2021年発売
「一生忘れられない結婚式にしよう」貧乏伯爵令嬢のアリスは幸せで満たされていた。婚約者のアーサーがウェディングドレスや結婚式会場、公爵邸の彼女の部屋など全てにおいて最高のものを準備してくれていたのだ。「人生で一番浮かれているかも」と無邪気に笑う彼に、愛しさが溢れていく。そんな彼の良き花嫁となるために、幼馴染であるグレイとの再会や、家庭教師からの嫌がらせをひとりで乗り越えるアリス。その一方で、彼女の変化に対し、過保護なアーサーは人知れず不安を覚えていて…彼のとあるひと言をきっかけに、初めての喧嘩にまで発展して!?
あさひの母親は、心配事をあらかじめ避けたり、小さくしておいたりしてくれる人だった。 不安な時には「あさひは失敗しないから」というおまじないをかけてくれた。 そのおまじないはいつしか呪縛になってーー 大好きだったお母さんとも、大学での友達ともうまくいかなくなり、追い詰められたあさひがとる衝撃の行動とは? 第61回メフィスト賞受賞作家、待望の第二作目!
医師が殺された。被害者は三年前に起きた強姦事件の加害者の一人。殺された医師が拷問とも思える傷を受けていたことが分かり、捜査一課の陽山承と真壁剛は、解剖医である楠衣春の協力を得ながら事件の真相を追う……。
中学で登校拒否になった沙羅は、一年遅れで入学した通信制の高校で 幼馴染だった万葉に再会。読書好きの万葉に読書の楽しさを教えられ、 自分なりに本を読むように。一方で、大学に進学した万葉は、 叔父さんの古本屋を手伝いながらも将来に迷いを感じていたーー。 宮沢賢治「やまなし」、伊藤計劃「ハーモニー」、福永武彦「草の花」など、 実際の本をあげながら描く瑞々しい連作短編集。
聖教新聞で連載した「世界広布の大道 小説『新・人間革命』に学ぶ」の最終巻。小説「新・人間革命」第26巻〜30巻下、あとがき編を収録 第26巻・・・・・・7 基礎資料編・・・・・9 名場面編・・・・・・17 御書編・・・・・・・27 解説編・・・・・・・35 第27巻・・・・・・43 基礎資料編・・・・・45 名場面編・・・・・・53 御書編・・・・・・・63 解説編・・・・・・・71 第28巻・・・・・・79 基礎資料編・・・・・81 名場面編・・・・・・89 御書編・・・・・・・99 解説編・・・・・・・107 第29巻・・・・・・115 基礎資料編・・・・・117 名場面編・・・・・・125 御書編・・・・・・・135 解説編・・・・・・・143 第30巻〈上〉・・・・151 基礎資料編・・・・・153 名場面編・・・・・・161 御書編・・・・・・・171 解説編・・・・・・・179 第30巻〈下〉・・・・187 基礎資料編・・・・・189 名場面編・・・・・・197 御書編・・・・・・・207 解説編・・・・・・・215 あとがき編・・・・・223
240万「いいね!」をInstagramで集めた著者の、心を癒し元気にしてくれるエッセイ! この本は、韓国で2017 年に刊行されて以来、ロングヒットを続けています。 著者は“エピソードを読む女” の名で知られ、SNS で絶大な人気を誇り、計120万人以上ものフォロワーを獲得しているアーティスト。 本書には、この世に存在するだけで美しい、ありのままの自分を認めて大切にするためのメッセージが紹介されています。つらい記憶や心のモヤモヤ、悲しみや怒りといったネガティブな感情までをも丁寧に振り返り、正直に表現した文章は、「私のことみたい」「自分でもよくわからなかった気持ちを言語化してくれた」という読者の共感を得ました。 仕事や恋愛、人間関係に疲れたとき、人生に行き詰まったとき……。くじけそうな日にそっと背中を押して、もう一度がんばる勇気をくれる言葉が、この本にはぎっしり詰まっています。
戦争と犯罪の境界がなくなった近未来、AI捜査を武器に、敵対国家、テロリスト、犯罪者を取り締まる「超知能警察」が誕生した! 2029年、科警研で情報科学を研究する逆神は、三つの異なる事件の検証を命じられる。だがそれは、東アジアの安全保障をも脅かす危機の端緒にすぎなかった。現役AI研究者の著者が放つ、近未来ハイテク警察小説。
大学で歴史を学ぶ安田学が気鋭の歴史学者・喜多川教授と通う場末のバー。ここ で美人バーテンダーのミサキと歴史学者を自称する村木老人と歴史談義を繰り広 げる。シリーズ第二弾となる今回も「竜とドラゴンの違い」から「天草四郎の正 体」そして、「徳川埋蔵金」のありかまで、歴史の新事実が披露される!
歴史時代作家クラブ賞受賞作『鳳凰の船』、第二作『楡の墓』に続く、明治から昭和に至る北海道開拓期を背景に描いた短編集。「時代小説ザ・ベスト2021」に選出された傑作「ウタ・ヌプリ」、樺太航路の玄関口が静かに見守る親子の情愛「稚内港北防波堤」、炭鉱の光と影を浮き彫りにし、ささやかな希望をこめた表題作など全五編。三部作、ついに完結!
最後の最後で読者がそれまで見てきたものとは違った景色を提示する「どんでん返し」。前作『最後のページをめくるまで』で見せた鮮やかなどんでん返しを、本作でも再び実現! 「俺の話を聞け」から「真実」まで全五編を収録した驚きの短編集。
日本昔ばなし×本格ミステリふたたび! 2019年4月に刊行されるやいなや瞬く間にベストセラーとなった『むかしむかしあるところに、死体がありました。』の続編が誕生。今回収録されたのは、「かぐや姫」「おむすびころころ」「わらしべ長者」「さるかに合戦」「ぶんぶく茶釜」の5編。果たしてこれらの昔ばなしがどんなミステリになったのか。各作品を通してのテーマが隠されており、それぞれのつながりも楽しい短編集です。
季節バイトをしに北海道に集まった七人の男女。ある晩一人が遺体となって見つかり、荷物から脅迫状が発見された。警察を呼ぼうとした工藤秀吾は、携帯電話を他のアルバイトに奪われ、通報を反対される。どうやらこの場の人間は、こぞって警察を避ける理由があるようで……。一夜にして世界が反転する、驚愕のサスペンス!
金沢東部署刑事課長の比留は公私ともにがんじがらめの大ピンチ。妻を病気で亡くし、娘は高校を不登校。強盗犯を取り逃がして人事で左遷も確定していたが、管内の駐在所員が撲殺される事件が発生。その犯人は逃亡した強盗と同一犯だと比留は気づき、極秘捜査を開始。不運だけど悪運の強いデビル刑事・比留が疾走する骨太の警察小説。
大正十一年(1922年)、四代目・秋津染吾郎は京都からはるばる東京へとやって来ていた。目的は、退魔の名跡・南雲家主催のパーティーに参加するため。南雲は秋津と同じく鬼を討つことを生業にしてきた一族だが、大正の世に入りきな臭い動きを見せていた。帝都・東京を舞台に、暗躍する鬼たちと人々の戦いを描く大正編が開幕! 大人気和風ファンタジーシリーズ第八巻。
明治生まれの元祖ラガーマン・倉山伊左男は、家業である日本橋の麻袋問屋を継いで、やり手のビジネスマンとして中国東北部などに出張を繰り返していた。 時は大東亜戦争の最中。現地で日本軍・731部隊を知った伊佐男は、そのあまりに非人道的な存在にショックを受け、脳溢血で倒れてしまう。 駆けつけた妻や部下に助けられて帰国、そこから倉山家にとっての真の戦後が始まった……著者の親族の実体験に材をとり、戦争の悲惨と真のスポーツマンシップの有りよう、また戦後を生き抜いた「ある家族の肖像」を描いた自伝的長編大河小説 第一章 隅田川のほとりから 第二章 皇太子誕生、さらに誕生 第三章 好景気とともに 第四章 大連山縣通り 第五章 大東亞戰争 第六章 惜別 第七章 新社長として 第八章 スンガリーのほとり 第九章 ああ 我が社のマータイ 第十章 鴨緑江を越えて 第十一章 最後の連絡船 第十二章 鎌倉長谷の家 第十三章 敗戦 その八月 第十四章 冬の別れ 第十五章 和田塚の家 第十六章 芸術のため、とは 第十七章 日暮しの声遠く 第十八章 東京オリンピック 家系図と登場人物 あとがき 参考文献