小説むすび | 2020年5月28日発売

2020年5月28日発売

血まみれ鉄拳ハイスクール血まみれ鉄拳ハイスクール

マーティン・ルーサー・キング・ハイスクール。ドラッグの密売で強大な力を持つ生徒リドリーと、それを黙認する校長ダームーディーの独裁下、暴力の日常的に吹き荒れる高校。生徒のほとんどが格闘技を身につけなければ生きてゆけない我が校を、人は「カンフー・ハイスクール」と呼ぶ。わたしはジェニー、15歳、女子。兄のキューとともにカンフー高に通う。だが、わたしのいとこで世界的なカンフーの達人、ジミーが香港からやってきた日から、カンフー高は揺れ始める。もうこの拳は振るわないと誓うジミーだったが、学園の暴力者たちは意に介さず、事態はエスカレートしてゆく…金曜日、すべては暴力のカオスとなって爆発する。殺らなければ殺られる。だからわたしは殺るー気鋭のノワール作家がブルース・リーへの愛をこめて書き上げた問題作。英米各誌で『キル・ビル』『ファイト・クラブ』『アメリカン・サイコ』と並び称された、ポップでイカレて残忍なスクール・バイオレンス。

すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間すべての瞬間が君だった きらきら輝いていた僕たちの時間

韓国でたちまち 大ベストセラー50万部突破! これは、韓国のSNS、エンタメ業界が熱狂した 胸がしめつけられるほど甘く、もどかしい運命のお話ーー。 あのK-POPアイドルも愛読と噂される、 不器用ながらも温かい恋と人生と「君と僕」を みずみずしく綴った、心に染みわたるエッセイーー。 「こんなにめちゃくちゃで勝手な世の中を しょっちゅう悲しみ ときどき笑いながら 耐え抜いているあなたは もしかしたら本当にすごい人なのかもしれない」 * * * * * 日本の読者のみなさんへ、著者からのメッセージ 『すべての瞬間が君だった』の著者ハ・テワンです。 日ごろから、旅行に出かけたい国は?と尋ねられると、 なにはともあれ決まって日本と答えていました。 日本文化のもつ繊細さや、きめの細かい色使いなどに、 強く惹かれるものがあるのかもしれません。 僕のつたない思いを文字にしたものが、 日本の読者のみなさまにとって、ささやかながらも 心癒されるものとなれば幸いに思います。 あなたの時間はけっして無駄なものじゃない。 僕らの今日という1日は、 けっして無意味なものじゃなかったのです。 ーーハ・テワン * * * * * きみだけだ きみがどんな人か知りもしない人が きみを苦しめるために、わざわざ吐き出した言葉を いつまでも胸の奥に留めておくと 最後にダメになってしまうのはきみなんだよ。 だからどうか折れないでほしい。 傷つかないでほしいんだ。 * * * * * 不思議な日 わけもなくこんな気分になる日ない? 誰かをぎゅっと抱きしめて泣いてしまいたい日。 でも笑っちゃうのは きまってそういう日は ぼくの隣に誰もいない。 ほんとうに。 * * * * * 最後はきみが勝つのさ すべてにおいて 無条件にトップを目指そうと欲を出せば そのプレッシャーに耐えかねて 倒れてしまうにきまってる。 きみはそれ以上でもそれ以下でもない 今できるだけのことをすればいい。 きみの能力が足りないからといって指を差してくるような人たちは 自分の下しか見ていない人にすぎない。 きみはただ できるかぎりのことを続けながら 少しずつ、本当に少しずつ、上昇していけばいい。 一番大切なのは その瞬間と状況にベストをつくすことだから。 負けたって関係ない。 上を見続けて、少しずつ向上し

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