2020年3月12日発売
魔導国の馬車が王国の貴族に襲われた。 偶然か?謀略か? いかなる理由であれ、王国が魔導国と正面を切って戦うことを選んだと 判断したナザリックは王国に宣戦布告。 カッツェ平野での大虐殺で未だ混迷を極める王国のさらなる窮地に 王子ザナックが、蒼の薔薇が、ブレインが、 背水の陣を承知で立ち上がる。 容赦なく遂行される殲滅作戦。 勝ち目のない戦いを強いられた王国に崩壊の足音が迫る。
岸本佐知子、歓喜! 「これは、私がずっとずっと読みたいと思っていた、最強最高の女子バディ物語」 親友の名前はトランジで、私はピエタ。 人類最後の「名探偵と助手」だ。 芥川賞受賞第一作『おはなしして子ちゃん』に収録された衝撃作「ピエタとトランジ」が、長篇になって帰ってきた! 天才的な頭脳を持つ女子高生探偵トランジと、彼女の才能に惚れ込み助手に名乗り出たピエタ。トランジは事件を誘発させる体質で、次から次に周囲で人が死んでいく。 あるとき、トランジに秘められた恐るべき事実が明らかになり、人類は滅亡に向かうーー!? 芥川賞作家が送るスリル×サスペンス×友情の、超弩級ガールズ・エンターテイメント!
古き良き時代の家族を描く庄野潤三の世界 神奈川県生田の高台にある「山の上の家」を舞台に、庄野家の穏やかな日常を描く日記文学的な長編小説。 幼稚園に通う孫(次男の娘)・フーちゃんの成長を中心にしながら、「山の下」に暮らす長男と次男の家族、そして足柄に住む長女の家族との濃厚な交わりを丹念に描く。 三世代が集う大家族の賑々しさ、季節の風物を届けてくれるご近所さんとの交流など、「古き良き時代」を感じさせてくれる佳作。 『エイヴォン記』に続く「フーちゃん三部作」の第2弾。
七月革命後の混迷のパリを舞台に物語は核心部へ。コゼットとの愛を育みつつ反政府秘密結社員として活動を続けるマリユス、彼を慕うエポニーヌ、浮浪児ガヴローシュ……。(全5巻)