2020年11月4日発売
司法修習を終えたばかりの新米弁護士、杉浦小麦。彼女にとっての初めての刑事裁判は、1日で公判が終わるような仲間内で起きた傷害事件。被告人との接見を終えて拘置所を出た小麦は、大勢のマスコミに囲まれてしまう。「あなたは殺人犯のアリバイ作りに協力しているんですか!?」えっ!なに?どういうこと!?敵は、法律を知り尽くした悪党と司法の穴。それでも私は、私の正義のために闘う。
出版社インターンの山本あかねは、現在バレー界を席巻する妖怪世代の特集記事の企画をあたためていた。 一人で取材ができるか不安を抱える中、スポーツライターの柄長から「音駒出身なら、いい人がいるじゃない?」とアドバイスを受けてーー!? 今回も恒例のリーバシーブルカバー付でお届け!!
昭和の文豪がスカウトした平成の新人作家たちー。平成元年の第101回から第113回までの芥川賞候補作のなかから、「いま読んでも面白い作品」全9篇を厳選。人気作家の初期作品、これまで書籍化されたことのない作品など、知られざる傑作を掲載。
精霊が棲まう世界で、剣や魔法、気術を競い合うソルミナティ学園。ノゾムは実力主義のこの学園で、「能力抑制」-力がまったく向上しないアビリティを授かってしまった。その上、身に覚えのない中傷の噂によって幼馴染みや恋人も失い、周囲から蔑まれるようになってしまう。それでもノゾムは、血の滲む努力を続け、体を苛め抜いてきた。なにも考えないですむように、逃げるように、ただひたすら体を鍛え続けてきた。しかし能力は一向に上がる気配がなく、希望が見えない毎日に心身ともに疲れきっていたある日。ノゾムは、深い森の中で巨大な龍に遭遇する。絶対絶命の時、見えたのは体に巻きついた鎖。それをめいっぱい引きちぎったとき、今まで鬱積していた力のすべてが解放されて…!?足りないのは、自信か、力か。-これは心の歩みを止めた少年が、もがきながら、立ち上がる物語。
ここは、人の欲を煮詰めた、絢爛豪華な毒の鍋。役立たずのお飾り龍妃。彼女には秘密の夜の役目があった!硝子町玻璃が描く、中華後宮ファンタジー。