小説むすび | 2024年7月19日発売

2024年7月19日発売

謎が解けると怖いある学校の話謎が解けると怖いある学校の話

著者

藤白圭

発売日

2024年7月19日 発売

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戦慄の【闇】体験! 「怖い場所」超短編小説シリーズがスタート! ベストセラー『意味が分かると怖い話』シリーズ著者、 藤白 圭が書き下ろす、新感覚ホラーミステリー連続「超」短編小説!  私立「宇良和色乃学園」の入学式。臼井幸代は、期待と不安に胸をふくらませて、校門の前で立ち止まり、大きく息を吐いた。見上げれば満開の桜。心躍らせて校門をくぐり、希望いっぱいで入学式を迎えた。順調に友達もでき、充実した高校生活を送るはずだったが、学内では奇妙な現象と、幸代を巻き込んだ忌まわしい事件が次々と起きていく……。  舞台となる宇良和色乃学園には、2つの「呪い」が存在する。  1つ、この高校が、廃寺と墓場を埋め立てた場所に建てられた学校である呪い。125年前、妻を失った当時の和尚が引き起こした失火によって寺が消失。和尚は村人を巻き添えにして焼死。以降、周辺では怪奇現象が起こっているのだという。  2つ、25年前のいじめ事件により、女子生徒が1名焼死した事件の呪い。  この2つの「呪い」が、幸代と、その周辺の生徒たちに次々に降りかかり、順調だった幸代の学校生活の歯車が少しずつ狂い始めていく……。  本書は、『意味が分かると怖い話』のベストセラーで知られるホラー作家・藤白圭氏によるオリジナル書き下ろし連続ストーリー。1話260文字の戦慄の超短編小説を、全75話収録。見開き1話ごとに、「謎」が仕掛けられ、読者はそのヒントとともに物語を読み進めていく新感覚ホラーミステリー。読み進めるたびに明らかになる、宇良和色乃学園の2つの悲惨な事件と、新たに仕掛けられた謎の数々。  ぜひ本書の不気味な闇体験を味わってみてください。 <カバー装画イラストレーター> John Kafka(ジョン カフカ) 韓国出身&在住のカリスマイラストレーター。本人Xフォロワー数は、30万人以上。 Ado 公式YouTube動画 「【Ado】Blue Flame cover」イラスト担当。

破ると怖い海の6つのルール破ると怖い海の6つのルール

戦慄の【闇】体験! 「怖い場所」超短編小説シリーズがスタート! 2022年映画化『カラダ探し』の著者・ウェルザード最新作! ある海水浴場に言い伝えられる、海辺の村の忌まわしい記憶を連作小説化!  私の故郷にある海水浴場には、子どもの頃から教えられた「海のルール」がある。 ●海に落ちている物は拾ってはいけない。 ●雨の日に海に行ってはいけない。 ●雨の日に溺れている人を助けてはいけない。 ●お盆になったら泳いではいけない。 ●夜の海で誰かに呼ばれたらすぐ逃げろ。 ●もしも血が出たら海の中に入るな。  恐らくどれも海難事故や不慮の事故を防ぐために、昔から伝えられている迷信のようなものなのだろうと、物心がつくまで気にも留めずに過ごしていた。  そう、高校二年の夏の終わり、私の友人が海で拾った指輪がきっかけで、不可解な死を遂げるまでは……。  本書は、2022年に映画化された『カラダ探し』の原作者ウェルザード氏による書き下ろし作品。全11話からなる戦慄の連作小説には、それぞれ、どこの海水浴場でも見かけたことのあるような、でも、よく読むとその根拠が不明な「海の決まりごと」が掲げられている。  主人公である「私」は、幼い頃の故郷の海の記憶とともに、やがて、そのルールにまつわる忌まわしい事件を思い出していく……。  6つの海のルールに隠された謎、果たして、そのルールを守らねばならない本当の理由とは? 著者渾身の最新作。ぜひ本書の不気味な闇体験を味わってみてください。 1章 その落し物は誰の物ですか? 2章 雨の日は見えないものが見えるものだ 3章 海から来るもの 4章 夏に会った女の子 5章 暗闇の中の人 6章 落雷に注意してください 7章 お盆になったら泳いではいけない 8章 海に血を与えてはいけないのだ 9章 その穴から始まった 10章 穴と結界 11章 ミカイジ様 <カバー装画イラストレーター> John Kafka(ジョン カフカ) 韓国出身&在住のカリスマイラストレーター。本人Xフォロワー数は、30万人以上。 Ado 公式YouTube動画 「【Ado】Blue Flame cover」イラスト担当。

漱石『門』から世相史を読む漱石『門』から世相史を読む

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東京の片隅に肩を寄せ合って暮らす夫婦のしみじみとした愛情を描いた小説『門』 自らと読者が生きている社会・生活・世相を活写した作家・漱石。ハルビンでの伊藤博文暗殺に始まる『門』から、激変する明治末のさまざまな世相(家計、電車、盛り場、メディア、探偵、アジア進出、社会主義……)を読み解く。  夏目漱石の『門』は地味な小説だ。/ふたりの男女が所帯をもって、東京の片隅に移り住んで、肩を寄せ合って生活している、というただそれだけの物語だ。/『坊つちやん』『三四郎』『こゝろ』が私たちの青春時代の漱石体験だとすれば、『門』を読んだ人は、おそらく青春がすぎて、漱石とふたたび出会った人ではないだろうか。……『門』が「朝日新聞(東京・大阪)」に連載されたのは、一九一〇年(明治四三)三月一日から六月一二日だが、小説内の時間は、その前年の〇九年一〇月末から始まっている。……漱石のほとんどの新聞小説は、描かれた時代が掲載時のほぼ半年前から前年という同時代性が大きな特徴だ。そのことが、小説を丁寧に読めば、そこからその時代の世相を読みとることができる、という性格をもっているのだ。(本書「はじめにーー『門』を読んで考えた」より)

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