小説むすび | 2021年6月10日発売

2021年6月10日発売

マルチの子マルチの子

著者

西尾潤

出版社

徳間書店

発売日

2021年6月10日 発売

日本経済新聞、産経新聞、週刊文春、 週刊ポスト、現代ビジネスほか 各メディアで紹介され話題沸騰! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 実体験をもとに 「マルチ商法」の深淵を描き切った 震慄のサスペンス! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 賢い姉、愛らしい妹に比べて自分には何もない。 夢を持てず、鹿水真瑠子は毎日をなんとなく 過ごしていた。 そんなある日、バイト先の掲示板で 不思議な貼り紙を目にする。 「磁力と健康セミナー・無料開催」 それは地獄への扉だったーー。 認めてほしい。 ただその一心で始めただけなのに、 どうしてこんなことになってしまったのだろう。 マルチ商法にハマった女性の “乱高下人生”をリアルに描く、 ノンストップサスペンス! 〜〜〜〜 著者より 〜〜〜〜 大人になっても、自分自身が未完成な人ほど、 他者に ”承認” されることでやっと 自分を認めることができます。 情報弱者であり、未熟だった私は この承認欲求地獄へとはまっていきました。 それはやがて他人を、 そして自分自身をも欺すことへと 繋がっていきます。 当時の体験と記憶を頼りに、 マルチ・ネットワークビジネスの 世界を描きました。 お楽しみいただければ幸いです。 西尾潤

雨夜の星たち雨夜の星たち

出版社

徳間書店

発売日

2021年6月10日 発売

できないことは、できません。 やりたくないことも、やりません。 三葉雨音は他人に感情移入できない26歳。 同僚星崎くんの退職を機に、仕事を辞める。 他人に興味を持たない長所を見込まれ三葉は 「お見舞い代行業」にスカウトされ、 移動手段のないお年寄りの病院送迎や 雑用をする「しごと」をはじめる。 文芸界の注目著者が 「めんどうな人」の機微を描く! 【著者からのコメント】 「雨夜の星」は目に見えません。 でもたしかにそこにあります。 空気を読むという言葉があります。 空気は目に見えません。 見えないけれどそこにあるものは、 良いものとはかぎりません。 その場の空気を読むことばかりに心を砕き、 いつのまにか決定的に間違った方向へ 進んでいく。そんな危険だって、 とうぜんあるのではないでしょうか。 空気は読めなくてもいい。 あるいは読めても従わないという選択肢だって きっとあると信じて、この物語を書きました。 【主な登場人物】 ◆三葉雨音 26歳。職業はお見舞い代行。 他人に興味がない。 ◆霧島開 三葉の雇い主。 喫茶店の店主で、ホットケーキが苦手。 ◆リルカ スナックで働く、 感情豊かで共感能力が高い霧島の彼女。 ◆星崎聡司 三葉の元同僚。 湯気の立つ食べものが苦手。失踪中。 【依頼人たち】 ◆田島セツ子 病院への送迎。聞き上手な80代。 ◆権藤 肝臓の病気で入院中の70代。 因縁の相手。 ◆清川好美 手術の付き添い。 配偶者なしの42歳。

TOP