2024年8月30日発売
吉川英治の超大作!「三国志」の第5巻「孔明の巻」を収載。 大筋は中国明代の羅貫中『三国志演義』に沿いつつ、人物描写は日本人向けに大胆にアレンジし、今日までの日本における三国志関連作品へ多大な影響を及ぼしている。 第5巻は関羽千里行から、三顧の礼・隆中対までを描いている。 関羽千里行 五関突破 のら息子 古城窟 兄弟再会 于吉仙人 孫権立つ 霹靂車 溯巻く黄河 十面埋伏 泥魚 自壊闘争 邯鄲 野に真人あり 遼西・遼東 食客 檀渓を跳ぶ 琴を弾く高士 吟嘯浪士 軍師の鞭 徐庶とその母 立つ鳥の声 諸葛氏一家 臥龍の岡 孔明を訪う 雪千丈 立春大吉
上海に住む若き女性「田桜桜」は日本に留学をする。 そこにはある大きな目的があった─ 日中友好の切なる思いのこもる「長編小説」 「日本留学は父の為、いいえ、私達家族全員の願いなんです」 戦時中、祖母と一人の日本人が愛し合って父が生まれた。日本に引き揚げる祖父は必ず戻り一緒に暮らすと 祖母に誓うが、全くの音信不通に。祖母は毎回政治運動の審査を受け、その文化大革命中に苦しみ抜いた挙句に 自殺した。父も子供時分には差別され、私までも子供の頃には心の中に暗い影を引きずってきた。 于強氏 中日を題材とし日本の読者を感動させた長編小説
家族を捨てた日本人祖父捜し、日中のメディアを巻き込み、明らかになっていく─人間愛に満ちた「長編小説」 度重なる失意の連続、そして数奇な運命に導かれ終焉を迎える。 于強氏 中日を題材とし日本の読者を感動させた長編小説
幽霊にさらわれた親友を救うため、星野彩は謎の級友と共に一枚裏の世界へ。 それは自分の心と出会う旅でもあった。 1 学校のパワースポット 2 舟に乗る 3 人が還るところ 4 スイレンとレイ様 5 心の旋律 6 光の雨が降る 7 扉を開ける、何度でも
太平洋戦争中の1940年ごろから朝鮮戦争がはじまる1950年まで日本物流の末端を支えたのは、木炭を中心とした薪炭燃料車でした。日本中のおよそ5万台のトラックの燃料が、薪炭で賄われていた時代が確かにあったにもかかわらず、その実態はまったく伝わっていません。 高知県須崎市(当時は須崎町)において戦後すぐ木炭車で日本酒を運んだ人物視点で当時を振り返る語りと、リアルな場面を当事者目線でお届けする小説です。日本の辺境ともいうべき高知県西部の状況は、高度経済成長に突入する直前の日本の状況をリアルに反映していたのです。 プロローグ 1.司牡丹へ 2.須崎の街 3.高知市へ 4.三八を担ぐ 5.布施ケ坂 6.愛媛の原酒を運ぶ 7.密造酒の摘発 8.進駐軍と角おんちゃん 9.久礼坂 10.松葉川の滝井商店 11.大野見村キャンプ 12.タカバエ 13.台風 14.起洋でデート 15.誕生日の宴会 16.運転免許制度 17.忘年会 18.敦子の変化 19.須崎駅のカーブ 20.越知の沈下橋 21.安和の事故 22.新倉庫 23.ガソリン車へ エピローグ