2023年8月1日発売
2021年9月11日午前8時46分、国会議事堂に無人偵察機が墜落・炎上した。 同時多発テロから20年後のこの日、誰が何を目的にテロを起こしたのか? そしてなぜターゲットは日本なのかーー。 奇しくも同じ日、アメリカが国際指名手配するイスラム過激派テロリスト・赤星瑛一が警視庁に出頭していた。このままではCIAに暗殺される、身の潔白を証明させてほしいと保護を求めてきたのだ。 警察はテロ犯の疑いをもって赤星の身柄を拘束するも、その後に次々とサイバーテロが発生、取調室の赤星は「神の裁き」だと繰り返すばかりで犯人像はまったく掴めない。 首相官邸、防衛省、警察庁は一枚岩になりきれず右往左往、具体的な対策を打ち出せないでいるうちに、東京の電力供給がストップし、国民生活にも被害が及び始める。 大混乱の最中、追い打ちをかけるように北朝鮮のミサイル発射を知らせる警報が鳴る・・・・・・。 突如訪れた国家と世界の危機に、「平和の国」日本はどう立ち向かうのか。 序 宣戦布告 テロリスト 新・戦争論 審判の日 終末のアリア バベルの塔 終
目覚ましい成長を遂げた美貌の王子ウォルドは、性別も身分も関係なく、ただカリヤの側にいたいと跪く。一度はウォルドの想いを拒絶したカリヤも、ひたむきな彼の愛を受け入れ、二人は晴れて結ばれる。旅の間に紡がれたエルフとの縁を契機に、風前の灯だったティシア国は、若き王ウォルドの下で復興しつつあった。カリヤも生産職のスキルを活かし、邪悪な転生者との対決に備える。そんな中、冒険者ギルドに赴いたカリヤはゲームに似たこの世界の秘密とウォルドの覚悟を知ることになりー?
名門・ヴァレイン家の執事から依頼を持ちかけられ、内密に用心棒兼使用人として屋敷に潜入していたロバートは、なんの因果か屋敷の主人でΩ嫌いのαである魔法騎士ダリウスの夜伽相手も務めることに。度重なる指名に戸惑いながらも普段通り情事に耽っていた晩、ダリウスの暗殺に失敗したスパイが口を滑らせたせいで自分にも暗殺の嫌疑がかかってしまう!不幸にもその場にロバートの無実を証明できる者もいなかったため投獄から逃れようと屋敷を飛び出したが、これまでバース性が判明していなかったロバートは逃亡の際に自身に妊娠の兆しを感じて…!?
定年目前最後の仕事に精を出す土田有三は、ある日、仕事の機密情報が入ったUSBメモリを紛失してしまう。そんな彼のもとに転がり込んできたのは、「“ゴミ仙人”なる人物に依頼すると、数日のうちに失せ物が見つかる」という奇妙な噂。藁にもすがる思いで“ゴミ仙人”のもとに訪れた彼は、そこで信じられない光景を目にするのだった。表題作『塵芥仙人』ほか、計3篇の傑作を収録。
やっぱり翻訳モノはおもしろい。 読めば読むほど、もっと読みたくなる。 19年10月に刊行した『翻訳者による海外文学ブックガイド BOOKMARK』(1〜12号収録)の第2弾、完結編。 13号(18年12月)〜20号(23年2月)に、「緊急特集 戦争を考える」を加えた全9号が1冊の本になりました。 フィクションやとんでもなく厚い本、短篇、詩等のほか、「戦争を考える本」も紹介。 江國香織さん、多和田葉子さん、東山彰良さん、ブレイディみかこさん、町田康さん、森絵都さんなど、総勢31人の作家の方々によるエッセイも収録した贅沢な翻訳本案内です。 13「絵と字で、無敵!」グラフィックノベル特集 【エッセイ】グラフィックノベルの新時代とスタン・リー 95歳の死──小野耕世(映画・漫画評論家) 14「against!」「ノー」と言うこと 【エッセイ】不羈という一言──あさのあつこ(作家) 15「Be short!」短編特集 【エッセイ】遠い他国の和平を願う──宮内悠介(作家) 16「stranger than fiction?」ノンフィクション特集 【エッセイ】現実こそオチがつく──ブレイディみかこ(ライター) 17「Books on Books」本についての本特集 【エッセイ】我が友バートルビ──都甲幸治(アメリカ文学研究者・翻訳家) 18「Other Voices,Other Places」英語圏以外の本特集2 【エッセイ】翻訳と詐欺──多和田葉子(作家・詩人) 19「Fat but/and Fun」分厚い本特集 【エッセイ】分厚い本──桜庭一樹(作家) 緊急特集2022 Books and Wars 戦争を考える 青山七恵、江國香織、恒川光太郎、酉島伝法、東 直子、東山彰良、深緑野分、星野智幸、穂村弘、町田康、松田青子、森絵都 and more…… 20 It will resonate 詩の本特集 【エッセイ】詞と詩のあいだにあったもの──斉藤 倫(詩人)
婚約破棄されたので 辺境で家族と仲良くスローライフを送るはずが…… なぜか前世知識でモノづくり&ビジネスライフ!? ゴルダ王国第2王子に婚約破棄された貴族令嬢サラナ・キンジェは、実は前世がアラフォーOLの転生者だった。 王家からの扱いや堅苦しい貴族社会に疲れたキンジェ家は、一家そろって隣国にある母の実家に移住することに。 こうしてサラナは辺境で両親や祖父、伯父家族たちとのんびりスローライフを送る──はずだった。 しかし、前世知識を駆使してモノづくりを始めたり、つくった商品が爆売れしちゃったりと、サラナは想定外の人生を歩み始める!? ちょっと暇つぶしに──魔石装置や化粧品や快適寝具や魔物料理や領民の安定収入源をつくっていたら、商会長がゲッソリしたり孤児院を救ったり王弟殿下につきまとわれたりしてしまった、サラナ・キンジェです。ごきげんよう。
「わたしを厄介者扱いしてきたやつら、逃した魚の大きさを知るがいい!!」クラスメイトと一緒に異世界へトリップしたら、あっちは聖女、わたしは“オマケ”!? 召喚先の中堅国はわたしを厄介者だと邪険な扱い。そんな時、手を差し伸べたのは大国・ワイエル帝国の皇弟殿下で──「貴様は聖女と共に召喚された娘か?」いきなり貴様呼ばわりする超不機嫌顔の殿下との利害の一致で、彼の婚約者となり帝国に住むことに。そしたら聖女以上の魔力持ち、ついでに“聖竜の愛し子”であることも判明し、ついには帝国の聖女をすることになっちゃった!?
過去にソラレを虐めていた同級生に謝罪させるべく、再びエルフの国に乗り込んだアオイ達一行。虐めっ子とその家族にレベルの高い魔術をもって実力を見せつけるが、なんとしても自身の非を認めない。それどころか、エルフの元老院にて魔術を披露するよう求めるのだった。訪れた元老院ではエルフの次期国王候補が招致されており、そこにはアオイの師匠・オーウェンがいてー!?
テディベアのタオフーは、あるとき目覚めたら人間の身体になっていた! どうしてこんなことが起こったのかわからず混乱していたけれど、でも持ち主である大好きなナットくんがいれば大丈夫!……のはずが、突然現れた見知らぬ男にナットくんは警戒心をあらわにし、タオフーを警察に連れて行こうとしたり、寝室に入れてくれなくなったりと想定外の困難だらけになってしまった。家にいる「物」たちと力を合わせながら少しずつナットくんの警戒を解き、タオフーはぬいぐるみだった頃よりも深くナットくんを知っていく。ずっと一緒にいるために、タオフーは自分の起源を探し始めて……? これは“ふつう”の日々の中に訪れた奇跡と愛の物語ーー。
ナットくんとの甘い日々は、幸せに満ちているようでいて、ちらちらと不穏な棘が見え隠れしていた。ナットくんを深く知れば知るほど、愛せば愛すほどそれは避けて通れないと思い知らされる。だが、どれだけ困難だったとしても、ナットくんと一緒にいたいからこそタオフーはどうして自分が人間になったのか探し求めていくしかない。しかし、家の中の「物」たちが次々と眠っていっていることが発覚! タオフーは自分にも眠りの時が迫っているのではないかと焦り始める。そしてついに、ナットくんが隠してきた初恋の真相と、さらにそれが自分に繋がっていたとわかって!? 奇跡に秘められた愛の真実とはーー。奇跡の向こうに訪れた後日談番外編も収録。
ずっと想いを寄せていたトンホンが、恋人と別れた!大学進学を目前に控えたタイミングでチョンラティーは二歳上の幼馴染のトンホンと再会し、失恋で傷ついた彼の側にいることに。今後はずっと一緒にいたいから、絶対にゲイだとバレるわけにはいかない。寮の同室で暮らせるようになって、大学内でも“トンホンの弟”として一番近くにいられるけれど、片思いはどんどん欲深くなってトンホンを手に入れたいと思ってしまう。隣で眠るトンホンにキスをしてみたり葛藤しながらも幸福感を味わっていたが、ある夜、トンホンはなぜかチョンラティーの素肌に触れてきてー!?純情と欲情が入り交じる青春初恋BL人気作の日本語翻訳版!