小説むすび | 2023年6月14日発売

2023年6月14日発売

うるうの朝顔うるうの朝顔

出版社

講談社

発売日

2023年6月14日 発売

第17回小説現代長編新人賞受賞作! ーー1秒が、あなたを変える。必要なのは「1粒の種」。 奇跡の花と不思議な青年をめぐる、再生の物語。 綿来千晶は、息子に手を上げた夫と離婚したばかりで鬱々とした日々を過ごしていた。彼女は、偶然入った霊園事務所で日置凪という青年に出会う。親しみやすく価値観の合う凪に、ぽつぽつと悩みを打ち明ける千晶。すると彼は「ひとつだけ、おとぎ話をさせてください。」と「うるうの朝顔」という不思議な朝顔の種を取り出した。 なんでもその花を咲かせると、現実とはほんの少しだけ変わった過去をもう一度体験でき、その瞬間から始まっていた心の「ズレ」が直るという。その夜、千晶には、姉が父に殴られた日の記憶がよみがえり……。 キーアイテムとなるうるうの朝顔の使い方が、不思議な力でズレを修正された人物たちに解放感だけでなく一抹の苦味や寂しさを残すところが味わい深さとなっている。--凪良ゆう すべてのエピソードで、安易な解決ではなく、おずおずと未来に踏み出すなにかが描かれているのに好感を持ちました。 ーー中島京子

レーエンデ国物語レーエンデ国物語

著者

多崎礼

出版社

講談社

発売日

2023年6月14日 発売

行こう、あなたと。 家を抜け出して、少女は銀霧が舞う森へと旅に出る。 絶賛沸騰の王道ファンタジー! 全国で続々☆第1位☆ 紀伊國屋書店ベストセラー(2023年6月2週・小説部門) 丸善丸の内本店(6/22~6/28 フィクション部門) 三省堂書店池袋本店 (6/12~6/18 文芸書部門) 読書メーター読みたい本ランキング(単行本部門週間 2023年4月28日ー5月4日) ーーー 続々推薦の声! 「この波瀾に満ちた別世界を ヒロインとともに歩めるのは 読者(あなた)の特権です」 ーー田中芳樹(『アルスラーン戦記』) 「魅せられた。 銀呪の地、レーエンデに。 ファンタジーはこうでなくっちゃ!」 ーー柏葉幸子(『霧のむこうのふしぎな町』) 「読後、放心し、 空を見上げ、トリスタン、と呟く」 ーー恒川光太郎(『夜市』) 「これから寝床に入る者は幸福だ。 朝よ来るなと怯える夜も、この物語があればいい!」 ーー紅玉いづき(『ミミズクと夜の王』) 「懐かしい幻想の薫りに浸る、幸せな読書でした。 ーー行こう。恐ろしくも美しい、レーエンデの国へ」 ーー柳野かなた(『最果てのパラディン』) ーーー 〈あらすじ〉 異なる世界、聖イジョルニ帝国フェデル城。 家に縛られてきた貴族の娘・ユリアは、英雄の父と旅に出る。 呪われた地・レーエンデで出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタンだった。 空を舞う泡虫、乳白色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城。 その数々に魅了されたユリアは、 はじめての友達、はじめての仕事、はじめての恋を経て、 やがてレーエンデ全土の争乱に巻き込まれていく。

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