2022年10月発売
遊撃騎士団の副団長ケイトは団長ネッドを密かに想い中。酒の席で「この際、お前でいい」とプロポーズされ……もだもだ両片思いラブ。
聖女暗殺の濡れ衣を着せられ、冷酷皇子に婚約破棄されて処刑される人生を99回ループしてきた公爵令嬢アルフィーナ。しかし100回目の今世は真の力に目覚めてしまい、周囲の人間の“心の声”が聞こえるようになってしまってさぁ大変。冷酷皇子や隣国王子に「実は超愛してた!」とか聞かれたり、聖女の酷い正体を知っちゃったり、ああっもう!「超絶愛されモード」なんて知りません、聖女に一発やり返したら国外逃亡しますので、皆さんついてこないでくださいね!!
コミカライズ好評発売中! 『ただ普通に生きる』ため、少年は魔法を極める決意をしたーー 呪いによって膨大な祝福《魔力》を手に入れた少年の、やりなおしファンタジー! 「このままではもって半年でしょう」 その日、生まれつき『呪い』を左胸に宿す第三王子カルスは、十歳にして余命を宣告された。目前に迫る死に絶望する彼だが、賢者ゴーリィが現れたことで人生が一変する。 闇を祓い、呪いを鎮めることの出来る光魔法を覚えるため、ゴーリィに弟子入りしたカルス。『祝福と呪いは表裏一体』。呪いに苦しめられた事で皮肉にも膨大な魔力という祝福を 授かった彼は、常人には見えない精霊を見ることが出来るようになり、その後も目覚ましい速度で成長していきーー これは死の呪いを宿した優しい少年が、祝福に包まれて普通の生活を取り戻すまでの英雄譚。
「君は、まだ彼と婚約していたいと思う?」「いえ、まったく思いません」 身分も実績も違う私ですが、王子殿下にめちゃめちゃ愛されすぎてます!! 一年前に音信不通となった一歳年上の婚約者リースを追いかけ、王立魔法学園に入学した田舎領地の伯爵令嬢アメリアは、学園で不穏な噂を耳にする。それはリースが懇意にした令嬢(浮気相手)との純愛をアメリアが邪魔しているというもの。 事実無根な噂で孤立してしまう彼女だったが、なぜか第四王子サルジュ殿下に見初められてしまいーー!? 「私には、アメリアがいてくれたらそれでいい」 (そんなことを言われたら、勘違いしてしまいますよ) 私、婚約者のことなんてどうでもよくなるくらい、王子殿下に溺愛されてしまいましたーー傷心から始まる、究極の溺愛ラブロマンス!
世界は、みるひとのイメージでかわるんだって。知ってた? 思い出せるのは「セラフィナ」という自分の名前とマナの木の夢だけ。セラフィナは旅に出ることで色々な人々と出会い、多くの世界を知ることにした。マナの木が告げた目的を果たすために。 「宝石泥棒編」「エスカデ編」「ドラゴンキラー編」を中心に壮大な物語が語られる小説版『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ』!
どうぞ心配しないで下さい、 私はもう心を決めましたから 天才と呼ばれた美術学校生と、そのモデルを務めた少女の悲恋。 大正ロマンの旗手による長編小説を、表題作の連載中断期に綴った 関東大震災の貴重な記録とあわせ、初単行本化。挿絵97枚収録。 葉山はお幹を帰してから、長椅子に腰かけ一つ所を見詰(みつめ)ながら、坐っていた。葉山は若い娘の泣くのをはじめて見た。洪水のような彼女の涙に誘われて一所に押流されそうだった自分を、危く踏止(ふみとど)まった、生れて始めての経験について自分を省みた。(…) それにしても、彼女が画室を出る時「私もう決心しています」と言った言葉を、葉山はふと思い出した。 「お幹は死ぬかも知れない、それはもう理窟ではない、これは放ってはおけない」そう思いつくと、葉山は弾かれたように椅子から飛上がって、そこそこに着物を着換(きがえ)て外へ飛出した。お幹が、彼から遠く遠く去って行ったであろう路を歩きながら、彼は非常に感傷的(センチメンタル)になって路を急いだ。(本書より) 岬 東京災難画信 解説(末國善己)
2017年7月、売れない犯罪実話ライターのキャシーはひとつの記事に目をとめた。テキサス州南部の地方紙が、1986年8月に起きたアルゼンチン人男性銃殺事件の背景を探っていた。二人の男と重婚した女性ローレ、彼女の夫によるもう一人の夫の殺人。全ての原因となったローレは取材を拒否していた。もし彼女の視点で事件を書けたら?キャシーはローレに接近し、事件当時のことは話さない条件で取材権を得た。共に秘密を抱えた二人の女性の対決はやがて…。フーダニットを巡って手に汗握る実録系サスペンスの怪作!
1巻発売即大重版! コミックス1巻同月発売! 「余の辞書に”不可能”はない!」(重圧やばすぎ……) いざ戦争のど真ん中へ! エスプリ幼帝の王政サバイバルファンタジー第3弾! コミカライズ好評連載中! 書き下ろし番外編収録!
相棒とともに魔境の洗礼を乗り越えろ! きっと“ふるさと”を思い出す、命がけ(?)ほのぼのファンタジー第二弾! 書き下ろし番外編2本、巻末収録! コミカライズ2022年連載開始!
「君の望みーー“魔術”にしてみないかい?」 世界の理に触れ、国々の均衡を打ち壊す天然魔神、降臨! 書き下ろし番外編収録! コミカライズ決定!
敵を欺き、罠を躱せ。冷戦下のニューヨークで繰り広げられる〈ゆっくりスパイ劇〉! 「どこを読んでも面白さ文句なし!」『New York Times』書評より。 平和を愛したスパイ 訳者あとがき 解説 小野家由佳
「いくつになっていたって、私には未来がある」 スーパーのレジで働く立花カオル。五十五歳になった今、瞼はたるんで足は象のようにむくみ、転がるように醜くなった。何を見聞きしても感情の針が動くことはなく、すべてのものが灰色に見えていた。寝るためだけの六畳間の自宅とパート先を往復するだけの、ひたすら「孤独」で味気ない毎日。家に帰るといつも「灰色のハイエナ」に見られているような幻影に悩まされていた。しかし、ある偶然の再会によって、カオルは新たな生きる希望を抱きはじめ……。 灰色の世界 十四歳 予感 奇跡 色 半月の夜 道
スウェーデン人の父と日本人の母の間に産まれたさやは、弟の孝一が医学部に入学したため、訳あって帰国した父に代わり、孝一の学費や仕送りのため、昼はデパートで夜は銀座のバーでホステスとして昼夜働いていた。一方の孝一はそんな母と姉の苦労を知り、学業優先の生活を送っていた。そんな時、同じ大学のゆきと出会う。彼女に好意を抱いたが先の事情もあり、学業とバイトの空き時間にしか付き合うことができなかった。そんな一家をコロナが襲った。度重なる自粛要請により昼夜の仕事も苦境に立たされていた。美しいさやに言い寄る男達の中でも年の離れた榊原に魅かれたのは、会えぬ父への憧憬からか?不倫関係であることに恐れを抱きながらも逢瀬を重ねるうちに榊原の娘が孝一の交際相手であることを知り、衝撃を受ける……。懸命に生きようとするさやを阻むように立ちふさがる壁、彼女は新たな人生を掴みとることができるのか。 第一章 ラブゲーム/第二章 プラトニックラブ/第三章 コロナ/第四章 虚飾の愛/第五章 未知への歩み
あなたのことは、最初から疑っていましたーー 罪を犯した者たちの前に、 死神めいた風貌の警部が立ちはだかる! 〈刑事コロンボ〉の衣鉢を継ぐ、大人気倒叙ミステリシリーズ あなたのことは、最初から疑っていましたーー漫画家を殺してしまった週刊漫画誌の編集者、悪徳芸能プロモーターを手にかけた歌謡界の元・スター、部下の裏切りに報復する人気タレント文化人、過去を掘り返そうとする同僚の口を封じた美大予備校の講師……彼らは果たして、いつ、何を間違えてしまったのか。罪を犯した者たちの前に、死神めいた風貌の警部が立ちはだかる。〈刑事コロンボ〉の衣鉢を継ぐ、大人気倒叙ミステリシリーズ! ■目次 「第一話:愚者の選択」 「第二話:一等星かく輝けり」 「第三話:正義のための闘争」 「第四話:世界の望む静謐」
【受賞作決定!】 第32回鮎川哲也賞 選評 辻 真先・東川篤哉・麻耶雄嵩 第19回ミステリーズ!新人賞 選評 大倉崇裕・大崎 梢・米澤穂信 【第19回ミステリーズ!新人賞受賞作】 ルナティック・レトリーバー 真門浩平 ●名門大学学生寮で、日食の最中に巻き起こった事件を描く。第19回ミステリーズ!新人賞受賞作 【新連載】 明治殺人法廷 第1回 芦辺 拓 1(ONE) 前編 加納朋子 【小説】 ねじれ位置の殺人 犯罪相談員〈3〉 石持浅海 きみのかたち 第4回 坂木 司 特撮なんて見ない 第4回 澤村伊智 記憶の対位法 第2回 高田大介 ファインダー越しの、 秋永真琴 『昭和ふしぎ探訪』 愛蔵版に寄せて 榊林 銘 黒いレプリカ 櫻田智也 二十七番目の男 ネイサン・イングランダー 小竹由美子 訳 【特別企画】 新訳版『長い別れ』刊行記念対談! 田口俊樹×杉江松恋 鮎川哲也賞受賞者特別対談 青崎有吾×今村昌弘 【ESSAY】 装幀の森 第3回 アルビレオ ぼくたちが選んだ 第5回 有栖川有栖・宮部みゆき・北村 薫 翻訳のはなし 第5回 短歌と小説、どちらがこわい 金原瑞人 乱視読者の読んだり見たり 第4回 死人に口あり 若島 正 ホームズ書録 これはホームズ翻案なのか?「探偵小説 二重棺の秘密」 北原尚彦 【COLUMN】 ひみつのおやつ*季節限定パフェ 敷島シキ 私の必需品*パーソナル密室 北山猛邦 【INTERVIEW 期待の新人】 荒木あかね 【INTERVIEW 注目の新刊】 『仕掛島』 東川篤哉 『録音された誘拐』 阿津川辰海 【訃報】 追悼 松田道弘氏、三田皓司氏、島崎 博氏、光原百合氏 戸川安宣 追悼 Noribou(唐仁原教久)氏 編集部 【BOOKREVIEW】 [文芸全般] 瀧井朝世 [国内ミステリ] 宇田川拓也 [翻訳ミステリ] 村上貴史 [SF] 渡邊利道 [ファンタジイ] 三村美衣
発売即重版の大人気シリーズ、第二弾! ゆるゆると自由気ままな異世界生活を満喫! もふもふした幼児が大活躍の異世界転生ファンタジー! 自分の正体が聖獣であることが判明したケータは、それでもゆるゆると異世界生活を満喫。 アールスハインと共に魔法の能力を急速に高めていくが、その活用方法は異世界の常識を覆していく。 そんなケータたちの前に、謎のもふもふが現れてーー ゆるゆると自由気ままな生活を満喫する幼児の異世界ファンタジー、第二弾!
WEB版3万字弱の人気短編を長編作品へと大幅改稿!! 推しを守るためなら、騎士にだってなります! コミカライズ企画進行中! 『推し』、それは乙女にとって最も尊く、憧れの存在。 「私の推し……クライヴ様は本日もなんて素敵なのでしょう」 クランベル王国の大貴族ーーモルガー公爵家の末娘アリスは、ふたつ年上の近衛騎士候補を眺めて静かに呟いた。クライヴはアリスの幼馴染で、モルガー公爵家の隣に住むレイラン子爵家の次男。彼は、王宮の中でも最難関と言われる近衛騎士の試験合格を目指し、現在はレイラン家の庭で自主練習の身だ。屋敷が隣同士ということもあり、アリスは頻繁にレイラン子爵家に出入りしていた。 そんなある日、クライヴが突然訪問してきて、「魔物討伐のためにしばらく会えない」と告げられる。推しのクライヴが前線で命を落とすかもしれない。そうした事態にいてもたってもいられなくなったアリスが神に祈りを捧げるとーー。