小説むすび | 2023年7月12日発売

2023年7月12日発売

前の家族前の家族

出版社

小学館

発売日

2023年7月12日 発売

その物件、購入して大丈夫ですか? 賃貸に住み家賃を払い続けるのか、ローンを組んで終の棲家となるマンションを購入するのか、決断一つで人生の転機が訪れる。 「借金をして家を買おう」。37歳、独身、小説家・猪瀬藍は、中古マンションの購入を決意。夫婦と娘2人の4人家族が暮らす物件を内見し、理想的なマンションに出会えたと契約を結ぶことに。新居での新生活に心躍らす藍。しかし、その先に思いもがけない展開が待ち受けていた・・・・・。マンション購入はその物件だけではなく周りの環境まるごとが自分の世界になるということ。藍の身に衝撃の結末が訪れる。 果たして、その物件に手を出してはいけなかったのか・・・・・芥川賞作家が挑む異色のマイホームミステリー。 【編集担当からのおすすめ情報】 小説家・青山七恵さんが描く、ある小説家の中古物件購入譚。物件購入後に巻き起こる小さな事件を繊細に描写したリアリティーに、これってまさか青山さんの実体験!?と戦慄させられる。じわりじわりと何者かが迫りくるような展開を読者のみなさんにも是非体験して欲しい。中古物件を買うのがちょっと怖くなるかもしれません。

1999年のスクエアクロス1999年のスクエアクロス

出版社

街灯出版

発売日

2023年7月12日 発売

1999年、地元で家政婦をしていた北川法子は、来年の2000年に施行される介護保険法に向けて、介護会社を起業しようとしていた。法子は、地元の旧家の一人娘である土屋晶子に、共に介護事業を始めようと持ちかける。 晶子は法子の熱意に押され、一緒に介護会社を立ち上げる事を決意する。そして、晶子の実家である土屋家の広大な庭に介護施設を建て、使用する事になる。法子も晶子も会社の経営は素人のため、数々の困難にぶつかるが、力を合わせて頑張っていく。しかし、その裏で地元の市と銀行が、土屋家の屋敷と土地を所有しようと画策していた。更に、ある、ひき逃げ事件の被害者と係わる事によって、法子の運命は大きく動いていく。 著者紹介:この小説の作者は二十年以上、介護会社を経営している現役社長です。介護業界の詳しいディテール、会社を起業し、経営していく事の大変さとやりがいが、経験者ならではの筆致で描かれています。 物語のラストは希望の持てる、爽やかなハッピーエンドです。 ※この小説はフィクションです。実在する人物、団体とは関係ありません。(街灯出版より) プロローグ 桜の樹の下で 第一章 法子の希望 第二章 晶子の帰郷 第三章 藤村茂の場合 第四章 大杉輝一の立場 第五章 法子の独立 第六章 長谷川純太の過去 第七章 法子と純太 第八章 真実との対面 第九章 法子の決意 エピローグ 花桃の咲く頃

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