小説むすび | 2024年6月発売

2024年6月発売

眠れない夜に思う、憧れの女たち眠れない夜に思う、憧れの女たち

私は見つけた。 自分たちのしたいことをした女たちをーー。 四十代、独身、子なしの女性作家は、 十九・二十世紀の探検家やルネサンス期の画家ら、理想の女たちを追い求めて、 アフリカ、イタリア、日本を旅する。 『清少納言を求めて、フィンランドから京都へ』に続く長編紀行エッセイ。 カレン・ブリクセン、イザベラ・バード、 ネリー・ブライ、ラヴィニア・フォンターナ、 アルテミジア・ジェンティレスキ、草間彌生ーー。 賢明で勇敢、そして情熱溢れる女たちの生涯を辿りながら、 女性が生きることの本質に迫る。 「私はM。四十三歳。 夜に女たちを思って何年も経つ ーーセックスのこととはなんら関係はない。 人生が、恋愛が、置かれた状況がつまらなくて、 恐ろしい悪夢が永遠に終わらないように感じられると、 私は眠れずに夜に女たちを思ってきた。 そうした夜は、歴史上の女たちに 目に見えないボディーガードや守護聖人になってもらって、 私を前へ引っ張ってもらう。」(本文より) 【目次】 I 夜の女たち:告白 第一部 アフリカ II 白い霧、冬ーー夏   キリマンジャロ行きの飛行機に乗り、怖くなる    カレン・ブリクセン III アフリカ、五月   カレンから勇気をもらうため、そしてサバンナへたどり着くため、アフリカへいく 第二部 探検家たち IV カッリオーーヴィヒティ、夏   ヴィヒティの屋根裏部屋で女性探検家たちを見つけて、世界をまわる    イザベラ・バード    イーダ・プファイファー    メアリー・キングスリー V 京都、九月   鬱改善旅行で日本へいく(またも大荷物で)    アレクサンドラ・ダヴィッド゠ネール    ネリー・ブライ    荷造り下手な人top3 第三部 芸術家たち VI フィレンツェ、十一月   これといった理由もなくフィレンツェへいって、ウフィツィの女たちについて書くことになる    ソフォニスバ・アングイッソラ    ラヴィニア・フォンターナ    アルテミジア・ジェンティレスキ VII カッリオーーマッツァーノ、冬ーー春   書く暇もないほど楽しいアーティスト・イン・レジデンスへいく VIII ローマーーボローニャーーフィレンツェ再訪 IX ノルマンディー、秋   大西洋岸で私の夜の女たちを思い、メリーゴーラウンドのキリンに乗る    草間彌生 X 魔の山 謝辞 訳者あとがき 参考文献

エルフさんの魔法料理店 妖精女王として転生したけれど、まずはのんびりお料理作りまくります!(3)エルフさんの魔法料理店 妖精女王として転生したけれど、まずはのんびりお料理作りまくります!(3)

帝都ウルリッヒを脅かす邪精霊「屍呪之王」を浄化したメル。そして長年にわたり屍呪之王を封印してきた巫女姫・ラヴィニアを見事救出した。ラヴィニアの受け入れ先に頭を悩ませるアーロンだったが、メルの存在やメジエール村で食べた美味しい食事の数々を思い出し、ラヴィニアと共にメジエール村に向かう事を決意する。一方、一足先にメジエール村に戻ったメルはアビーや幼児ーズとの再会を果たす。美味しい料理を皆に振る舞ったり、幼児ーズと遊んだり、自分用のキッチンを獲得したり。久しぶりのメジエール村での生活を謳歌していた。そんな中、ラヴィニアがメジエール村に到着する。メルや幼児ーズは美味しい料理や無邪気な心でラヴィニアを迎えるが、どうやら彼女には忘れられない存在がいるらしい。果たしてメルは真の意味でラヴィニアを救う事ができるのか!?

五月の迷子五月の迷子

出版社

駒草出版

発売日

2024年6月3日 発売

俳句に閉じていく日々の物語 自身の創作への迷いのなかで作家は、俳句と小説のあわいに立ち上る詩情を紡いだーー 「小説の書けない時」と名付けられたパソコンのフォルダに残された物語。 月刊俳誌『つぐみ』に2001年から2006年まで書き綴った作品を中心に、掌編小説63編と俳句をまとめた一冊。 1 ・料理 ・蔦 ・指輪 ・美しい骨 ・言葉 ・猫 ・ホーム ・百足 ・作品 ・秘密 ・公園 ・ドーナッツ ・ダブルデライト ・怒りっぽい女 ・かけら ・プール ・花 ・包丁 ・エンゼルトランペット ・傷痕 ・足のない鳥 ・訃報 ・姉妹茸 ・山茶花日和 ・雪 走る ・花の雨 ・信仰 ・五月の迷子 ・温泉 2 ・甘い話 ・波濤 ・虹 ・命 ・車窓 ・雨 ・漂泊 ・訪問者 ・俯瞰 ・トスカーナの白い闇 ・日常と殺人 ・運命の女 ・惜春 ・別れの時計 ・六月の祭壇 ・白い服 ・階段の上 ・べりー、べりー、べりー ・二月の病室 ・女神のいる庭 ・聖夜に熊野町循環バスに乗る ・お喋りの樹 ・鮎の家 ・緑陰 ・絵手紙 ・パーティー ・羽虫 ・人の声 ・蝶の家 ・水の庭 ・私はテレビを消すことが出来ない ・ドライブ ・十月のベンチ ・夫婦 ・月刊俳誌『つぐみ』 掲載句

REBEL MOON パート2: 傷跡を刻む者REBEL MOON パート2: 傷跡を刻む者

決戦の時迫る! 巨大帝国に反旗を翻した〈反乱者たち(レベルズ)〉は伝説となるか? 『ジャスティス・リーグ』のザック・スナイダー監督、話題作! NETFLIX超大作SF映画 公式小説 反旗を翻した〈反乱者たち〉に決戦の時迫る。 邪悪な巨大帝国マザーワールドへの復讐を誓った凄腕の戦士コラと、彼女のもとに集結した銀河の反乱者〈レベルズ〉たち。死闘の末、彼らは宿敵である提督ノーブルを討ち、帝国の軍勢を退けることに成功する。村に帰還したコラたちは平穏なひと時を楽しむが、圧倒的な軍事力を誇る帝国が再び襲いかかってくる。タイタスの指揮のもと、村人たちがついに立ち上がる。全てを懸けた最後の戦いが迫るなか、明かされる戦士たちの壮絶な過去。コラもまた、養父であるバリサリウスとの因縁の過去に思いを馳せていたーー。そして、マザーワールドに反旗を翻したレベルズに決戦の時が迫る! 固く結ばれた絆(きずな)、立ち上がる反乱者たち、そして生まれる数々の伝説。マザーワールドに反旗を翻したレベルズに決戦の時が迫る。

冷酷な公爵様は名無しのお飾り妻がお気に入り〜悪女な姉の身代わりで結婚したはずが、気がつくと溺愛されていました〜冷酷な公爵様は名無しのお飾り妻がお気に入り〜悪女な姉の身代わりで結婚したはずが、気がつくと溺愛されていました〜

著者

里海慧

発売日

2024年6月4日 発売

双子の妹として生まれたある令嬢は、双子が不吉だという理由から存在を隠され名前すら付けられずに「名無し」と呼ばれるようになる。「名無し」は家族から奴隷のように扱われたが、小さな幸せを見つけて生活していた。そんなある日、双子の姉にきた結婚話を押し付けられ、冷酷非道と噂の公爵・シルヴァンスと結婚することになる。付け焼刃で令嬢教育を叩き込まれ、姉になりきって公爵家へ向かうも言い渡されたのは予想外の言葉で…!?「二年間、白い結婚を続けてくれれば離縁する」思いがけずスタートしたお飾り妻生活に戸惑いつつも、実家よりも快適な暮らしを大満喫!夫へのお礼として、彼の仕事の疲れを癒やしたいと試行錯誤していたら、なぜか彼が毎日会いに来て優しい笑顔を向けるようになりー!?名もなき令嬢と孤高の公爵が愛を知っていく物語。いま、開幕!

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