2023年発売
なりゆきで宙賊からエルフの族長の娘たちを助けたヒロ一行は、エルフの母星で歓待を受けることになった。エルフたちは科学文明に疎く、いくつかの部族に分かれて、なんだかエキゾチックな生活を送っている様子。おまけに、科学の代わりに魔法のような力を使うらしい。 珍しい食事に舌鼓を打ったり、民族衣装を着て遊んだりと観光をしているうちに、ヒロにもどうやらエルフの使う魔法に似た力が備わっていることが明らかになってきて……?
法律が裁けないのなら、他の誰かが始末する。 司法を超えた復讐の代行者ーーそれが〈私刑執行人(ハングマン)〉 現代版“必殺”ここに誕生! 警視庁捜査一課の瑠衣は、中堅ゼネコン課長の父と暮らす。ある日、父の同僚が交通事故で死亡するが、事故ではなく殺人と思われた。さらに別の課長が駅構内で転落死、そして父も工事現場で亡くなる。追い打ちをかけるように瑠衣の許へやってきた地検特捜部は、死亡した3人に裏金作りの嫌疑がかかっているという。父は会社に利用された挙げ句、殺されたのではないか。だが証拠はない……。疑心に駆られる瑠衣の前に、私立探偵の鳥海(とかい)が現れる。彼の話を聞いた瑠衣の全身に、震えが走ったーー。 一 暗中模索 二 疑心暗鬼 三 愛別離苦 四 遅疑逡巡 五 悪因悪果 エピローグ
魔剣に体を乗っ取られて知らないうちに英雄扱い!? 呪いをごまかすために『悪を赦さぬ断罪者』を名乗ったら、犯罪者や魔物を延々始末することに!? 魔剣に呪われてしまったクロウ。彼の体をのっとった魔剣は、犯罪者や魔物を斬り、その魂を喰らっていく。呪われたのがバレたら自分が始末されてしまうと考えたクロウは、『悪を赦さぬ断罪者』として自分の意思で犯罪者や魔物を倒しているフリをすることにした(倒しているのは魔剣だけどね!)。が、それがかえって周囲の人々の賞賛と尊敬を集めて、ますますのっぴきならない状況に追い込まれてしまい!? クロウ「悪よ、滅びろ(うええええ、もう戦いたくないよおおお)」 魔 剣『魂! 喰ウ! 喰ウ!! 喰ウ!!! 喰ウ!!!!』 クロウくんの明日はどうなる!?
俺の溺愛はーーーーーー“加速”するぞ 溺愛エンジン全開! 偽りの関係から本物の愛に辿り着く、赤面必至の恋物語! 「魔女というだけで犯人などと、なんの根拠にもなっていない」 王都外れの森にひっそりと暮らす人見知り魔女のセシリーは、窮地を救ってくれたクールな騎士団長ジークに一目惚れした。昔から恋に恋する彼女は運命の人とついに出会えた、と胸を躍らせるが、思わぬ事故からセシリーお手製の惚れ薬を彼に飲ませてしまって……。 「俺と付き合ってくれ、かわいいセシリー」「つ、つつ、付き合います」 偽りの恋人関係成立……!? 果たして偽りから始まった溺愛の行方はーー? ピュアすぎる二人が送る、甘々ハートフルコメディ!
辺境伯アルフレッドと期限付きの契約結婚をしたフローラ。秘密を共有したことで、距離が縮まり、互いに惹かれ合っていく二人。意を決したアルフレッドが想いを伝えようとした矢先、魔獣が出現する。アルフレッドは討伐のため北の砦へと出陣するが、魔獣は砦を越え、フローラの居る城へと迫ってーー!? 一方、フローラを虐げていた父シルドラン伯爵は投資詐欺に遭い、困窮した家令がアルフレッドを頼ろうと動き出すが……。
ミルマ国の立太子の儀も無事に終わり、久々にソルたちとも戯れてご満悦でライナス帝国に帰ってきたネマ一行。ところが、ライナス帝国では、獣人襲撃事件の影響で人間と獣人の関係が険悪ムード!? これはダオと一緒に「獣人仲良し計画」を発動するしかない! ソルと仲良し(?)の風竜もいっぱいなでなでしちゃいます!な大人気異世界もふもふファンタジー、待望の第14弾!
「大聖女 フーリアを国外追放とする」 高らかに宣言されたのは、第一王子クロードが一命を取り留めた後のことだった。 批難の声も上がっているが、国王陛下より下された命が覆ることはない。フーリアの功績は大きいが、不敬罪であることも事実。 瀕死の王子を助けるべくフーリアがとった行動は、王子を薬釜に入れて煮込むという方法だったのだ。 フーリアは異議を唱えずに国外追放を受け入れ、養父母の墓参りのために遠い国を目指すことにしたのだがーー。 追放された大聖女がもふもふと旅するハッピーエンドファンタジー!
カクヨム累計ランキング1位(2022年9月25日時点)獲得の人気作、第十弾! コミック アース・スターにてコミカライズ好評連載中! ジーン、ドラゴンの肉を喰らう!? 「魔の森」での事件も無事に解決し、日常生活を取り戻したジーンは、ひょんなことからドラゴンの素材を入手する。 解体後、肉を筆頭に常識外れな力を持つ各種素材を試すジーンに、周りはいつもの通りあきれ顔。 そんな日常の中、ジーンは不思議な人種と遭遇するーー 精霊たちとまったり生活を満喫する異世界ファンタジー、第十弾!
2023年TVアニメ化決定! シリーズ累計85万部突破!(紙+電子) 第五部「皇女の休日」開幕へ! 大人気歴史改変ファンタジー第12巻! 書き下ろし番外編+描き下ろし四コマ+コミカライズ試し読み等、豪華収録! Gilse先生描き下ろしキャンバスアートボード同時発売!
TVアニメ化決定! シリーズ累計95万部突破!(紙+電子) 「お宝探し(スイーツ・ハント)の始まりです!」 大人気王道スイーツ・ファンタジー第22巻! コミックス9巻同月発売! 書き下ろし新章&コミカライズ最新話収録!
断罪回避を目指す転生少年リッドは、病気の母の特効薬の素材がある隣国レナルーテを目指す。その矢先、父ライナーが王女との政略結婚を取り付けてきた。これ幸いと即会いに行くがー向こうには悪役モブを忌み嫌う派閥ができていて?早速襲い掛かる陰湿な小細工の数々。当然疲弊するかと思いきや、世界をまたにかける悪童にそんな小細工は通じない。壊れた装備を渡されようが、暗殺の憂き目に遭おうが、無論全てお見通し!桜舞う天守閣を舞台に、怒りの剣舞が咲き乱れ、小賢しい悪党全て一刀両断!それでも大切な母と妹の命を脅かしてくるが…?「この政略結婚、譲りませんよ?」“型破りな悪役神童”が怒髪天を突く、ハートフル家族再創造計画第2弾!
VRゲーム初心者のユキは巨大猪を消し飛ばし、ボロボロの姿で笑っていた。彼女が閃いた遊び方ーそれはHP極振り×カウンタースキル“GAMAN”の究極脳筋プレイ!?当然、他ステータスは全て0な上、攻撃するにもまずはノーガードで殴られる必要があるのだ。周囲からはドMと笑われるが、そんなものはどこ吹く風!スケルトンやゴブリンの大群も、貯めたダメージをそのまま極太ビームでお返し&殲滅!ノリと勢いでレア職業“聖女”や大量の称号を次々とゲットしていく。遂には、ゲーム開始早々うっかり大規模イベントを発生させてしまい…?駆け引き無視して一撃逆転!砲台系少女のVRMMOファンタジー、開幕!!
著者は、40年以上にわたり、ヨーロッパの児童文学の舞台を訪ね、写真に収めてきました。現地を訪れ、撮影し、スライド上映会用にまとめたテーマは46タイトルにのぼります。今回は、『ブリジンガメンの魔法の宝石』、『オオバンクラブ物語』、「ヒルクレストの娘たち」などイギリス各地を舞台とする14作品を取り上げました。作品への愛情あふれる解説と貴重な写真で、物語の魅力に迫る1冊です。20年以上にわたり、東京子ども図書館をはじめ全国の図書館や文庫で「スライドとお話の会」と題し講演を行ってきた著者の記録をまとめました。2020年刊『世界の児童文学をめぐる旅』(エクスナレッジ)の続編。 まえがきにかえて/ブリジンガメンの魔法の宝石/銀の枝/オオバンクラブ物語/アルバム1『ロビン・フッドのゆかいな冒険』/地に消える少年鼓手/サティン入江のなぞ/海鳴りの丘/アルバム2『プークが丘の妖精パック』/かっこうの木/魔女とふたりのケイト/農場にくらして/アルバム3「ブルターニュに伝わるアーサー王物語」/古城の幽霊ボガート・ネス湖の怪獣とボガート/ヒルクレストの娘たち/『ドリトル先生航海記』との出会い/あとがき(張替恵子)/池田正孝年譜/スライドタイトル一覧
コロナ禍のベルリン。若き研究者のパトリックはカフェで、ツェランを愛読する謎めいた中国系の男性に出会う。 “死のフーガ”“糸の太陽たち”“子午線”……2人は想像力を駆使しながらツェランの詩の世界に接近していく。 世界文学の旗手とツェラン研究の第一人者による「注釈付き翻訳小説」。 1 歌うことのできる成長 2 天使の素材からなるテクスチュア 3 傷つきやすい指 4 生命の樹をともなう小脳の虫 5 衝突する時間たち 6 ミイラの跳躍 訳者によるエピローグ 訳注 訳者解説(パウル・ツェランについて/詩集『糸の太陽たち』について/多和田葉子とツェラン)
第25回ボイルドエッグズ新人賞受賞、衝撃のミステリー! 正義感の強い秀才×美麗の変人、ふたりの高校生探偵が驚愕の事件に挑む! カルシウム摂取量全国トップ・滝 蓮司 × 眉目秀麗の超変人・卯月麗一 高2の夏、僕らはとてつもない惨劇に遭う! 舞台は鎌倉にある名門・冬汪高校。 同高二年の滝蓮司は、眉目秀麗だが変人の卯月麗一とともに、生徒や教師から依頼を受け、思ってもみない方法で解決を図る"学内便利屋"として活動している。その名も「たこ糸研究会」。会長は蓮司、副会長は麗一。取り壊しの決まっている古い校舎の一角が、ふたりの部室にして"事務所"だった。 ある日蓮司は、道を歩けばスカウトが群がり学内にはファンクラブすら存在する超絶美少女、藤宮美耶という同級生から、ある依頼を受ける。 その依頼とはーー。 蓮司と麗一が依頼を引き受けたがゆえ、惨劇の幕は開く! 舞台は、鎌倉に佇む白亜の豪邸。ふたりは特異な家族にまつわる、おぞましい事件の真相をひもといてゆく。 新進気鋭の著者が放つ、渾身のミステリー!
芥川賞受賞作家が描く、満ち足りた晩年 『貝がらと海の音』『せきれい』(いずれも小学館P+D BOOKS)、『ピアノの音』という、子どもが独立し、実家を出ていってしまったあとの、夫婦ふたりの日常を描いた連作の続巻。 「同じようなことばかり書き続けて飽きないかといわれるかも知れないが、飽きない。夫婦の晩年を書きたいという気持ちは、湧き出る泉のようだ」と著者自身が「あとがき」で触れているように、庭に咲く花やご近所さんとの交流、家族旅行、孫の近況など、平凡な日常のなかのちょっとした変化を、さりげない、やさしい文章で記録していく。 読む人が幸せな気分になれ、繰り返しページをめくりたくなる秀作。