小説むすび | 2021年11月26日発売

2021年11月26日発売

小さなサンタクロース小さなサンタクロース

“赤ちゃん嫌い”のアリスーー 心の奥にしまい込まれた涙と愛。 アリスは元夫に階段から突き落とされ、お腹の子を失った過去があった。 そんな彼女は今、伯爵家の末裔で理解のある城主のもと古城に暮らし、 自分と同じく傷つけられた女性たちの手助けをしていた。 だが城主が急逝し、新城主リーアムの登場に、アリスは不安を抱く。 前伯爵の婚外子であり大富豪でもある彼にとって、 行き場のない女性たちを追い出すことなど造作もないことかもしれない。 案の定、彼は城を大々的に造り変えると言いだした。 一触即発というそのとき、二人はクリスマスツリーの下に 置き去りの赤ん坊と、驚くべき書き置きを見つけた! 〈この子の名はジェイミー。アリスとリーアムに託します〉 小さな命の喪失と悲しみを身をもって知り、赤ちゃんを避けるように生きてきたアリス。けれども、突如現れた捨て子の面倒を見たいという気持ちが不思議と湧いてくるのでした。そして、リーアムもまた、思うところがあり、一緒に子育てをしたいと申し出て……。

青きフィヨルド青きフィヨルド

寒く寂しい聖夜になるはずだった。 まさか愛に出会うなんて。 カトリオーナは心を病んだ兄の療養を支えるため、 クリスマス間近、イングランド北部の海沿いの町へ越してきた。 ある日出先で吹雪に遭った彼女は、一晩ホテルに泊まることに。 ベッドに入ったとき、ふいに見知らぬ大柄な男が入ってきて、 ここは自分の部屋だと言うと、隣でさっさと寝てしまった。 なんて人なの……! 信じられない思いで男を見つめる。 寝顔すら精悍な男の、静かに上下する逞しい肩と胸ーー いつしか寝入った彼女が目覚めたとき、彼はもういなかった。 まさか彼が兄の共同経営者で、再び出会うことになろうとは。 ブレットの無防備な寝姿が蘇り、彼女の胸が激しく高鳴った。 ハーレクイン・マスターピース《特選ペニー・ジョーダン》。1985年初版の、シェトランド地方を舞台にしたクリスマス・ロマンスをお贈りします。兄の共同経営者となったブレットは、寡黙ながらも裕福で大人の魅力を放つ男性。カトリオーナには興味がないようで……。

追放された転生貴族、外れスキルで内政無双1〜気ままに領地運営するはずが、スキル『ガチャ』のお陰で最強領地を作り上げてしまった〜追放された転生貴族、外れスキルで内政無双1〜気ままに領地運営するはずが、スキル『ガチャ』のお陰で最強領地を作り上げてしまった〜

著者

白石新 /

発売日

2021年11月26日 発売

ブラック企業に勤めるヒロは、ある日異世界に転生してしまう。貴族の少年として大事に育てられていたが、13歳の成人の日に授かったのはまさかの“ハズレ”スキルで…!?家族から失望され、ヒロは手のひら返しで領民0の辺境領地に追放されることに…。しかしその道中、ヒロのスキル『ガチャ』が発動!レジェンドレア・神龍の卵を引き当てたことで事態は一変するー「こんなすごいスキルみたことない!」荒れ果てた領地には、伝説の神龍をはじめ、古代龍や猫耳戦士など最強の領民たちが続々と集結!しかもガチャスキルによって、農作物の成長速度も3倍になっておりー!?規格外のスキルを持つヒロは、周囲からの尊敬を集め、領主としての評価もうなぎ上りに。一方その頃、故郷では、ヒロがいることによって受けられていた加護を失い、困り果てていて…。追放されたはずが最強領地を作り上げてしまった少年の、とんでも内政無双開幕!

復讐の女/招かれた女たち復讐の女/招かれた女たち

ボルヘスやビオイ・カサーレスに高く評価され、「アルゼンチン文学の秘宝」とも称された短編小説の名手シルビナ・オカンポは、日常生活に隠された不思議から奇想天外な物語を引き出した。幻想的リアリズムの頂点をなす怪奇短編集『復讐の女』と『招かれた女たち』の全78篇を収録。本邦初訳。 日常的儀礼の内側に存在する魔法や、鏡には映らない禁断の顔、秘密の顔をこれほど見事に捉えた作家は、他に誰も思いつかない。 ──イタロ・カルヴィーノ シルビナ・オカンポの詩と短編小説が読者に暴き出す世界は驚異的なほど豊かな光を放つ。 この豊かさは語彙の産物ではなく、繊細で明敏な感受性に由来する。 ──ホルヘ・ルイス・ボルヘス シルビナは必然的とさえ言えるほどの独創性を備えていた。 ──アドルフォ・ビオイ・カサーレス 日常生活の小さなホラーに目を留める作家は少なく、日々の不思議に目を向ける作家はもっと少ない。 これほど知的で優雅なユーモアを添えて両者を記録した作家は、時代や言語を問わず、シルビナ・オカンポ以外に誰も思いつかない。 ──アルベルト・マングエル ボルヘス、ガルシア・マルケスと並び、シルビナ・オカンポはスペイン語圏をリードする作家だ。 ──ジョルジェ・アマード ■復讐の女 金の野兎 続き 病 後裔 砂糖の家 時計の家 ミモソ ノート 巫女 地下室 写真 マグシュ 土地 品々 私たち 復讐の女 引き出しに紛れ込んだ手紙 死刑執行人 黒アサバチエ玉 最後の午後 ビロードのドレス レオポルディーナの夢 周波 結婚式 女性患者と医師 電話の声 罰 お祈り 創造(自伝的物語) 吐き気 快楽と罰 友達同士 天国と地獄の報告 絶滅しない人種 ■招かれた女たち あんな顔つきだった 雄牛の娘 脱走 ベッドの下の手紙 現像 アメリア・シクータ 黒雑貨屋 階段 結婚式 科学の進歩 幻視 寝床 煙の輪 檻の外 イシス 復讐 シビュラの恋人 モーロ エクアドルの不吉な男 魔法の医師 近親相姦 手の平の顔 愛人たち ティルテ温泉 地下生活 鬘 贖罪 亡霊 マルメロの牝鶏 セレスティーナ イセラ 完全犯罪 結び目 愛 致命的罪悪 ラダマンテュス 穀物倉庫 刻印の木 別れの手紙 魔法のペン ポルフィリア・ベルナルの日記 ミス・アントニア・フィールディングの話 招かれた女たち 石 アドラーノ寺院のマスチフ犬 シルビナ・オカンポ(1903–93)年譜

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