2020年3月発売
『魔女の宅急便』は、なぜこれほど愛されるのか?『ルドルフとイッパイアッテナ』の著者が、作家の視点でその秘密を解き明かす!角野栄子×斉藤洋豪華対談掲載。
破滅イベントまで残すところあと5年となったアストリッド。これまで様々な武器を開発してきた彼女は、魔女の教えを受けて新たな力を求める。それは神獣の使い魔。しかし、そのためには炎竜をも上回る力を持つ神獣を下して契約を結ばなければならない。まあ、我が120ミリライフル砲の敵じゃないけどね。そして敵といえば、将来戦うことになる帝国の戦力を知ることも必要だ。というわけでフリードリヒ、帝国軍の演習を見学させてよ!
夏休みということで隣国にあるホーネストの街を訪れていたノルは、街にかけられていた過去の英雄による呪いを退け、襲い来る魔物たちから街を守り切った。王との謁見を経て、故郷に戻ったノルは、英雄学校通いや隠しダンジョン探索を再開する。そしてノルは、ひとつの決意をした。それは、無限の迷宮で師匠オリヴィアを捕らえている死鎖呪を壊し、彼女を呪われた鎖から解放することでー。コミカライズも大好評の人気ファンタジー第五弾!
ウェールズの建築史家のアウステルリッツは、帝国主義の遺物の駅舎、裁判所、要塞都市、病院、監獄を見て回り、語り手の“私”に向かって驚くべき博識を開陳し、暴力と権力の歴史を語る。
英特殊部隊がとらえた、ハッカー“フォックス”。米国家安全保障局に侵入したのは、まだ高校生だった。ウェストンは、ある取引を大統領に持ちかける。-敵対する国のシステムに痕跡も残さず侵入し、秘密工作を行わせ、その情報はすべて提供する「トロイ作戦」。“フォックス”を使い、ウェストンの暗躍が始まる!新しい時代の国際戦争を描く、震撼の謀略サスペンス!
歴史と宗教のあしもとで。「怪力乱神を語らぬ」儒教の国にあって、怪異はなぜ、いかにして志されるようになったのか。『今昔物語集』等にも影響を与えた古代中国の「志怪」について、史書の伝統や仏教伝来との関係を軸に、社会的文脈から生成過程、文体まで、初めてトータルに捉え、中国人の精神のかたちを逆照射する。
選ばれし者だけが集まる、国内唯一の国立美術大学・東京美術大学油画科。スパルタで知られる森本ゼミに属する望音・詩乃・太郎・和美の4人は、画家としての「才能」や自身の将来に不安を感じながらも、切磋琢磨していた。そんなとき、ゼミに伝わる過去のアトリエ放火事件の噂を聞きー。不条理で残酷な「芸術」の世界に翻弄されながらも懸命にキャンバスに向かう、美大生のリアルを描いた青春小説。
あの“熱い季節”を駆け抜ける若者たちの焦燥、憤怒、挫折…ボクシングの世界を背景に男女の愛憎と、青春の葛藤を熱く活写。ボクシングライター45年という異色作家、渾身の私小説。3編!
大正六年、帝都では「鎌鼬事件」と呼ばれる奇妙な殺人・強盗事件が相次いだ。その真相を探るべく相談を受けた〓閃は、手がかりを掴むために向かった上野の貧民街で一人の老婆に遭遇し…。浅草・銀座・上野などを舞台に奔走する、相談士たちの人情活劇。
「あんたはもういらなーい」と勇者パーティーを追い出されたノンは、呪文を唱えず傷を治す特殊スキル『高速の癒やし手』を使い、片田舎で治療院を始めることに。村人を助け感謝されながら、悠々自適のスローライフを満喫するぞ!と意気込むも、謎の少女の登場で、新生活は意外な展開へ…。ノンのささやかな夢の行方は?若き院長の田舎開業奮闘記!第4回カクヨムWeb小説コンテスト異世界ファンタジー部門“特別賞”受賞作。
永き封印より偶然目覚めた吸血鬼の始祖アルクラド。記憶をなくしていた彼は自分と世界を知るため旅に出ることに。駆け出し冒険者のライカ&ロザリーと出会い、依頼をこなしていくのだが…1度の依頼で昇級し、数ランク上の魔物を軽々倒したり、町の屋台を食べ尽くしたり、自由気ままな冒険を満喫していく!無敵な吸血鬼の放浪記、ここに開幕!
迷宮都市エレムを抜け出したルークは南の山脈の先にあるアルムスト王国を目指すことに。そして港町ルダを経て山脈越えに挑んだ彼は、山頂で『エラルディンの扉』なる黒く汚れた岩を発見する。しかたなく“浄化”をかけたルークだったが目の前に出現したのは未知への階段だった!?回復能力に特化しないヒーラーの異世界のんびり旅、クラン編開幕!
不慮の死を遂げた山本和也は神を名乗る男によって転生し、第二の人生を送ることに。神が与えた能力は描いたものを実体化できる召喚術“万物具現化”と最高のステータスだった!能力を極めたいと考えた和也は思う存分お絵かきをしながら各地を巡り、様々な人々の困りごとを解決、交流を深めていく。のんびりお絵かき召喚ファンタジー開幕!
勇者と魔王が転生のたびに生存と権力を賭けて争う“勇魔大戦”。4度目の大戦も勇者が魔王を倒した…のは表向きの事実。魔王討伐を果たした真の英雄は、依頼があればどんな敵でも殲滅する影の代行人トゥエイトだった。トゥエイトは語られぬ英雄として、大戦後は平穏な生活を送ることを望む。しかし、魔王を打倒しただけで世界に平和が訪れるわけではない。いまだ荒れる世界でトゥエイトは日常を守るために再び闇を狩る!
今、結寿は岐路に立たされていた。墓参するたび、亡き夫に相談事をもちかけている。自分と幼い娘の行く末についての相談である。「いかにすべきか、どうぞ、どうぞ道をお示しください」もとより波風はしょっちゅうだった。これまでも人並みの浮き沈みは経験してきたが、夫の死という過酷な現実は結寿を苦悶の淵へ突き落とした。(「幕間」より)。麻布狸穴町に出戻った結寿。押し込み騒動や辻斬り、子攫い…界隈で起こる事件の謎と罪に苦しむ人々の心を解きほぐすうちに、結寿自身の心にも変化の時が訪れてー。
1888年ロンドン。『緋色の研究』を発表したばかりの若き医師コナン・ドイルは、前首相から、巷を賑わす連続殺人事件を、シャーロック・ホームズの推理法を用いて解決に導いてほしいと依頼された。ドイルは、ホームズのモデルでもある恩師ベル博士と、現場の下町に詳しい男装の女流作家マーガレット・ハークネスの協力を得て、のちに切り裂きジャックと呼ばれる殺人鬼との知恵比べに挑む。貧しい労働者階級の街イーストエンドで三人が見いだす恐るべき真相とは?長年軍医を務めた著者のデビューを飾る痛快冒険推理。
ノース・カロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアは湿地の小屋でたったひとり生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼女のもとを去ってゆく。以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと思いをはせて静かに暮らしていた。しかしあるとき、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく…みずみずしい自然に抱かれて生きる少女の成長と不審死事件が絡み合い、思いもよらぬ結末へと物語が動き出す。全米500万部突破、感動と驚愕のベストセラー。