸田玲子「太鼓橋雪景色」まで、一気に読ませる。名手たちが濃やかにつづる、情や志が胸を打つ、年度版アンソロジー。コレクションとしても最適なオリジナル文庫。
呪いで巨大な白猫の姿に変えられてしまった猫ザムライ・宗太郎。いつか人の姿に戻るべく、江戸の町で善行に励んでいる。ある冬の日、銭湯で旗本の父にばったり遭遇する。「桜吹雪の銀の字」と称し遊び人に化けた父と久々に話し、親心に感動する宗太郎だが、二人して泥棒騒ぎに巻き込まれる。不可解な騒動には、なにやら裏がありそうで…!?破天荒な父の登場で絶好調の時代小説シリーズ第六弾!
評判の画家に描かせた肖像画が届いた直後、大企業の社長が自殺した。社長室のある八階から飛び下りたのだ。疑惑の肖像画を見たクロロックは、かすかに漂う怪しい匂いをかぎつけた。しかも現場に来た刑事によると、この画家が描いた人間は次々と亡くなっているといいー!?正義の吸血鬼父娘が、事件に潜む闇を斬る!!表題作のほか『吸血鬼とお茶を』『鏡を愛した吸血鬼』の2編を収録。