2024年7月17日発売
見習い魔女のメグは十七歳の誕生日に、師である永年の魔女ファウストから余命宣告を受ける。呪いを解く方法は嬉し涙を千粒集めて『命の種』を生み出すことだけ。念願の『二つ名』を与えられたメグは、祝福の魔女ソフィのはからいで二十年に一度開催される『魔法式典』に招かれる。メグはそこでも新たな縁を結び、その出会いは彼女の運命を大きく変えようとしていた。人々の想いを受け取り、かけがえのない約束を交わし、もちろん失敗だって何度もして。だけど魔女は諦めない。たとえ、どんな絶望を前にしても。「メグ、笑いな。偉大な魔女はね、逆境にこそ笑うんだよ」明るく愉快で少し切ない、魔女の師弟の物語。別れの冬を乗り越えて、旅立ちの春へと向かう第二幕。
女神からチート能力“再生”を授かり転生した少年・アレン。優秀な美少女奴隷たちに有能だと勘違いされ、魔王候補に祭り上げられてしまった彼は、他の魔王たちに認められるべく、統合型リゾートを造ることに!美少女の前でカッコをつけてしまうアレンの開発指揮は、順調に進んでいるかと思いきや…!?「-ここに、“怠惰”の魔王候補を連れてきなさい」アレンの魔王襲名をかぎつけ、突如現れた“破壊”の勇者。勇者の正体は前世のアレンを溺愛していた実妹・美月だが、勇者と魔王候補の関係が事態を複雑に!?やがて勇者の美月は地味なアレンに何かを感じ取り始めー。「ねえ、あなたー本当に魔王候補なの?」実妹を前に窮地に立たされるアレン、いよいよ正体(本性)が、奴隷たちにバレてしまうのか!?勘違いからはじまる全自動領地開拓ファンタジー、第3弾はハーレムにならないまま終了のお知らせ!?
収益化配信で見事ネット冤罪を晴らし、世界への叛逆を成し遂げたアリスこと結家 詠の次なる敵はーー外出! 引きこもり人間にとってのラスボスに必死の抵抗をする詠だったが、虹色ボイス同期生・桜色セツナの裏切りによって、事務所挨拶で外出をせざるを得ない状況に……。 しかし、事務所挨拶当日。 悲しきすれ違いによって、ただの事務所挨拶がとんでもイベントに発展!? はたして、世界に叛逆した少女の外出は成功するのか……? ーIt takes all the running you can do, to keep in the same place- アリス劇場、激動の第二幕の始まり始まりーー。
この世を正しい方向に導くために活躍した英雄たちがいた。彼らの苦悩と葛藤を知ることで、正しく生きることの大切さを知り、この国の未来のビジョンを獲得しなければならない。高次元の光の存在である神仏たち、そして神仏に寄り添って行動した英雄たちが織りなす歴史こそが、真実の日本の歴史なのである。
満島ひかり×又吉直樹 奇跡の回文物語集 上から読んでも下から読んでも同じ「回文」から編み出される ファンタジックな「掌編小説」 満島ひかりが生んだ奇跡の回文をもとに 又吉直樹が苦しみながら物語を書き下ろした GINZA連載の回文物語集「まさかさかさま」が待望の書籍化
昭和初期、世界情勢の緊迫感が高まるなか、海軍技術者の吉田は軍艦の動力として原子力を利用することを思いつく。さまざまな試行錯誤の結果、試験的な原子力機関改装が行われた戦艦伊勢は、最大速度の増加、太平洋を無補給で渡りきる機動力など、艦船にとって非常に強大な力を手に入れることとなった。続いて、思わぬ副産物となった新型爆弾や、蒸気カタパルト搭載の原子力空母を造りあげた日本は、ついに本命とも言える巨大原子力戦艦「大和」を誕生させる。戦艦の原子力機関化に端を発し、次々と新技術を会得した日本海軍は、大和率いる原子力艦隊により、大胆不敵にもハワイ真珠湾への砲撃作戦を決行するのだが…。
マーク・A・ミッチャーの戦死は、ついにニミッツを突き動かした。「もはやエセックス級空母では戦えない!」-アメリカ海軍もようやく空母の装甲化に乗り出すが、装甲空母の建造は一朝一夕にはいかない。宿敵・日本海軍は巨大空母「信濃」以下、重装甲空母7隻と装甲空母5隻を完成させて、もはや“装甲空母大国”として君臨していた。「ハワイが危ない!」-危機感を強めたニミッツは、マッカーサー軍のポートモレスビー陽動策に活路を見い出すが、はたして連合艦隊の眼をハワイからそらすことができるのか!?昭和19年9月26日。装甲空母12隻を擁する大機動部隊がマーシャル諸島から出撃する!!
明治初期、行政や学制の様々な変革が続く中、信州の伊那・木曽で教員として奮闘した坂井茂。京都を出るとき、母の「自分のために生きるのではなく人のために生きなさい」という言葉を胸に。神坂学校で島崎春樹(藤村)を教え、その父・正樹とも交流があった、茂の波瀾万丈の人生を描く。
人は何故研究をするのか。研究の自由とは。研究者としてどのように生きるか。大学院博士課程の学生として研究の自由が必要であると痛感し、それを勝ち取ろうと奮闘する。苦難を乗り越え、博士課程を修了し、助教授という立場に。そして学生たちとの葛藤。研究をすることの意味を導き出していく。
積み重ねられた「記憶の抽斗」。しかし、過去には戻れない、忘れ去ることも。悪夢を引きずって生きていく以外にない…。宇宙を彷徨う名もない星。広大な砂漠の一粒の人間の物語。開いた抽斗に振り回される運命。劣等感に苦しみ、羞恥心に悶える日々。