2024年3月発売
愛を知らない家なき乙女が、 一夜で宿した新しい命はーー。 両親の死後、養護施設で育ったジーニーには密かな夢がある。 天才的頭脳を金儲けに利用した両親からもらえなかった愛情を、 子供を産んで注ぎたい。苦学して、ソフトウェアの設計で 生計を立てる彼女のもとにある日、浅黒い肌の官能的な富豪 セヴェが訪ねてくる。購入提示額があまりに莫大で驚くが、 彼に一目惚れし、“子供を授けること”を売却の条件にした。 すると一笑に付されたものの、契約で彼の家を訪れた夜、 誘われるままジーニーは身を捧げてしまう。やがて妊娠が判明。 動揺しつつも、仕事のため外国行きの飛行機に乗り込んだはずが、 離陸直後、セヴェが現れた。「僕の国で子供を産んでもらう」 プライベートジェットで彼の国にさらわれたヒロイン。想定外の恋におち妊娠した、空気を読むのが苦手で頭脳明晰な彼女はーー?個性的なヒロイン像が人気のスター作家マヤ・ブレイク作品は、大スター作家S・ケンドリックファンのあなたに特におすすめです。
何度裏切られても忘れられない。 退屈な女を彼が愛するわけがなくても。 祖父の葬儀の日、ミラは別居中の夫アリストスがいるのに気づいた。 1年前、二人は赤ん坊をもうけるために契約結婚をした。 だが、プレイボーイのギリシア富豪が秘書と抱き合っている姿を見て 衝撃を受け、彼女は家を出たのだった。 契約結婚を承諾したのはアリストスが初恋の人だからだったのに。 しかし再会した夜、悲しみにくれるミラに彼はやさしく、 惹かれる気持ちを抑えられなくなった彼女は夫に純潔を捧げた。 数カ月後、アリストスが事故にあったという知らせが入り、 ミラは夫のもとに駆けつける。おなかに新しい命を宿して……。 大スター作家D・コリンズと同じく予想のつかない物語を得意とするT・パミー。ヒロインはヒーローのそばにいたくて契約結婚をしますが、念願の妊娠のあとも夫婦の距離は縮まらず、苦悩の日々が続きます。それは愛のない契約結婚に愛を求めてしまったから。
夢に見た初恋の人からの求婚が、 これほど切なく虚しいなんて……。 インテリアデザイナーのサキは、意外な客からの依頼に驚いた。 大富豪ドミニク・プレストンが、わざわざ私を指名するなんて! じつは彼は苦学生時代にサキの実家で庭師として働いており、 思春期の彼女の憧れの的だった──姉と親密な仲だと知るまでは。 サキの家が没落した後、彼が広壮な屋敷を買い取ったと聞く。 複雑な思いを抱えたまま、彼女はドミニクを訪ねた。 改装してほしいという寝室に案内されたとき、彼が突然宣言した。 この寝室で妻とくつろぎたい。その妻になるのはきみだ、と。 サキは仰天した。これはプロポーズ? いったいどういうつもり? 訝しみながらも抗えず、甘い言葉を受け入れてしまうが……。 大スター作家シャロン・ケンドリックも太鼓判を押すスター作家、ヘレン・ビアンチンが描く、立場逆転のドラマティックな再会ロマンスです! 姉からの「あなたはただのベッドの相手。愛されていない」というひと言にショックを受けたヒロインは……。
切望していた子供を授かることなく夫と死別したジェイダは、生まれたばかりの身寄りのない女の子を引き取った。ところが1年後、大富豪アリク・ヴァシンが実の父親だとわかり、裁判所は彼に親権を与えてしまう。血の繋がりがないから、私はもう用済みだというの?ジェイダはショックで泣き崩れた。するとそこへ母を求めて泣き叫ぶ我が子に手を焼くアリクが現れ、報酬をはずむから子守りにならないかと声をかけた。大金さえ積めば、なんでも解決できると思っているの?ジェイダの怒りを見て取ると、アリクは挑むように言い放った。「それを拒むなら、僕の妻になるしかないな」
あなたの子が私のおなかにいます。 言えなかったことを、今こそーー 生後4カ月の赤ん坊を連れ、エリースはフィレンツェに降り立ったーー 元恋人のドクター・ルカ・ヴェネツィオに、 この子はあなたの娘です、と告げるために。 今まで子どものことを知らせなかったのは、 失恋の傷心に加えて、切迫流産の危険があったから。 それ以上に、かつてルカに子どもは要らないと言われたからだった。 とはいえ、いつまでも知らせないままにはしておけないと、 意を決してイタリアにやってきたエリースの告白に、ルカは驚愕した。 DNA鑑定なんて必要ない。我が子であることは一目瞭然だ! そしてルカの口から、思わぬ言葉が飛び出した。「結婚しよう」 ゴールデン・ハート賞の最終候補に3度も選ばれた実力派ティナ・ベケットが、読み応え充分なシークレットベビー・ロマンスで日本デビューを飾ります! 出産時に胎盤が破裂し、子宮を摘出しなくてはならなかったエリースはもう子どもが産めなくなっていて……。
隙など見えない容赦なき大富豪の弱点。 それは、天真爛漫な乙女だった……。 1年前に両親を亡くした18歳のマーシーは、 おばから館を相続するため田舎からロンドンへ引っ越してきた。 その港湾地区は多国籍企業サクストン社が開発を進めており、 マーシーの館が唯一残る家屋敷で、文化的遺産とも言えた。 まるで時が止まったかのようなその場所を守りたい彼女は、 庭を開放して近隣の人々が集える癒やしの空間にし、みんなの人気者に。 一方、サクストン社の豪腕社長ランダルはその状況を見過ごさなかった。 館の買収に手こずる部下に業を煮やした彼は、自ら説得に動くと宣言。 ランダルを含む誰もが、ものの10分で決着する交渉だと予期していた。 まさか社長が、明るく純真なマーシーに魅せられてしまうとは思いもせず。 ハーレクインを黎明期から支えた大作家シャーロット・ラムが別名義で刊行した幻の名作をお贈りします。主人公たちはもちろんのこと、脇役に至るまで人物像の輪郭がしっかり描かれ、生き生きとした空気感に満ちたラブストーリーを、ぜひご堪能ください!
恋人にプロポーズされると思って食事に出かけた看護師のアレシーア。だが、用件は週末泊まりがけで遊びに行こうというもので、いいかげんなつき合いはできないとつっぱねると、怒った相手は勘定もすませないままレストランに彼女を置き去りにした。どうしよう。給料日前の私がフルコース2名分なんて払えるはずもない。待てど暮らせど恋人は戻ってこず、いよいよ切羽詰まったアレシーアは、不意に現れたオランダ人紳士サレ・ファン・ディーデレイクに救われる。彼はアレシーアに代わってそつなく勘定をすませ、寮まで送ってくれた。そのとき彼女はまだ知らなかったー翌日病院でサレと再会することも、彼から子供たちの母親になってほしいとプロポーズされることも。
鉄血の未亡人、ブラック・ウィドウ、ノイヴァンシュタイン城の魔女ーー。 すべてシュリー・フォン・ノイヴァンシュタイン侯爵夫人を指す言葉だ。 貧しい家族の手によって、ノイヴァンシュタイン侯爵の元へ後妻として嫁がされたシュリー。 しかし、夫に先立たれ残されたのは莫大な遺産と、きょうだいほどしか歳の変わらない四人の子どもたち。 世間から陰口を叩かれながらも必死に家を守り、一滴も血のつながっていない子どもたちを育て上げた。 そうして迎えた長男ジェレミーの結婚式の日。 今までの努力が実を結び、ついに継母の役目を終えて苦労が報われるのだ! しかし、それは彼女のとんでもない勘違いだった。 ジェレミーから結婚式に来るなというあまりにもひどい通告を受けたシュリー。 そのまま城を飛び出し馬車に乗り込んだ矢先事故に遭い命を失ったーーはずが、目を開けると七年前の夫の葬儀の日に戻っていて……!? これ以上苦労するのはゴメンだ。 二度と以前のような生き方はしない! 十六歳の継母・シュリーの、第二の人生の幕が開く!
九歳で前世を思い出すまで「ハズレ姫」として虐げられてきたソフィア。カイルやクリスとともに様々な問題を乗り越え王太子となった彼女は、学園の三年生に。 卒業まであと半年となったある日、級友のダグラスが突如学園に来なくなってしまう。心配したソフィアはダグラスを訪ねるが、なんとそこから王配問題に発展していきーー? そして、隣国ココディアからまさかの宣戦布告! 誰もが開戦を覚悟するなかソフィアは起死回生の一手を打つが、それは秘密にしていた前世にまつわるものでーー。 この難局を乗り越え、ソフィアは無事に戴冠式を迎えることができるのか? 虐げられ王女の痛快逆転物語、堂々完結! 上巻のあらすじ 第一章 新しい日常のはじまり 第二章 ダグラスの恋 第三章 変わり始めたアーレンス 第四章 アーレンスからの使者 第五章 開戦準備 第六章 結界の乙女の塔へ 第七章 もう一人にしない 第八章 三人でいよう 第九章 ココディアの異変 第十章 結婚の準備 第十一章 一人じゃない 第十二章 確かな幸せ 第十三章 二年後のココディア 第十四章 子どもが欲しい? 第十五章 ルジャイルからの使者 第十六章 ココディア陥落 第十七章 本当に大事なもの 第十八章 未来へ向かって 書き下ろし番外編 穏やかな日々
ランチェスター領での滞在が長引いているエイヴリルたち。領内の港町を訪れた際、停泊中の客船・ヴィクトリア号に、麻薬騒動で手配中のテレーザが乗っている可能性が高いと知ったエイヴリルは、ディランに潜入調査を提案する。ウェルカムパーティーに、ディランの甘いエスコート。初めての船旅に大興奮のエイヴリルだが、ふとしたきっかけで、船内に潜む犯罪組織に捕まってしまい……? なぜか悪女を演じる天然令嬢の勘違いシンデレラストーリー、波乱の新婚旅行(!?)から、待望の結婚式を迎える第3巻! 【プロローグ】 【第一章】悪女とウエディングドレス 【第二章】悪女と豪華客船 【第三章】悪女と再会、そしてはじめまして 【第四章】悪女と人質 【閑話】巻き込まれた男 【第五章】悪女が信じるのは 【第六章】この日のためのもの 【エピローグ】 【書き下ろし番外編】エイヴリルの悪女日誌・お留守番
父を亡くして遺品の整理をしていたら、愛犬と一緒に家ごと異世界に転移!?しかも思い出せていないだけで、どうも僕の生まれは『こっち』らしくて…?エルフの幼馴染がいたり、失踪したはずの母親が高名な魔女だったり、驚き戸惑うこともあるけれどー目覚めたチートでどうにかなるし、愛犬も元気で可愛いし、再会した母と幼馴染も溺愛してくれる。畑を耕して料理を作って、家の周囲を開拓して。たまに出てくる強い魔物はものともせずに、のんびり気ままなスローライフを送ります!父さん、なんやかやで異世界に行っちゃったけど、こっちで上手くやれそうです。
登山で頂上まで行く? 途中で降りられる? 「『あきらめる』って言葉、古語ではいい意味だったんですってね。『明らかにする』が語源らしいんです」 近所の川沿いを散歩するのが日課の早乙女雄大。 入院中の愛する人との残り少ない日々の過ごし方や、 ある告白をきっかけに家を出てしまった家族のこと、 あれこれと思い悩みながら歩いていると、親子風の二人組に出会う。 親に見える人は何やら思い詰めた表情で「自分の人生をあきらめたい」と言う…。 ふとしたきっかけで生まれた縁だったが、 やがて雄大は彼らと火星に移住し、「オリンポス山」に登ることを決意する…!? 「あきらめる」ことで自らを「あきらかにしていく」-- 火星移住が身近になった、今よりほんの少し先のミライが舞台の新感覚ゆるSF小説。 【編集担当からのおすすめ情報】 山崎ナオコーラさんデビュー20周年に刊行される本作のテーマは「あきらめる」。 現代では一見ネガティブな響きのある言葉ですが、あきらめることで自分の輪郭が見えて、きれいなばかりではない本音や進みたい方向、ありたい姿、自分の限界が「あきらかになっていく」物語です。 何かの頂点に立つことや他者からの評価などをあきらめたときに、登場人物たちに起きる変化は、読者の皆様にもぜひ追体験していただきたいです。 読後に清々しい風が胸に吹き込んでくる長編小説です。ぜひお楽しみください。
まったく新しい高校野球小説が、開幕する。 秋山菜々子は、神奈川で看護師をしながら一人息子の航太郎を育てていた。湘南のシニアリーグで活躍する航太郎には関東一円からスカウトが来ていたが、選び取ったのはとある大阪の新興校だった。声のかからなかった甲子園常連校を倒すことを夢見て。息子とともに、菜々子もまた大阪に拠点を移すことを決意する。不慣れな土地での暮らし、厳しい父母会の掟、激痩せしていく息子。果たしてふたりの夢は叶うのか!? 補欠球児の青春を描いたデビュー作『ひゃくはち』から15年。主人公は選手から母親に変わっても、描かれるのは生きることの屈託と大いなる人生賛歌! かつて誰も読んだことのない著者渾身の高校野球小説が開幕する。 【編集担当からのおすすめ情報】 「この物語に救われる球児の母親がどれだけいることか。全母親が落涙必至」 吉田伸子さん(書評家) など、事前に読んでくださった全国の書店員さんからも熱いメッセージが寄せられています。
台湾有事の時、最初に狙われるのは沖縄だ! 徹底した長期取材を経て辿り着いた“おそるべき日本の危機”を描く、著者渾身の軍事小説。 「日本有事のリアルなストーリーとその意外な展開に読者は引き込まれるであろう」 河野克俊氏(元統合幕僚長) 中国人民解放軍が台湾周辺の海域で今までにない規模で演習を開始した。 台湾侵攻が急迫していると分析した日本政府は、“台湾戦争”の勃発後に日本が巻き込まれた場合を想定し、アメリカ軍の作戦をいかに支援していくべきかの検討を開始した。 その事前準備として石垣島と与那国島への陸上自衛隊の事前配置を急ぐ決断をした日本を嘲笑うかのように、中国特殊部隊は宮古島をはじめとする先島諸島に徐々に浸透、破壊工作を始めようとしていた。 そして日本は、想定していなかった戦禍に見舞われていく……。
警察官たちのそれぞれの矜持が光る、ドラマ化もされた大人気「安積班」シリーズ熱望の最新刊!盗みは物だけでなく、人様の想いも奪っていく。だから、絶対に許せないんだ。高齢者の運転トラブル、半グレの取り締まり、悪質なクレーマー…守るべき正義のため、揺るぎない眼差しで安積は事件を解決に導いていくー
女装家心理カウンセラーが挑む、ルッキズム小説。 読み終えた時、鏡に映る自分の顔が違って見える! 「読み終えた時、鏡に映る自分の顔が違って見える!」 と反響の声、続々! 承認欲求、カースト、婚活難民、美容整形…… なぜ人は「美しさ」から逃れられないのか? 美容室・ナルシスの鏡に置かれているのは、 一見、何の変哲もない鏡。 しかしそれは容姿に絶望した人が覗くと 一瞬で、誰もが振りむく姿になれるという 不思議なチカラを宿した鏡でした。 ただし、その姿はあくまでも仮想現実。 そして、「66日を過ぎてもなお 仮想現実の中で生きることを決めると、 元の世界でのその人物の存在は消える」 といういわくつきの鏡だったのです。 この物語の主人公は、 自身の容姿に絶望した2人の女性。 誘き寄せられるように 美容室・ナルシスの鏡へとやってきました。 果たして彼女たちが選択する未来とはーーーーーー。 女装家心理カウンセラーが挑む、ルッキズム小説。 衝撃のラストに、涙する人続出。