2025年10月16日発売
就活の最終面接の日、青森で漁師をしている父の船が遭難したという連絡が入った。家族と就職先を一度に失った桐ケ谷麻海は、東京で暮らす叔父・響介のもとに転がり込むことに。 居候としてなにか仕事をさせてほしいという麻海に、響介がかけた言葉は「掃除も洗濯も料理も別にやらなくていいから、俺の仕事をちょっと手伝って」。 響介の職業は、保険調査員。保険会社から依頼を受け、保険金を支払うにあたって不正や問題点がないか調べる仕事だ。 麻海は見習い調査員として詐欺が疑われる事案の調査をするなかで、生と死、お金にまつわる様々な家族の思いにふれていく。 第一話 親不孝者だね 第二話 風邪みたいなもんだ 第三話 八割が黒だな 第四話 我々は保険調査員ですので 第五話 魔が差した 第六話 肩入れするなよ 第七話 お気をつけください 最終話 喪失の代償だ
待望のリブラリアン・ファンタジー、再始動。 マツリカが、キリヒトが、帰ってきた。 囚われた魔女を救うべく、仲間たちは雷鳴轟く山峡の砦を目指す。 風が唸り、雷が轟く「霆ける塔」に囚われた図書館の魔女・マツリカ。宿敵ミツクビの罠にかかり、閉ざされた山城で彼女を待つのは、夜毎降り注ぐ稲妻と奇妙な因縁を背負う砦の主。脱出の糸口を探るマツリカを、新たな謎と出会いが待ち受ける。一方遠く離れた故郷では、ハルカゼ、キリン、そしてキリヒトたちが、マツリカ救出のため立ち上がる。 彼らは、わずかな手がかりと研ぎ澄まされた知恵を武器に、雪深い山脈を越え、未踏の隠し砦を追う! 強靭な意志と絆が試される極限状況の中、マツリカは、そして仲間たちは、この絶望的な状況を打ち破ることができるのか? メフィスト賞が生んだ弩級のファンタジー「図書館の魔女」。シリーズ最新作がついにそのベールを脱ぐ。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 西尾維新がおくる青春怪異譚〈物語〉シリーズ、書き下ろし長編! ついに明かされる、あの式神童女の生誕秘話! illustration/VOFAN ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ ”レシピ公開。 斧乃木余接の作りかた” 境都大学オカルト研究会に所属する忍野メメと貝木泥舟は、 先輩にして元締め・臥煙伊豆湖から禁忌の儀式に誘われる。 女子高生の影縫余弦と共に準備に奔走するが、 プロジェクトは思わぬ方向へ──! これぞ現代の 怪異! 怪異! 怪異! ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 青春を、接ぎ接ぎできた人形だ。
新しいゲームアイディアを発掘するコンテスト企画「SENSE OF WONDER NIGHT 2025」でAudience Award Grand Prix、Best Arts Award、Best Presentation Awardの3つの賞を受賞。 インディゲームクリエイター・yonaが手がけるNintendo switch(TM)・Steamで配信中のゲーム「ダレカレ」を『英国妖異譚』『欧州妖異譚』『古都妖異譚』などのシリーズで人気を博する篠原美季が小説化。 ゲームに描かれた「誓い」を軸に小説オリジナルのエピソードを加えた、生きること信じることを問いかける感動の物語。 「かえりたい。かえりたい! かえりたい!!」 ドロドロの食べ物、かけさせてもらえない電話、へんな薬。 少女は見知らぬ男の拘束から逃がれ、明け方の街を駆ける。 「おとうさんは、どこへいったの?」 恐怖、不安、孤独。どこへ行けばいいのかもわからない。 まだ暗い街で見つけたひと筋の灯り。 暖かな光に導かれた先はベーカリーだった。青いエプロンをつけた男の人がやさしく迎えいれてくれた。 「ようやくたどり着けた」 店中に広がる焼きたてパンの香りは少女の不安を溶かし、安堵でこころを満たした。 しかし……、そこに現れたのは。
第39回太宰治賞受賞『自分以外全員他人』、「本の雑誌年間ベストテン」第3位『孤独への道は愛で敷き詰められている』に続く<柳田譲>サーガ三作目! 報われぬ中年男性の魂の彷徨を描く 恋愛に絶望し、仕事にも倦み、家族はいよいよ疎ましく、ささやかなセルフケアも世間が容赦なく水を差してくるーー。すべての苦しみから逃れて「無」になることを求め赴いた怪しげな座禅道場で柳田譲が見たものは!? === 生きれば生きるほど、自分は人生に不向きであることを思い知った。人が当たり前にできることが、どうやら自分にはどうしてもできないらしい。四十を目前に控えた今、そのことにようやくはっきりと気付いた私は、これを機にいろいろなことを諦めることにした。やりがいのある仕事も、夢中になれる趣味も、誰かと一緒に生きることも。そうして小さな喜びで満足できるよう幸せのハードルを下げることでなんとか生きのびようとしていた。(本文より)
セラフィーナ達の突然の魔人との邂逅により、王国に激震が走る。 騎士団長会議は紛糾し、魔人が王城に現れる可能性が高いと考えたシリウスは、自分の領地にセラフィーナを招待するという名目で、近衛騎士団のメンバーとともに王城から遠ざけるよう画策した。 一方セラフィーナは、魔人を前に気を失ったことを気にして、シリウスには内緒で聖女騎士団で修行をすることに決める。 聖女騎士団からセラフィーナが受けた依頼の内容は……。 「ある魔物」に魅了の魔法をかけられ、おかしな行動をとる騎士団長たちのドタバタ対応! 「魔人から家族を守るために騎士になる」と言い出し、騎士団の訓練に参加し始めた国王の説得! 最後に、孤児院で怪我をした騎士の治療へと向かうセラフィーナだが、そこにいたのはかつてセラフィーナの護衛騎士の内定を受けていた騎士で……。 セラフィーナがカノープスを選んでいなければ護衛騎士に選ばれていたはずの騎士。彼の苦悩や、カノープスとの確執を知ったセラフィーナは……。 さらにはルドの巣から保護された謎の少年との暖かな交流も!!
クレナ、竜騎士デビュー!! プロスティア帝国での魔王軍との戦いを終えたアレンたち。 魔王や魔王軍幹部たちの圧倒的な実力を目にしたアレンは、戦力を上げるための計画や検証を続ける。 S級ダンジョンでは、ついにダンジョンマスターのディグラグニに戦いを挑む。 勝利報酬としてアレンが、そしてメルルが望んだのは……。
「14年後、勇者レイノルドに殺される」 不完全な予知能力だけが取り柄の魔女・アデルは、ある日こんなとんでもない予知夢を視てしまう。 弟子たちと相談したアデルは、少年時代のレイノルドを攫い、徹底的に甘やかして育てることで、予知を回避することに。 しかし、騙して攫うはずが、結果的に彼を不遇な環境から救ってしまう。 さらには、その際、痺れ薬を顔に浴びたことにより、表情が動かなくなり、喉からは囁き声しか出なくなってしまった。 お調子者ではったり頼りのアデルが、見た目だけはミステリアスで儚げな魔女になったことにより、レイノルドは彼女の言葉や態度を深読みして、どんどん心酔していくーー。
修学旅行の帰り道、不慮の事故で命を落としたトーマ。 クラスメイトからは疎まれ、神からは「不要」とされ、与えられるはずの加護さえ得られなかった。 不運続きの人生を終え、転生した彼が目を覚ましたのは、侯爵の妾として暮らす母の元だった。 数年後、騎士爵家に引き取られたトーマは、初めて家族の温かさと幸せを知る。 大切な家族のため、そして自分の居場所を守るためにーー トーマは酒造りに挑み、領地の発展に尽くしながら、二度目の人生を生きていく。
1巻発売即重版! VS前世の極悪同僚!? 逆行転生×主人公無双×アウトロー 「えっと、ジョブは鍛冶師、です」 新たな部下(ヒロイン)登場!? 「死ね。そこの娘も一緒に送ってやる」 前世のパーティ【ギルドナイト】メンバー襲来……! WEB版より加筆修正の上、お届け!
オーク討伐から無事帰還したある日。 バンはマリーの治療の一環で、リーファ先生から「魔力循環」を依頼される。 マリーの身体に魔力を集中するバンだったが、マリーの体調に異変があり……? 転生者おっさんによるスローライフファンタジー第3弾!
私は、恐ろしい悪魔を召び出してしまいました。 私は、己の愉悦の為に人を狂わせてしまいました。 大野木に取り憑く穢れた生き人形、生贄を求める蛇神、亡者が徘徊する木山邸跡地、鏡に映りこむ異形の家族… 隻腕の見鬼・千早とビビりの堅物公務員・大野木が怨嗟に塗れた怪異に相対するバディホラー第7弾! 装画:げみ 序/侵蝕/縁起/不在/心躊/仮贄/過誤/閉環/憑纏/瞑躁
武勇に秀で知恵者であった源五郎の後半生は「徳川家康の懐刀」でもある。家康の暗殺計画が発覚した時、源五郎は単身で伏見城に駆け付けている。また関ヶ原の戦いの前日評定で家康は彼に直接斥候を命じ翌日その報告により開戦を決定すると言っている。それらの史実により源五郎は家康の情報源でもあった。