2022年2月8日発売
SNSで話題のWEB小説家・MIYAMUが2022年2月ついに初の小説を出版決定! 「寝息を感じられる距離にいられた、束の間の朝を 揺れる日々の中、震える指先で求めてくれた夜を 冷たい朝露に濡れて、麗しく咲いていたあなたを 愛しています。心から。 あなたが私の最後の人」----『ホワイト・カメリア』 SNSにて話題を集めるWEB小説家のMIYAMU×人気イラストレーターyasunaが共作で贈る 2022年最初のラブストーリー。 6人の男女のもどかしく、やるせない恋模様。 私たちは、それぞれに傷を負っている。 その傷を見せないよう、隠しながらもがいている。 誰かを本気で愛した途端、誰かの物語では悪者になる。 正論はときに暴力になる。 恋愛に、正しいも正しくないもないのだ。 これが、複雑すぎる現代を懸命に生きる若者たちのリアルな恋愛のカタチ。
格闘小説の巨匠、夢枕獏が描く小説版『バキ』外伝。〈br〉 バキワールドにリンクする最凶死刑囚・柳龍光を捕まえた少年の物語完結!!〈br〉 柳龍光、愚地独歩、愚地克巳などの『バキ』キャラクターだけでなく、『餓狼伝』の久我重明、磯村露風なども登場!!
お里は、髪結いの技に魅了され、自らも髪結いを志す。二人の師匠に導かれ、技を磨いていく。頼る人もいない不幸な生い立ちのお里は髪結いとして独り立ちするために努力を重ねていく。そして彼女を慕う弟子を預かることになる。自分を慕ってくれる弟子達の為に生きる事も自分の人生と決意を新たにする。お里の腕を信頼する常連もついてきて、順風満帆に見えたが、働きづめのお里の体に異変が表れる……。「私も先の事は何があるかわからない。お前達も技を磨いて、いずれ自分のお店を出してくれれば、これ以上の願いはないよ。これからは自分の力で生きていくんだよ。私には身寄りはないけれど、店にいる三人が私の娘だと思っている。私は幸せだよ」。恋も知らず、人並みの女の暮らしなど考える暇さえなく、髪結いになる為にしゃにむに生きた一人の女の生涯を、弟子達の人生模様も織り込んで描く時代小説。 第一章 見習い/第二章 技は精進/第三章 髪は粋で艶やかに/第四章 旅立ち
チェコスロヴァキアの民主化運動を牽引し、のちに大統領に就任したヴァーツラフ・ハヴェル。しかし彼の本領は、「言葉の力」を駆使した戯曲の執筆にあった。 官僚組織に人工言語「プティデペ」が導入される顛末を描いた「通達」、ビール工場を舞台に上司が部下に奇妙な取引をもちかける「謁見」の二編を収め、「力なき者たちの力」を考究したこの特異な作家の、不条理かつユーモラスな作品世界へ誘う戯曲集。 通達 謁見