2022年6月22日発売
“アイテム無消費”のスキルを持つ青年セドリ。ある日彼は、所属するパーティーを追放され、迷宮の最下層に置き去りにされてしまう。戦闘能力が乏しく孤立無援のセドリだったが、偶然見つけた宝箱から魔物を召喚するアイテムを手に入れる。彼は無消費スキルによって大量召喚した魔物を護衛にして、エリアボスを撃破。数々のレアアイテムを入手したセドリは、自分を裏切ったパーティメンバーへの復讐を胸に、ダンジョン脱出を目指す!
役立たず扱いされ、村を追い出された少年レクス。日常のどんな動きでもスキルになる謎能力『日常動作』を頼りに魔法学園に入学した彼は、充実した日々を過ごしていた。魔法の公式や剣術を問われる学園の期末テストに親友の家で幽霊退治、ゴーレムドラゴン製作…イベント盛りだくさんな魔法学園ライフを大満喫するレクス。しかし、とあるきっかけで故郷の村が大ピンチに陥っていると知る。自分を追放した両親は憎いが、村に残してきた大切な妹のため、レクスは立ち上がる!
凄腕の鍛冶士なのにそれ以外はダメダメな父を養い、自らも鍛冶士を目指す犬の獣人、ノア。近所にある魔物の領域『無限の荒野』に行っては珍しい鉱石や鍛冶素材を集めていたノアは、気が付けば、国の英雄さえも超えるレベル596になっていた。風竜の獣人リリィを連れて家に帰ってきたノアは、火竜女王エスティローダの恋を後押ししたり、ノマドに一人前だと認められたりと、慌ただしい日々を過ごしていた。そんなある日、国王のジェルおじさんに会いに王城へ向かったノア。ジェルおじさんの子ども、つまりノアのイトコだという美少女&美少年と出会ったのだがーノアの『最強の鍛冶見習い』への道は終わらない!
転生後の能力を決めるガチャで大当たりを引き、チートな王子様に転生した俺、アキト。たくさんのスキルを使って、気ままな異世界生活を送っている。そんなある日、俺は友達の獣人国の王子・レグルスと迷宮探索に向かった。罠を潜りぬけて宝探ししたり狩った魔物の肉でバーベキューしたりと大満足!ところが俺達が迷宮で楽しく遊んでるうちに都では最強の獣人・獣王が暴れ回り、住人に迷惑をかけてたんだ。よ〜し、俺とレグルスでそいつを止めて住人達を助けるぞ!
神様から制限の多いスキル『吸収』を授かって転生した少年、アスラン。子爵家の三男として幸せな家庭ですくすく育った彼は、王都の学園を卒業し、冒険者としての一歩を踏み出した。獣人たちを仲間に加えたり、商店街を悪徳貴族の買収の魔の手から救ったりしながら、各地を回るアスラン。ある日彼は、道中でたまたま救った聖女と精霊が棲むとされる秘境を目指すことになる。しかしその里は、密かに魔族に狙われていたのだった!
異世界に転生し、地味〜な素材採取家として生きていくことになった俺、タケル。ようやく北の大陸から戻ってきたのでダラけようと思ってたのに、仲間たちは皆、修業とかするらしい!?また俺だけ取り残されたな…じゃあ俺も、後回しにしてたトルミ村の開拓とか、レインボーシープの毛刈り祭りとかに手をつけるか!
異世界に召喚された29歳のフリーター、秋野冬至。無能力者としてすぐに追放されたものの、後に判明したゲームスキルを駆使した結果、可愛いペット達の召喚や本格的な武具製作に成功する。-こうして、自由な冒険者生活が始まった!深淵樹海で仲間と散り散りになったトウジが迷い込んだのは、様々なスライムが棲息するスライムの楽園だった。そこには、スライムたちを束ねる楽園の王の姿が…するとサモンモンスターのキングさんが勝負を挑み、誇りをかけたガチンコバトルが勃発!王はこの世に二人もいらない…最強のスライムの称号を手にするのは!?
15年ものチュートリアルを終えて異世界に転生した元おっさんゲーマー・テンマ。彼はケモミミ美少女・ミーシャとともに最初の村を出発。辺境の町・ロンダに向かう。そこでテンマが出会ったのはウサ耳姉妹、魔術師志望のお嬢様、研究以外ポンコツな魔女。彼はそんな彼女たちをチュートリアルで得た知識をふんだんに詰め込んだ亜空間にご招待。常識外れの超効率メニューで、眠れる才能を開花させていく!
自分が見つけたいのは君香だ。カリフォルニア・スパイダーなどどうでもいい。居酒屋店主の円堂のもとに、バブル時代、不動産売買で荒稼ぎをした盟友の中村から電話が入る。当時、「地上げの神様」と呼ばれ、バブル崩壊後、姿を消した二見興産の会長の愛車で、20億円の価値があるクラシックカーの目撃情報が入ったという。二見は失踪時、愛車とともに円堂が結婚を考えていた君香という女性を連れ去っていた。20億円の車をめぐってバブルの亡霊たちが蠢き出すなか、円堂はかつての恋人を捜し、真実を知るために動き出すー。
電話である予感を伝える少女の物語ララ。老女を陥れる犯罪を企てた男の物語ジュン。犯罪小説が送られてきた作家の物語シイナ。この小説は3つの物語からできています。視点が変わり、時系列も変わります。あなたは謎をどう読みときますか。物語それぞれの関係性が明らかになった時に新たな物語が立ち上がる、仕掛けに満ちたミステリー。
友情、ライバル、憧れ…人間関係の「事件」の謎を解き明かす青春ミステリー連作短篇集。第42回小説推理新人賞受賞作を含む全五篇を収録!「その意図は見えなくて」…生徒会選挙で集まった白票が意味するもの。「合っているけど、合っていない」…陸上部の部室を荒らしたのは誰?「ルビコン川を渡る」…部活の合宿で成績の悪い生徒が突然姿を消しー。「その訳を知りたい」…“それなり”に生きる私を必死にさせたのは?「真相は夕闇の中」…何者でもない僕があいつの傍にいつづける理由。
仲間の助けを借りた甚夜は、南雲叡善の企みを阻止して皆を救うことができた。だが、目的の一つであった鬼哭の妖刀は、混乱の最中、吉隠によって持ち去られてしまう。吉隠が密かに狙っていた鬼哭に秘められた能力、それは甚夜にとっては葛野の記憶に繋がる大切なものだった……⁉ーー大正編が大団円を迎える! 大人気和風ファンタジーシリーズ第十巻。
★韓国で20万部突破のベストセラーついに日本上陸!★ ★世界的人気K-POPアイドルグループEXOのBAEKHYUN(ベッキョン)が “큥튜브(キュンチューブ)”で紹介した話題の本★ ★「泣いた」「時間がたつのも忘れて読んだ」「私のために書いてくれたような本」 など大反響!!★ 人間関係に疲れたとき、 恋愛に傷ついたとき、 人生に悩んだとき…… 自分を不完全だと思って、 いつも過去の後悔と明日の不安を抱えているあなたへ。 痛みと向き合う勇気をくれる温かな106のエッセイ 「恋人に、友達に、家族に……照れくさくて、言わなくてもわかると思って、言えなかった言葉が、すべてこの本に盛り込まれている」 *** 世の中にはそこに置いてくることで、初めて永遠の美しさを湛えるものがあります。かつての愛、かつての幸せ、かつてわたしたちのそばにあったもの。 *** あなたという文字がうまく消えません。あまりにも濃く、力を込めて書いたせいでしょう。 あらかじめ教えてくれたらよかったのに。全部消さなければならないかもしれない、と。 *** もしかしたらほんとうに大人になるということは、涙をのみ込む方法ではなく、泣くべきときに泣くことができる勇気を学んでいくことなのかもしれない。 *** この夢がかなうか、かなわないか。勝つか、負けるか。これらはいまのわたしたちの知るところではないので、それほど重要ではない。確かに、夢というのは、わたしたちが今日そこに向かって一歩踏み出せば、それだけでその役割を果たしたことになる。 *** 成長の時期は、寂しさという姿でわたしたちのところへやってくる。 *** しかしときには、ごくまれには、いかなる説明も、いかなる理由も必要なく、自分自身に向かってこの4文字を叫ばなければならないときがある。 「できるよ」 *** わたしの憂うつに他人の許可は必要ない。わたしの痛みに適切な条件もまた必要ではない。 *** 幸せというのは他人との比較で得られるものではない。 自分が何を経験して、何を感じたかによって、自分がいちばん大切に思うものが何かによって、人生のどんな時期を経験しているかによって、幸せの意味は変わる。 *** 愛に傷つかない方法は、ひとつだけ。見返りを求めることが、愛を差し出す目的にならないこと。何かにとりつかれたように、否応なしに誰かを愛するようになっても、自分が差し出す心を取り返そうとしないこと。「わたしはあなたを愛してる」。この文章にはいかなる条件もつけてはいけない。 *** 愛を失ってわたしたちが学んだこと、それは、痛みを十分に味わう勇気なのか。傷つかない程度にだけ恋をする方法なのか。 *** 愛は変わらないという言葉は嘘だ。愛はいつでも変わる準備ができている。
回復に導く詩の言葉 ハン・ガンによる詩60篇を、著者の小説を手掛けてきた翻訳家きむ ふなと斎藤真理子の共訳により刊行。 巻末に収録した翻訳家対談では、韓国における詩の受容や詩人としてのハン・ガンなど、広く深みのある話が繰り広げられており読者を韓国の詩の世界へ誘う格好のガイドとなっている。 ........................................... ハン・ガンの小説は美しく、同時に力がある。 繊細さだけではなく強さがある。 その元にあるものがこの詩にあらわれている。 ーー斎藤真理子 ハン・ガンにとって詩は 内密な自分自身の声に正直なもの。 詩を書くことで、心身のバランスや 問いを直視し続ける力を回復していく。 ーーきむ ふな ........................................... 一部 明け方に聞いた歌 二部 解剖劇場 三部 夜の葉 四部 鏡のむこうの冬 五部 真っ暗なともしびの家 対談 回復の過程に導く詩の言葉──訳者あとがきにかえて