小説むすび | 2025年10月発売

2025年10月発売

【POD】The Haloed Man: A Novel of Corporate Trials and the Search for the Soul【POD】The Haloed Man: A Novel of Corporate Trials and the Search for the Soul

著者

BoTakatsu

発売日

2025年10月15日 発売

[About the Book] Will his sense of justice be rewarded? Mizuki, a man fighting on the frontlines of the medical equipment (MRI) business. Behind every promotion swirl denunciations, authoritarianism, and unreasonable personnel decisions. Yet he holds fast to the belief that “Where there is a will, there is a way,” staying true to his convictions and integrity. This book is not only a novel that lays bare the realities of corporate life, but also a spiritual story of Mizuki-who continues to struggle within the organization-learning from Buddhism and philosophy until he comes to realize that “life is training.” Through comparisons of Japanese and Greek mythology, and through debates with friends, universal themes emerge: human dignity, the qualities of leadership, and the reconstruction of corporate ethics. Though buffeted by the organization, Mizuki, known as “the man with an aura,” earns the respect of those around him. His story will surely give courage to anyone enduring injustice in today’s workplace. [Author’s Biography] Takatsu Bō Takatsu Bō (born 1943) graduated from the University of Tokyo’s Faculty of Engineering. After joining a major chemical company, he worked in the petrochemical division, among others, before becoming a director at a chemical products trading company. Later, he founded Takahimara Universe Co., Ltd., dedicating himself to the mission of contributing to the development of a circular society, such as through toner cartridge recycling. He is actively engaged in exploring and researching ways of corporate management to bridge the new century.

宮沢賢治きのこ文学集成宮沢賢治きのこ文学集成

とりて来し 白ききのこを見てあれば なみだながるる 寄宿のゆうべ “日本を代表するきのこ文学者”宮沢賢治の短歌・詩・小説・童話を集成! 『泉鏡花きのこ文学集成』に続く、「きのこ文学」シリーズ第二弾! その魅力を説く「編者解説 きのこ文学者としての宮沢賢治」付!  楢夫(ならお)は夕方、裏の大きな栗の木の下に行きました。其(そ)の幹の、丁度(ちょうど)楢夫の目位高い所に、白いきのこが三つできていました。まん中のは大きく、両がわの二つはずっと小さく、そして少し低いのでした。  楢夫は、じっとそれを眺めて、ひとりごとを言いました。 「ははあ、これがさるのこしかけだ。けれどもこいつへ腰をかけるようなやつなら、ずいぶん小さな猿だ。そして、まん中にかけるのがきっと小猿の大将で、両わきにかけるのは、ただの兵隊にちがいない。いくら小猿の大将が威張(いば)ったって、僕のにぎりこぶしの位もないのだ。どんな顔をしているか、一ぺん見てやりたいもんだ」  そしたら、きのこの上に、ひょっこり三疋(さんびき)の小猿があらわれて腰掛けました。(「さるのこしかけ」より) 【内容目次】 短歌四首 詩:何をやっても間に合わない/休息/おい けとばすな/スタンレー探検隊に対する二人のコンゴー土人の演説/秘境/林と思想 小説・童話 さるのこしかけ/三人兄弟の医者と北守将軍/あけがた/車/ビジテリアン大祭/税務署長の冒険(抄録)/谷/二人の役人/どんぐりと山猫/狼森と笊森、盗森/鹿踊りのはじまり/土神ときつね/朝に就ての童話的構図 編者解説 きのこ文学者としての宮沢賢治 飯沢耕太郎

ターミネーション・ショックターミネーション・ショック

ーー地球温暖化が深刻化した近未来を舞台にしたCli-Fi(気候変動フィクション)-- オランダの女王サスキア自ら操縦する小型機が、滑走路に乱入した野ブタと衝突して不時着。 その場に居合わせたのが、テキサスで巨大な野ブタを追っていたハンターのルーファス。サスキアをその場から助け出すと、彼女と行動を共にすることになる。 世界が気候変動による海面上昇や異常気象に苦しむ中、テキサスの億万長者であるT.R.シュミット博士は、「世界最大の銃=ビッグガン」と呼ばれる巨大な装置をメキシコ国境近くに建設し、二酸化硫黄を成層圏に噴射するソーラー・ジオエンジニアリング計画を進めていた。そして、オランダ、ヴェネツィア、太平洋の島々など、海面上昇の脅威に晒される低地国家や地域の有力者と資産家を招いた発射実験によって既成事実化してしまう。 T.R.のソーラー・ジオエンジニアリング計画の支持者と反対者の間で国際的な対立が激化していく中、登場人物たちはそれぞれの立場で地球規模の危機に立ち向かう。 『スノウ・クラッシュ』で“メタバース”を生んだニール・スティーヴンスンが描く、破天荒な英雄たちによる地球改造の「神話」 。

ダレカレダレカレ

出版社

講談社

発売日

2025年10月16日 発売

新しいゲームアイディアを発掘するコンテスト企画「SENSE OF WONDER NIGHT 2025」でAudience Award Grand Prix、Best Arts Award、Best Presentation Awardの3つの賞を受賞。 インディゲームクリエイター・yonaが手がけるNintendo switch(TM)・Steamで配信中のゲーム「ダレカレ」を『英国妖異譚』『欧州妖異譚』『古都妖異譚』などのシリーズで人気を博する篠原美季が小説化。 ゲームに描かれた「誓い」を軸に小説オリジナルのエピソードを加えた、生きること信じることを問いかける感動の物語。 「かえりたい。かえりたい! かえりたい!!」 ドロドロの食べ物、かけさせてもらえない電話、へんな薬。 少女は見知らぬ男の拘束から逃がれ、明け方の街を駆ける。 「おとうさんは、どこへいったの?」 恐怖、不安、孤独。どこへ行けばいいのかもわからない。 まだ暗い街で見つけたひと筋の灯り。 暖かな光に導かれた先はベーカリーだった。青いエプロンをつけた男の人がやさしく迎えいれてくれた。 「ようやくたどり着けた」 店中に広がる焼きたてパンの香りは少女の不安を溶かし、安堵でこころを満たした。 しかし……、そこに現れたのは。

転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す ZERO(6)転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す ZERO(6)

セラフィーナ達の突然の魔人との邂逅により、王国に激震が走る。 騎士団長会議は紛糾し、魔人が王城に現れる可能性が高いと考えたシリウスは、自分の領地にセラフィーナを招待するという名目で、近衛騎士団のメンバーとともに王城から遠ざけるよう画策した。 一方セラフィーナは、魔人を前に気を失ったことを気にして、シリウスには内緒で聖女騎士団で修行をすることに決める。 聖女騎士団からセラフィーナが受けた依頼の内容は……。 「ある魔物」に魅了の魔法をかけられ、おかしな行動をとる騎士団長たちのドタバタ対応! 「魔人から家族を守るために騎士になる」と言い出し、騎士団の訓練に参加し始めた国王の説得! 最後に、孤児院で怪我をした騎士の治療へと向かうセラフィーナだが、そこにいたのはかつてセラフィーナの護衛騎士の内定を受けていた騎士で……。 セラフィーナがカノープスを選んでいなければ護衛騎士に選ばれていたはずの騎士。彼の苦悩や、カノープスとの確執を知ったセラフィーナは……。 さらにはルドの巣から保護された謎の少年との暖かな交流も!!

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