2023年12月発売
悪人に多い黒髪に生まれたことで、家族から悪魔と迫害されてきたジュリア。それゆえ膨大な魔力の持ち主であることを隠してひっそり暮らしていたが、突然、国王ルイゾンの再婚相手に選ばれる。しかも、いきなり双子王子の継母になることに…!? 初めは子育てに自信がなかったジュリアだが、とっても可愛い王子たちにもうメロメロ! しかし、王子たちは魔力がないせいで虐げられていてーーそんなの許せない!とジュリアは王宮改革&魔力特訓をスタート。可愛い義息子の為なら魔力解禁でなんでもしちゃう! 家族愛溢れる子育てファンタジー、開幕!
国のために尽くしてきた聖女・スピカ。しかし、ポーション技術の発展により聖女の力は用済みとされ、婚約破棄&追放を告げられる。それならとスピカも試しにポーションを作ってみたところ、聖女の魔力が宿った××効果のある秘薬ができて…!? 助けた隣国の王子に見初められ、宮廷薬師として新しい生活をスタートさせたスピカ。楽しく作ったポーションが人々に必要とされることで自信を取り戻していく。一方で、秘薬の噂を聞きつけた元婚約者はスピカを連れ戻そうとして…? そちらが追い出したくせに、今さら戻ってこいなんてお断りです! 用済み聖女による大逆転ファンタジー、開幕!
異世界に転生し、猫耳幼女になってしまったエリナ。その愛らしい見た目で無意識に庇護欲を煽ってしまい、周囲から構われ愛されまくる日々。ある日、隣国との合同訓練に料理人として参加してほしいと招待されたエリナは、前世で憧れていたバーベキューができると聞き大興奮。お肉と相性抜群な特製のバーベキューソースを作って準備万端! 過保護&独占欲を発動中のカタブツ騎士団長と、国を飛び出していざ食の旅へーー! 可愛さ120%増し(当社比)、もふもふたちの溺愛がさらに加速する大人気シリーズ!
「魔女」と恐れられる金色の髪と瞳を持って生まれたため、家族から虐げられて育った辺境伯令嬢のサラ。 ある日、姉の結婚を機にお荷物となったサラは獣人皇国との境にある森に捨てられてしまう。さらに人身売買のブローカーに捕まってしまい…。絶体絶命と思いきや、獣人皇国・皇帝のカイルが登場。「なんとか生きのびなきゃ!」とサラが彼に助けを求めると… 「それなら俺の伴侶になるといい。形だけの結婚だけどな」 と、カイルからいきなり契約妻となることを提案されーー!? 思いがけず始まったニセ婚約者としてのお城生活。でもなぜかカイルからはSっ気ある溺愛が止まらなくて!? 愛のない形だけの関係のはずなのに、次第に彼への気持ちが募ってしまい…。 捨てられ辺境伯令嬢×冷酷な狼皇帝、溺愛尽くしのシンデレラストーリー!
乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまった侯爵令嬢のセラフィーナ。憧れの怠惰な余生のため、断罪ルートの回避を決意するセラフィーナだったけれど、いざ学園に入学してみるとなぜかヒロイン(通称:ヒドインちゃん)がいなくて!? 「死にたくない! ヒロインが出てこないなら、わたしがやるしかない…!」 断罪回避のため、仕方なくヒロインに代わって密かにイベントをこなすセラフィーナ。けれど周囲の勘違いによりなぜかセラフィーナの愛され指数が急上昇してしまう。さらに、隠しキャラのはずの隣国の第二王子が急接近! まさかの溺愛ルートに突入してしまって…!? 待ってください、こんなストーリー知りません! 私はただの悪役令嬢なんですーー!
ミステリだけではないホラーだけではない。江戸川乱歩の魅力が凝縮された珠玉の18篇。全作品けんごによる解説付き!
聖女の力で長年人々を癒やしてきたティアラは、あらぬ噂を立てられ国を追放されてしまう。でもむしろ心は晴れ晴れ。窮屈な宮廷生活に颯爽と別れを告げると、図書館で数少ない友人のアレックスに偶然バッタリ。実は彼の正体は隣国の第一王子だった! ティアラはそんなアレックスに誘われ一緒に彼の故国へ。しゃべる魔導書、飛竜のレース、はては魔道具店でスライム販売のお手伝い。聖女ティアラの充実した新生活が始まった! プロローグ 帝国の聖女/第一章 王国の王子/第二章 王国での日々/第三章 深紅の魔族/エピローグ 飛竜競
グリドール国の第二王女ローズは、家族から疎まれ、姉の身代わりにマルタン大国の王太子ラファエルの冷遇妃となる運命だった。 しかしラファエルと運命を乗り越え、ローズは王太子に溺愛される婚約者としてマルタン大国へと迎えられた。 母国とはまた違う文化に心躍らせるローズであったが、ラファエルの姉であるブランディーヌには良く思われていないようで、出会い頭に罵倒されてしまう。 ラファエルがローズを守るため躍起になる中、マルタン大国の現王妃、ジゼルには「ローズ王女は次期王妃にふさわしくない」と告げられーー!? 家族のしがらみから自由になったローズに迫る新たな試練。ラファエルからの溺愛も相変わらずで!? 異国の極甘ラブストーリー、待望の第二巻!
転生して孤児となり、崖っぷちの中で生きてきた少女・ナイはある日、聖女に選ばれ、二度目の人生が一変することになる。 後見人の計らいで、王立学院の、王子や貴族ばかりの特進科に進むことになったナイ。 その乙女ゲームのような美男美女ばかりのクラスで、もう一人の平民の少女「ヒロインちゃん」が、王子たちを「攻略」し始めて…!? そして「ヒロインちゃん」の無謀な行動により、課外訓練中に危機に陥った特進科だったが、ナイの幼馴染であるジークとリン、そして魔術師団の副団長の助けもあり、なんとか窮地を脱する。 しかし王族や貴族を危機に陥れた「ヒロインちゃん」は王国に捕らえられてしまうことに。 いまいち反省の色が見えない「ヒロインちゃん」の尋問に同席させられたナイだが、そこで彼女が危険な「魔眼」を持つことが発覚し…!? トラブルだらけの乙女ゲー異世界学園生活、第2巻!
「未来の旦那様が人気者で、嬉しい限りですわ」 可憐な美貌の公爵令嬢・レティシアの婚約者様は、 まさに〈みんなの王子様〉。 いつも学園の生徒たちに囲まれているウィリアムには、 気安く近寄ることができない。 けれど、レティシアにとって、そんなことは瑣末な問題だった。 彼に相応しい令嬢であり続けることが、何より大切。 そのために笑顔を心がけているのだが、 「嘘っぽい」とか「胡散臭い」とか、なぜか散々な言われよう。 学園の生徒たちからの妬みや嫉みは絶えないし、 中でも、男爵令嬢のルーシーは悪質な嫌がらせばかりしてくる。 大好きな婚約者様に迷惑をかけないように、 得意の暗記力を使って穏便に解決したいのだが…。 過保護なウィリアムは、放っておいてくれなくてーー!? 「僕の婚約者が可愛すぎるから、不可抗力だよ」 天然悪女と絶対的紳士の、甘美な学園ストーリー!!
あれから何年経ったのだろう。あれって、いつから? どのできごとから? 日本を襲った二つの大地震。未知の病原体の出現。誰にも流れたはずの、あの月日ーー。別々の場所で暮らす男女三人の日常を描き、蓄積した時間を見つめる、著者の最新長編小説。 始まりの前の続き、続きの後の始まりを見下ろし、あの中のどこかにわたしもいる、と思った。(一穂ミチ・作家) 【著者略歴】 柴崎友香(しばさき・ともか) 1973年、大阪府生まれ、東京都在住。大阪府立大学卒業。1999年「レッド、イエロー、オレンジ、オレンジ、ブルー」が文藝別冊に掲載されデビュー。2007年『その街の今は』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞、咲くやこの花賞を受賞。2010年『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞、2014年『春の庭』で芥川賞を受賞。その他に『パノララ』『千の扉』『百年と一日』ほか、エッセイに『よう知らんけど日記』など、著書多数。
味わい尽くしてやる、この都市のギラつきのすべてを。 コロナ禍の北京で単身赴任中の夫から、一緒に暮らそうと乞われた菖蒲(アヤメ)。愛犬ペイペイを携えしぶしぶ中国に渡るが、「人生エンジョイ勢」を極める菖蒲、タダじゃ絶対に転ばない。過酷な隔離期間も難なくクリアし、現地の高級料理から超絶ローカルフードまで食べまくり、極寒のなか新春お祭り騒ぎ「春節」を堪能する。街のカオスすぎる交通事情の把握や、北京っ子たちの生態調査も欠かさない。これぞ、貪欲駐妻ライフ! 北京を誰よりもフラットに「視察」する菖蒲がたどり着く境地とは……? 著者自身の中国滞在経験とその観察力が炸裂する、一気読み必至の“痛快フィールドワーク小説”! 【著者略歴】 綿矢りさ(わたや・りさ) 1984年、京都府生まれ。2001年『インストール』で文藝賞を受賞しデビュー。04年『蹴りたい背中』で芥川龍之介賞受賞。12年『かわいそうだね?』で大江健三郎賞、同年に京都市芸術新人賞、20年『生のみ生のままで』で島清恋愛文学賞受賞。他の著書に『勝手にふるえてろ』『私をくいとめて』『オーラの発表会』『嫌いなら呼ぶなよ』など。
貧困家庭に育ち、義父から虐待を受けている高校生ビリーは、劣悪な環境から逃れるため、プロのアメフト選手になろうともがいていた。だがシーズンが始まるまさにその日、自宅で義父の死体が発見される。容疑は、前日に義父と喧嘩していたビリーに向くが……。
咸臨丸の渡米目的は、外交使節団の護衛ではなかった。福澤諭吉の生涯を、現代の知の巨人・荒俣宏が膨大な資料を渉猟して著した、評伝小説の決定版。近代日本の父、福澤諭吉最後の「自伝」。
『修身要領』普及のため、慶應義塾の廃塾さえ決心した。近代日本の父・福澤諭吉の生涯を、荒俣宏が膨大な資料を渉猟して著した、畢生の大作一四〇〇枚。現代の知の巨人、荒俣宏最後の小説。
作家ルーシー・バートンの前夫ウィリアムは、71歳にして人生の荒波に翻弄されている。彼の亡母ゆかりの土地を訪ねる旅に同行することになったルーシーは、結婚生活を振り返りながら、これまでの人生に思いをめぐらせる。『私の名前はルーシー・バートン』姉妹篇
吉野の山野で馬借に仕えていた少年・多聞は、野盗による襲撃から辛くも逃れる。 行先のない多聞の前に、二人の武者がー。 二人は、後醍醐帝の後胤・玉川宮敦子、後鳥羽帝の後裔・鳥羽尊秀、と名乗る。 「そなたには見どころがある。どうだ、我らの同志にならんか?」 弱き民草を虐げ、我が世の春を謳歌するすべての武士、公家、寺社、有徳人どもを倒し、あるべき世を作り上げる。 吉野朝(南朝)の隠密部隊「菊童子」として訓練を受けることになった多聞は、京の将軍・足利義教の打倒と南朝の再興へ向けて尽力していく。 暗殺、奇襲、破壊工作ーーその道は過酷を極めた。 状況の打開へ、敦子と尊秀は、将軍義教の弟・義昭との接触や、鎌倉公方の籠絡、同志の拡大などを画策する。一方で、南朝の正統性、そして信念と志に、有力大名や国衆をはじめ「つわもの」たちが集い来る。 ついに義教は吉野へ大軍を差し向ける。その裏には幕府方、吉野朝方、それぞれの武将たちの思惑が交錯する。 しかし、誰も気づかぬところで、さらなる謀略が張りめぐらされておりーー! 中山義秀賞をはじめ、数々の賞を受賞した歴史小説の気鋭が、歴史に埋もれた国家の行く末を懸けた史上最大の「ゲリラ戦」を迫力の筆致で描き出す会心作!
生粋の都会っ子である十三歳の少年、リバー・マクリーンは父親の命令で、楽しかるべき夏休みの五日間を、ブリティッシュコロンビア沿岸のグレート・ベア熱帯雨林で過ごす羽目になる。 『森にさす光の中で』は、北米大陸に現存する最後の熱帯雨林であり、地球で最も美しい野生動物生息地の一つと称される地帯を巡る冒険物語である。 月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日