2021年7月1日発売
400万PV越えの大人気Web発小説が書籍化! レイルの幼馴染み・ジオは魔王を倒して勇者となった。もうすぐ貴族の仲間入りをはたし王女との婚約発表も間近との噂だ。 一方、レイルは生まれ育った孤児院を寝る間も惜しんで切り盛りしており、そんなレイルを支えるためにジオは孤児院に何かと寄付をしていた。だがジオの仲間は、レイルがジオに金をたかっていると誤解し、ジオの友人には相応しくないと嫌っていた。さらに王女からは二度とジオに会わないよう手切れ金を渡されて、レイルは旅に出ることにする。 しかし王宮に現れたジオは、レイルを追いやったことに激怒しておりーー?
20世紀初頭のパリ。少女シルヴィーは、厳格なブルジョワ家庭で育ちながらも自由を求めて反抗して生きる、ある少女と出会った。たがいに強く惹かれ合う二人の友愛は、永遠に続くはずだったーー。1954年に執筆されるも、発表される事のなかった幻の小説を刊行。
「棲みにくくなったよ。人間は邪魔しないでおくれ」農園の周りで過ごしているたくさんの命の嘆き。限られた自然の中で生き物と上手に暮らしていくためには、どうすれば良いのでしょうか。子どもにも大人にも地球環境の大切さを改めて教えてくれる一冊。
ーーそれは、彼女と僕だけの秘密です。 『明け方の若者たち』著者渾身の第二作は、世界に隠された恋と後悔の物語。 『明け方の若者たち』で鮮烈なデビューを飾ったカツセマサヒコ、 待望の第二作は川谷絵音率いるバンド「indigo la End」と作りあげた、激情の恋愛譚。 最新アルバム『夜行秘密』の収録楽曲14曲をベースに、著者独自の解釈のもと、唯一の物語を紡ぐ。 迷い、悩み、嫉妬し、決断をしては、傷つき合う。 恋の輝きと世界に隠された理不尽を描いた、鮮烈なラブストーリー。 ▼著者コメント indigo la Endのアルバム『夜行秘密』の全14曲を、一冊の小説に書き下ろしました。前作『明け方の若者たち』から一年。自分ひとりでは決してたどり着けなかった物語の世界に、indigo la Endが連れていってくれました。この物語が、誰かの特別になることを願っています。 ▼Indigo la End 川谷絵音コメント indigo la Endの音楽は小説的だと今まで何度も言われたことがありましたが、ようやく夜行秘密という作品で実現しました。 カツセさんが書く夜行秘密はどんなものになるのか、僕も楽しみです。 *** 小説『夜行秘密』 目次 1.夜行 2.左恋 3.夜風とハヤブサ 4.フラれてみたんだよ 5.夜漁り 6.固まって喜んで 7.晩生 8.さざなみ様 9.華にブルー 10.チューリップ 11.夜光虫 12.不思議なまんま 13.たまゆら 14.夜の恋は