2020年4月8日発売
「安心して我に任せよ」 新しく作られた“五ノ村”では、責任者に任命された母狐・ヨウコが獅子奮迅の大活躍。 “五ノ村”の環境を迅速に整えつつ、 予想外に大勢集まった移住希望者をなんとか捌いていく。 そんな中、やってきたのは無礼なエルフの一団。 彼らの要望が“五ノ村”を事件に巻き込むことに……!
現代から時を遡り、戦国時代の商家に転生した「俺」--熱田商人・大山源吉。 織田信長とともに、天下の道を駆け上ると決意した源吉は、知識チートを武器に考案した織田舞蘭度の創設や、一夜城伝説にならった奇策で織田の美濃取りに寄与したことで、今や信長のブレーンの座を得た……というよりは、今日も便利にこき使われている。 信長からもたらされた次なる難題は、足利将軍家から使者の接待。その使者はなんと、史実では信長を弑する運命にある明智光秀でー!? 信長と光秀の接触に肝を冷やしつつも、周到に機を読み、また時に大胆に大博打を張る。源吉が関わることで、歴史の潮目が変わり、かすかなほころびが垣間見え始めるーー 銭の論理で戦国の世を勝ち進む、縁の下の英雄譚。 本能寺ファイヤールートを回避し、信長とともに天下を取る夢はかなうのか?
新卒で就職した会社がブラック企業だったため、すぐに退職。その後、就職難にあえでいた朽木竜胆は、ネットカフェを泊まり歩く冒険者となった。しかし、冒険者と言っても、迷宮内の小さな虫を拾い集めるというショボイ仕事でその日暮らしを送るだけ。薄給のため、普段の食事はコンビニのおにぎり、たまに食べる牛丼が唯一の贅沢という底辺生活ぶりだった。そんなある日、朽木は商店街の福引きで、とあるスキルを手に入れる。それは一見、凡庸なスキルかと思いきや、実際は、バグのおかげで無双に近い力を手にすることが出来る神スキルだった。神スキルを手にした朽木は、美少女ガンスリンガーの江奈・キングスマンと共に最強冒険者になるため、新たな冒険に旅立つのだった。 講談社の小説投稿サイト「セルバンテス」で開催された「第1回レジェンド賞」受賞作!
突如訪れた「世界の終末」。日常を破壊されたのは、もちろん雅ヶ丘高校の生徒たちだけではない。男子大学生・犬咬蓮爾もその一人だ。世界がゾンビとモンスターまみれになってから、ひとりコンビニに籠城してひたすらゲームをする日々。しかしある日奇妙な「勇者」と出会ったことで、彼の現実世界での冒険が始まったーー 一方、この終末世界に適応し、ゾンビや魔物を倒してはスキルを上げていくJK。所沢でのクエストで「プレイヤー」仲間も増え、シビアな中にも日常を取り戻しつつある矢先、雅ヶ丘高校に“転生者”を名乗るエルフ少女・恋河内百花が現れた。百花によれば、もう間もなくこの世界は「フェイズ3」を迎えるという。人間たちの生存がさらに困難になる事態に備え、必要になるのは効率の良い「レベル上げ」だというがーー それぞれが置かれたコミュニティで、運命を歪められる高校生たち。“終末”以前のJKを知る元同級生や、“王”と呼ばれる謎の人物の登場……変化と波乱、そして世界の真相に徐々に近づく第3巻! コミック版『JK無双 終わる世界の救い方』1巻同時発売。
東京オリンピックを控え、警視庁の十津川警部は、警備計画について、連日、討議を重ねていた。十津川は、かつて、直前に返上となった「幻の東京オリンピック」に着目する。失敗の研究過程で、ある黒幕の存在が浮上する。昭和十五年の五輪開催を控え、東京市の五輪宣伝担当・古賀は、国際関係の悪化に悩みつつも、日中戦争停戦を画策する石原莞爾と協力し、アメリカ大統領と交渉するため、海を渡った。1940年の「幻のオリンピック」失敗の研究過程で浮上した謎とは!