2021年8月25日発売
ポークレア王国を救う勇者として、若返った姿で異世界に召喚されたトーイチ。女神様から与えられた『鑑定』の力で、王国こそ悪の元凶だと見抜いたトーイチは、協力を断り、自由な冒険者として生きることになったー!アライズ連合王国へ向かうトーイチの旅は順調だったが、ある日、大量発生したモンスターとの戦いに巻き込まれてしまう。どうにかそれを切り抜けたトーイチの前に現れたのは、可愛い白い子狼。超希少種らしいモフモフ相棒が加わって、トーイチの異世界スローライフはさらに充実したものに…!
戦闘以外の適性が全てSSSランクだけど、それに気付いていない少年、クルト。彼は自分が本当の工房主だとは露知らず、工房主代理として働いていた。大賢者や時の大精霊の謎を追って、仲間とともに剣聖の里にやってきた、クルト、ユーリシア、リーゼの三人。1200年前に同じ場所にあったハスト村に時間移動して調査を行うはずが、なぜかユーリシアとリーゼだけがタイムスリップしてしまう。過去でユーリシアたちが調査を進める一方、現代の里には、魔族の軍勢が迫っていた。クルトは現代に残った仲間とともに、彼以外誰も知らない道具を使った防衛作戦を立てるがー戦闘以外最強の天才少年がおくる、勘違いファンタジー、第7弾!
辺境の冒険者ギルドで職員として働く、邪神の前世を持つ少年、コウヤ。劣悪ギルドを立て直した彼の前に、今世での育ての親の、三つ子の老婆が現れる。悪辣な司教らに狙われるコウヤを助けるため、彼女達は教会を乗っ取ってしまったのだ!型破りだが心強い味方を得たコウヤは、職員寮や薬屋の新設に力を注ぐ。どちらも辺境に似合わぬハイスペックぶりで、周囲の度肝を抜くのだった。そんな折、大量の意識不明者が薬屋に運び込まれる。彼らを蝕んでいたのは、禁忌のアイテム『無魂薬』だった!早速治療に取り掛かるコウヤに、『神官殺し』と呼ばれる暗殺者の影が迫る。とある縁で結ばれた二人は、やがて運命の出会いを果たすー!
神様のイタズラによって命を落としたお詫びに、三つの便利な初期スキルを授かって異世界に転生した銀髪の少年、ラルク。養父・グルドのもとに突然舞い込んできた縁談をまとめるため、ラルク達は武人の国レムリードへ赴くことに。結婚を成功させるために奮闘するラルクとグルド。そんな折、楽園でとんでもない事件が起きた。なんと、伝説の建造物である天空城が楽園内に持ち込まれたのだ!しかし滅多なことで動じないラルクは、天空城をグルドと花嫁の新婚旅行先に利用することを思いつきー!?無限の可能性を秘めた神童の異世界ファンタジー、第6弾!
アルカナ判定の儀式で最低ランクの☆1を引いた少年、アストル。彼は一般的に無能とされる☆1ながら、その類い稀な魔法の実力から“魔術師”の二つ名で呼ばれるようになっていた。クーデターを起こした第二王子リカルドから王位を奪還するために、アストル達パーティは王都エルメリアを目指す。その道中、彼らに驚くべき情報がもたらされる。なんと、王都が迷宮化して『魔王城』になったという。何者かがーおそらくリカルドが、王都地下に眠る巨大ダンジョンコアの力を使い、古の魔王の封印を解こうとしているのだ。その影響で、周囲には瘴気が満ち溢れ生物が異形の怪物へと変貌しはじめていた。人類淘汰の脅威から世界を守るべく、稀代の☆1魔法使いと彼のもとに集まった英傑達が立ち上がる!
飲んだくれで無職の父親、仕事に疲れきった母親、たくさんの幼い子供たち…。ソ連崩壊から間もない90年代ロシア、荒廃した郊外の村で暮らす人びとの姿を、自然に親しみ、森と水辺の妖怪に憧れる少女カマローヴァを中心に、郷愁をこめて描き出す2篇の現代ロシア小説。
東京の勝ち組女である“港区妻”には、純然たる階級がある。頂点に君臨するのは、生まれ育った東京で富裕層として暮らす、生粋の“東京女”。一方、たったひとりで上京し、港区妻の仲間入りを果たした女たちがいる。元CAで専業主婦の桜井あかりも、そのひとり。CA仲間だった東京出身の玲奈と百合が、実は着々とお受験準備をしていると知り、地方出身の自分との格差を感じるあかり。信頼する友人・凛子から慶應義塾幼稚舎の魅力をきき、さらにミステリアスな講師・北条ミキにすすめられ、あかりは受験を決意する。しかしそこに待ち受けていたのは、想像を絶する世界だったー。(天現寺ウォーズより)。御三家。それは、首都圏中学受験界に燦然と輝く、究極の伝統エリート校を指す。男子は開成・麻布・武蔵。女子は桜蔭・女子学院・雙葉。5万人ともいわれる首都圏中学受験生の頂だ。挑戦者を待ち受けるのは、「親の力が9割」とも言われるデス・ゲーム。子どもの頭脳、父の経済力、そして母の究極の献身が求められるこの戦場。運命の2月1日、「真の勝者」は誰だー?(御三家ウォーズより)。
「あなたの顔をスケッチさせてくださいませんか。お会いした記念に」1970年代、独り家を出てイギリスへ絵を描きに行く画家。生まれ育った東京の記憶を瑞々しく回想する青年。大災害で壊滅した世界を生き抜く二人の男ー言語と映像の関係を思考し続けてきた著者が作り出した、20世紀文学の記憶が様々に谺する文学空間。20世紀文学が谺する全五篇。
日本人だった前世の記憶を取り戻した男爵令嬢カテナ・アイアンウィル。彼女は自分が「大好きな日本刀を作りたい」という未練を残して命を落としたことを思い出す。そこで、アイアンウィル家が代々鍛冶師を育んできたと知ったカテナは、悲願だった日本刀づくりができる!と刀匠になる道へ進むことに。さっそく工房に弟子入りして鍛冶を学び、地道に刀づくりに励むこと数年ーついに日本刀が完成。その瞬間カテナの前に“女神様”が降臨して!?異世界に存在しない日本刀が女神様に気に入られまさかの神器に認定。さらに、神子として膨大な魔力を授かり、この世界を脅かす“魔神”に対抗するお役目も受けてしまい…?「私、ただ日本刀が作りたかっただけなのに!」平穏な刀匠ライフを守るためー邪魔する敵や降りかかる理不尽は、最強の魔力&日本刀で斬り伏せます!!刀匠令嬢のチートな異世界ファンタジー、開幕!
現代社会を舞台にした乙女ゲームに転生した悪役令嬢・桂華院瑠奈。21世紀を迎えた日本では恋住劇場が開幕し、瑠奈はその中で『小さな女王陛下』として辣腕をふるっていた。子供の身でありながら国政だけでなく世界情勢にも関与し、事業としても新宿新幹線の開通を目指す。そんな瑠奈の特異性を嗜め、『子供のままで居なさい』と叱る大人は、政策的には敵対する恋住総理ただ一人だけ。それでも、瑠奈は新たな味方として赤松商事の精鋭である岡崎祐一を引き入れ、起こりうる未来の回避に全力を注いでいく。-そして迎える2001年9月11日。九段下桂華タワーで落成記念パーティーを催したこの日、世界が変わる。「ゆっくり休みなさい。そしてありがとう。ここからは、大人の仕事だ」現代悪役令嬢による日本再生譚、第3幕!
魔法都市マナラークを襲った脅威、“屍人形のアリス”を辛うじて撃退したカナタ。しかし、蜘蛛の魔王・マザーや“人魔竜”をも討伐していたことで、カナタは自らをロークロアへと送り込んだ上次元の存在に目を付けられてしまっていた。カナタは、“神の見えざる手”に所属するドラゴン・“空界の支配者”が自身の存在を抹消するために刺客を差し向けていることを、竜人の少女・ラムエルから知らされる。カナタたちは刺客の正体を探るため、ラムエルの案内によって竜人たちが住まう秘境・桃竜郷を訪れることに。世界の臓器とされる「竜穴」の守護を使命とした竜人たちから課される試練を受けつつ、調査を進めるカナタたち。しかし、“空界の支配者”からの刺客の正体を探る中で、仕掛けられた罠が発動しー!?無自覚なままに最強になってしまった青年が、不死の少女と英雄に至るファンタジー、第4幕!
前世の記憶を持つテオドールでさえも未知の領域を切り抜け、魔人が封印されし月光神殿へと辿り着いた一行は、そこで水の精霊王マールと出会う。彼女とも仲間になったテオドールは、新たな旅の最中で亜人に追われ海の都から逃げてきた人魚と半魚人を、マールの加護を借りて助け出す。二人によれば、封印されていた海王を僭称する存在が目覚め、海の都グランティオスを狙っているのだという。テオドールは異界大使として、ヴェルドガル王国と人魚達の交流を守るために助力を申し出る。そうしてテオドール一行が新たに訪れたのはー海底都市アイアノス!幻術魔法によって守られた都市でテオドール達は人魚の女王エルドレーネに謁見。そしてテオドールは、海王を止め海の都を取り戻すべく攻勢に出るー!転生×魔法ファンタジー、第15弾!
「完璧すぎて可愛げがない」と婚約者の王子に隣国パルナコルタへ売られたフィリア。そこで魔物の大量発生が起きるものの、周囲と協力し見事対処してみせる!結果、パルナコルタだけでなく、故郷を含めた大陸全土を窮地から救うことに成功する。ようやくフィリアのもとにも平和が訪れたかと思いきや、今度は魔力を持つ女性が突然姿を消す“神隠し事件”が発生!?しかし、なにも手がかりはなく被害者は増えていくばかり…。そんな折、フィリアたちの前に現れたのはエルザと名乗る退魔師。エルザ曰く“神隠し事件”の犯人は“悪魔”であり、その真の狙いはフィリアだという。くわえて彼らには聖女の力が効かないため、フィリアの護衛にやってきたと言うエルザ。今まで対峙したことのない未知の存在で対処法もない悪魔に対し、「完璧すぎる」聖女フィリアはどう立ち向かうのかー!?
公爵令嬢エリナと婚約し、ルベリア王国の王太子となったアルヴィス。建国祭も無事乗り越えた二人は、よりいっそう距離を縮めていく。アルヴィスは王太子としての覚悟をもつとともにエリナへの想いを自覚し、エリナも待つだけではなく行動しようと決意を新たにした。そんな二人の結婚式が少しずつ近づいてくる。準備のため慌ただしい毎日を過ごしていたが、その前に避けては通れない一つの催しー学園の創立記念パーティーが待っていた。二人が婚約するきっかけで、エリナにとっては衆人の前で婚約破棄を突き付けられた苦い思い出。一年経っても薄れない記憶に思わず不安を吐露するエリナを優しく包み込むアルヴィス。そうして想い合う二人は手を取り、ともにパーティー会場へと向かうー。これはとある王国のお話。ふたりが恋を知り、愛を育んでいく物語。