2020年12月17日発売
末世を解決した俺達が向かう次の舞台は久しぶりの英国、中世の記録の中だ!誰がアーサー王を襲名するか争ってるところに、毎度ー!俺達でえす!騒ぎを派手にしに来ました!…点蔵、メアリ、お前らの出番だ!持ち味出して行こうぜ皆!さあ、俺が英国にデカい顔するには、どうしたらいいんだ?ふたたび始まったホライゾンと俺達の物語、これまで付き合ってくれた皆、これから付き合ってみようって皆、そしてまたやり直そうかって皆、一緒に行こうぜ!
破滅フラグ回避のため、あらゆる駒を進めてきたエセリアだったが…筋書通りに事が進むどころか、予想を超えて大暴走をはじめる勘違い王子と脳内お花畑ヒロイン。もはや誰も彼もが溜め息しか出ない状況下で、周囲の怒りは爆発寸前!?!?そんな中、ついに2人に制裁を加える日がやってきた!「みなさま、自爆披露会へようこそ」悪役令嬢渾身の裁きが今はじまるー!暴走悪役令嬢の勘違い王子粉砕ラブ(?)コメディ、最終巻!
この大陸の在り方にまつわる秘匿された真実を、ファルサス王から知らされた雫とエリク。その情報の中から日本帰還への糸口を見いだした二人は、再び旅に出ようとしていた。 だがその時、突如現れた使者に雫は選択を突きつけられる。招かれた先はかねてよりきな臭い噂が絶えなかった大国キスク。彼女に求められた役割は、残忍で知られる王妹オルティアの遊び相手だという。 「それで? お前は何ができる? 自らの口で述べてみよ」 成り行きから雫は、流行り病とされる言語障害の対処法を確立するという大役を負うことに。失敗すれば待つのは無残なる死。旅の庇護者であったエリクのいない中、雫は一人手探りで解決策を探す。 そして孤独の姫オルティアとの対峙を重ねるうちに彼女の心根を知り、二人の間柄にも変化が生まれていくのだが……。
物語は「女性エイト」編集部に入ってきたニュースで幕を開ける。週刊誌編集者が事件を追う令和2年とお嬢様女子大生がパパ活に翻弄される平成30年。新型コロナから芸能スキャンダル、御代替わりまで激動の“いま”を舞台に事件は思わぬ展開へー。
怒りっぽく皮肉屋、しかし唖然とするほど正直で、たまに驚くほどあたたかいー。そんなオリーヴ・キタリッジと、小さな港町クロズビーの人々の日々を描く。父を亡くした少女がその事実と折り合いをつけようとする「清掃」、遺産相続の手続きのため帰郷した女性と、年配の弁護士が互いにひそやかな慰めを見出す「救われる」、夫婦の日々の浮き沈みを繊細に描いた「ペディキュア」など、13篇を収録。ピュリッツァー賞を受賞した『オリーヴ・キタリッジの生活』、11年ぶりの続篇にあたる連作短篇集。
“氷と炎の歌”で描かれる世界の300年前、東方のヴァリリアよりドラゴンを従えてウェスタロスの地を踏み、“炎と血”で七王国を支配したターガリエン家の治世を綴った一大年代記。日本版は原書Fire&Bloodを二分冊して2カ月連続刊行する。前半部の第1巻では、七王国を統一した“征服王”エイゴン一世から、“残酷王”メイゴル一世、そして、ウェスタロスに長い平和と繁栄をもたらした“調停王”ジェヘアリーズ一世の治世を描く。
元外交官の妻として裕福な生活を送る殷殷は、フィットネスジムのインストラクター、パンに惹かれていく。少数民族の出身で、眉目秀麗な彼ーパンの、色白の肌の下に潜んだしなやかな筋肉に直接触れたいという欲望を、殷殷は抑えきれないでいた。そしてある夜、パンを別荘に招いた殷殷は、彼に眠り薬を盛るのだった…川端康成『眠れる美女』を裏返した、年下男性との官能の世界。台湾女性作家が描く禁断の愛。
誰かを好きになった時だけだよ、体の中の心の位置を掴めるのは(「Who are you.」)。過去最大に炎上している地獄のようなリプライ欄。キリはスマホを伏せて、サイとのキスをまた思い返す(「Pandemic.」)。緊急事態宣言が発令されて、2週間が経った(「Confusion.」)。女って、なんなんだ。すぐに愛が欲しいと叫び出す究極のエゴイスト(「BREAK!」)。これは恋なのか。それとも執着なのだろうか。まだ傷つき足りないのだろうか。それとも傷つきすぎて、このままでは後に引けないのだろうか(「Hurt Me More.」)-マスクをおろして、キスをする。コロナ禍、猛スピードで変わる世界。最新恋愛小説。
明石家の主、新平は散歩が趣味の健啖家。妻は、散歩先での夫の浮気をしつこく疑っている。長男は高校中退後、ずっと引きこもり。次男はしっかり者の、自称・長女。末っ子は事業に失敗して借金まみれ。…いろいろあるけど、「家族」である日々は続いてゆく。飄々としたユーモアと温かさがじんわりと胸に沁みる、現代家族小説の白眉。
「その日の朝、由香の耳は透明になった。」音楽とダンスをこよなく愛する17歳の少女は、ある日突然、「音」を奪われた。絶望、葛藤、そして希望…彼女が聞こえと引き換えに手に入れたものとはー。音と映像のプロフェッショナルが描いた「音のない世界」。リアルな描写と、けれんのない筆致で紡がれた、切なくも暖かい物語。