2024年1月16日発売
「ぼく」(羽田海)は、血の繋がらない継母の美佐子さんと二人暮らしをしている。ぼくが高校一年の夏に、美佐子さんの仕事の都合で引っ越しをすることになった。前の町で美佐子さんが勤めていた印刷会社が倒産したのだ。幼いころは父さんと母さんがいたけれど、ぼくが六歳のときに母さんは家を出ていき、その後美佐子さんと結婚した父さんもどこかに行ってしまった。勉強も好きじゃないし、運動も得意じゃない。いつか美佐子さんとも離れなくちゃいけない。そんなとき、「ぼく」は、転校先の高校で忍と出会った…。出会ってしまった。
1960年代アメリカ。才能ある化学者だが女性ゆえ保守的な科学界で苦闘するエリザベスは、未婚のシングルマザーになったうえ失職してしまう。ひょんなことから彼女が得た仕事は、料理番組の出演者だった!?「セクシーに、男性の気を引く料理を教えろ」という命令に反して、科学的に料理を説くエリザベス。しかし意外にもそれが視聴者の心をつかみー。全米250万部、世界600万部。2022年最高の小説がついに日本上陸!
池袋で連続殺人事件が発生。厳しく箝口令が敷かれていたが、殺害された被害者の額には刃物で「×」印が刻まれていた。反社ばかりを狙った犯行から、マスコミは犯人を、街をきれいにする清掃車にかけて“聖掃者”と名付けた。池袋署には特別捜査本部が設置され、刑事課強行犯係の警部補・薬師丸遼一をはじめとした捜査員は、日夜、犯人探しに奔走していた。そんな中、遼一のもとへ、娘の佳奈から電話が入る。この秋からバレエ留学を控えている、自慢の娘だ。電話越しに、彼女は信じられない言葉を発した。「…私、人を殺しちゃったかもしれない」-娘のもとへ急行する遼一。そこで目にしたのは、目から光を失った、金髪の男の姿だった。娘の人生をここで終わらせていいのかー「おまえを助ける」遼一は娘に告げると、金髪の男の額に、「×」を刻印した。いま、後戻りのできないミッションがスタートした。
アネモネには、100以上の品類があります。古い歴史を持つ、ユニークな花です。是非みなさま、アネモネを愛してください。アネモネの花言葉にまつわる6つのあたたかい物語。