小説むすび | 2024年9月27日発売

2024年9月27日発売

アサシン クリード フラグメント 会津の刃アサシン クリード フラグメント 会津の刃

「アサシン クリード」に新たな歴史を刻む 幕末日本を舞台にした完全オリジナル小説  16歳の司馬篤湖は会津藩士の父を持ち、侍として将来を嘱望される兄に憧れている。嫁いでいてもおかしくない年頃の篤湖だが、侍を夢見て刀を振り、稽古に明け暮れる毎日を過ごしてきた。かつて女侍は存在していたが、篤湖にとっては雲の上の出来事。その夢は決して叶わぬはずだった。  1867年11月9日、江戸幕府第15代将軍、徳川慶喜が大政奉還を表明。続く王政復古の大号令によって、1603年から続く江戸幕府はその幕を閉じた。しかし、慶喜の処遇に不満を募らせた旧幕府勢力と新政府が京都で激突。日本史上最大の内戦とされる戊辰戦争が勃発する。  やがて父に、そして兄にも徴集がかかる。戦場に赴くふたりに家を託された篤湖だったが、大人しくふたりの帰りを待てるはずもない。己の剣の才を証明する好機とばかり、自らの意思で戦いの場に身を投じる。  だが、篤湖を待ち受けていたのは、黒き思惑が錯綜する陰謀だった。国内情勢が急速に悪化していくその背後で、天皇に与するテンプル騎士団と幕府を支持するアサシン教団が鎬を削っていたのだ。国を蝕む野望を眼前にした篤湖は、己の天命を理解した。  家族を、そしてこの国を守る。決意を胸に篤湖は立ち上がる。手にした刀、勇気、そして兄妹の絆を武器にーー。

士 SAMURAI士 SAMURAI

著者

泉秀樹

出版社

有隣堂

発売日

2024年9月27日 発売

明智光秀の重臣・斎藤利三麾下の馬廻・苫野十蔵は、本能寺の変で真っ先に討ち入って織田信長に手傷を負わせ、森蘭丸を討ち取った先鋒隊のなかにいた。しかし、わずか11日後の山崎の戦いでは、明智勢の潰走とともに早々に戦場を離脱する。無事逃げのびた十蔵だったが、京で晒される主君・光秀の首を見る群衆のなかで羽柴秀吉の足軽に捕らえられ、鴨川で磔刑に処される。 親も知らず幼くして奥三河の寺に預けられ、師である住職が遊女に産ませた子であるという自身の出生の真実を知るや、父を殺害して逐電。安土に流れ着き、安土城普請の石切り場で働くようになる。 やがて城の主である織田信長への崇敬の念を高めた十蔵は、「士」になることを夢見るようになっていく。その後、キリシタン大名・高山右近の知遇を得た十蔵は、右近の口利きによって明智家への仕官が叶い、晴れて「士」になった。 そして、主君・光秀による「本能寺の変」では、崇めていた信長を率先して討ち、山崎の合戦で羽柴秀吉に明智軍が破れると、真っ先に戦場を離脱し、逃げる光秀が小栗栖で討たれるのを手助けする。 父もない、主君もない、仏にもキリストの神にも心を動かさない十蔵。一介の下級武士だが、その生き方には、いかなる境遇にあろうと自らの「心」にこそすべての価値を置くかれ独特の人生感・死生観があった。 人はみないずれ死ぬ。自らの内面の渇望に忠実に生き切る者こそ、本当の「士」ではないか。 鴨川で磔柱にくくられ、晒されながら弱っていく身とともに回想される「無意味」だった生涯。しかし十蔵は、自らに問うた「士とは何か」を確信し、みじめな刑死に快感や達成感すら覚えるのだった。 戦国最大のクーデターに巻き込まれながら、それでも自らの命を自らのために生き切ろうとした「士」の人生を、臨場感あふれる文体で描く書き下ろし長編小説。 2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」の見せ場でもある「本能寺の変」「山崎の合戦」が、主人公の十蔵の目線で読み手を引き込む迫真の描写でイメージ豊かに描かれている。 第一章 本能寺 第二章 奥三河 第三章 安土 第四章 琵琶湖 第五章 京 第六章 甲斐 第七章 坂本 第八章 山崎 第九章 小栗栖 第十章 鴨川

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