2021年9月24日発売
魔法適性が「植物」だったせいで、家から追放された元貴族の青年、アシュト。彼は父の計らいにより、未開の森、オーベルシュタインの領主として第二の人生を始めるのだった。絶縁状態だった家族と和解したアシュトはある日、魔境の最奥にあるという伝説の温泉の情報を耳にする。日々の疲れを癒そうと秘湯へ向かったアシュトを待っていたのは…なんと、烈炎龍と呼ばれるドラゴンが営む温泉宿だった。聞けば何やらワケありらしく、全然お客が遊びに来ないそう。そこでアシュトは植物魔法を駆使して、経営難の宿を立て直すことにー!?万能魔法師の異世界開拓ファンタジー、第6弾!
兄に疎まれ追放された小国の王子、レオン。二千年前の英雄の生まれ変わりである彼は、大国アルファリシアで冒険者稼業をする傍ら、転生前の仲間を探していた。前世の力を一時取り戻した反動で、呪いに侵されてしまうレオン。そんな彼を救うため、炎の精霊フレアが本来の「鬼」の姿に変化!レオン、そしてもう一人の家族との記憶が彼女にかつてない力を与えるのだったーフレアの術で窮地を脱したレオンは、やがて国王との謁見の機会を得る。その場には、暗躍する教皇ジュリアン、大国最強の騎士シリウスも列席。各々の思惑が、権力の中枢で交錯するー!かつての英雄仲間を探す、元英雄の冒険譚、過去に迫る第3巻!
異世界転移で迷宮最深部に飛ばされるも、災厄竜のウィズと共にダンジョンを脱出したゴウ。街で知り合いや飲み仲間を増やしながら、美酒と美食を楽しむ日々を過ごしていた。しかし、隣国ハイランド王国の王都を魔王軍が包囲したとの急報が入り、国王救出のためゴウたちも現地へ向かうことに。魔王は恐るべき災厄竜が消失したと思い込んで領地拡大を目論んでいたのだが、桁外れの実力を持つゴウとウィズがあっさり制圧。無事戦争は回避したと思いきや、今度はなぜか両陣営の橋渡しまで任されて…。魔人族と人族、和解のカギはやっぱり「食」だった!?異世界グルメ探訪ファンタジー、第2弾!
勇者に恋人を奪われ、Sランクパーティーを追放されてしまった戦士トール。“経験値貯蓄”スキルが覚醒し、レベル300となったトールは、旅先で出会ったカエデたちと共に傷心を癒やす旅を続けていた。かつての恋人で今代の魔王であるリサと、裏切りの勇者セインを必ず自身の手で討つと決めたトールは、グレイフィールドの神殿で聖武具を手に入れ、狂戦士の谷でレベルアップを図る。その準備の最中、グレイフィールドの王都にセインが襲撃してきてー!?事態を収めたトールは、セインとリサとの決着をつけるべく、魔族の支配する暗黒領域へ向かうことに。魔族に偽装して暗黒領域に足を踏み入れたトールたちは、魔族のピオーネの案内を受け都へ。だが、その道中でピオーネに正体を知られてしまいー!?Lv300級の諸国漫遊ファンタジー、第3幕!
家族の愛を知らぬまま死に、二つの人類が生存競争を繰り広げる世界で新たな生を受けた少年ユーリ。彼は騎士院で学ぶかたわらでホウ社の事業を拡大し、いずれ来たる祖国の亡びを見越して“新大陸”の発見を目指していた。そんな中、隣国のキルヒナ王国と“もう一つの人類”であるクラ人の遠征軍ー“十字軍”との戦争がついに始まろうとしていた。そしてユーリは女王の要請により、王女キャロルをはじめとした学生からなる観戦隊を率いて、前線を視察しに行くことに。隊長として初めて隊を率いるユーリは、単身で下見も行い、万一のことが無いよう万全を期していた。前線とはいえ、王鷲による上空からの視察。この旅路には本来、大きな危険など無いはずだったが…!?のちに「魔王」と呼ばれる男が、初めて戦場を目の当たりにしようとしていたー。「小説家になろう」で話題の超本格戦記譚、戦争の恐怖を知る第4幕!
時代遅れの姿から『芋くさ令嬢』と呼ばれていたアニエス。彼女は、王女に婚約破棄された公爵令息・ナゼルバートを助けたことで、彼との結婚&辺境で暮らすことを命じられてしまう!成り行きで始まった辺境生活だったが、アニエスはのびのびした暮らしを満喫!夫となったナゼルバートとの関係も良好で、ついには彼から告白を受けることに!アニエスも、妻として大切にしてくれるナゼルバートへ想いを伝えようとするが、うまくいかない日々が続く。そんな中、王都からナゼルバートの元部下・トッレがやってくる。いつも元気だったトッレが珍しく落ち込んでいたため事情を聞くと、彼もナゼルバート同様ロビンに婚約者を奪われたと判明し!?さらに、その婚約者・リリアンヌを諦められないトッレから、彼女はアニエスたちが暮らす辺境に入ったとの情報がもたらされー。次々に舞い込んでくる問題に、アニエスたちの新婚生活はどうなってしまうのか…!?
橋本治が挑んだ前代未聞の全体小説、3000枚超の遺稿と共に遂に刊行!「人名地名その他ウソ八百辞典」、別冊「人工島戦記地図」付。
ベトナム戦争、学生運動、新宿西口フォーク集会…。わが国の端境期だった1970年前後の新宿に屯した若者たちの生態を、みずからの体験を元に描いた力作!
四大奇書さいごの未踏峰、いよいよその頂へ。衣服、食物、男女、宗教…。微細にわたる圧倒的な描写を渾身の筆で受け止めた充実の訳文と、読みごたえある訳注。生活感情をあざやかに追体験させる作者のするどい眼差し。
2歳のある時、転生者であることを思い出した侯爵家の四男・ヴァン。周囲に神童と期待されて成長したヴァンが、8歳の時に授かったのは『生産魔術』。それは、攻撃魔術が優れているとされる世界で、“役立たず”のハズレ適性だった。貴族には相応しくないと父親に失望されたヴァンは、専属メイドのティルをはじめ、僅か数名で名もなき辺境の村の領主として追放されてしまう。そこは、人口百人ほどで特産品もない、存亡の危機に瀕した寂れた村だったー。現状を目の当たりにしたヴァンは、前世の知識と“役立たず”とされる生産魔術で村を発展させ、楽しく暮らしていくことを決意する。冒険者の装備を整え、家を建てるだけに留まらず、巨大な城壁を造り、さらには防衛用バリスタを配備!?名もなき辺境の村は、やがて巨大都市へと変貌していくー!追放された幼い転生貴族による、お気楽領地運営ファンタジー、開幕!