2025年3月発売
続々重版出来の小説シリーズ第3弾! 今回はひふみとあるふぁが登場! ひふみとあるふぁがお遊戯会で奮闘したり、太陽と凶一郎が二人旅に出かけたり、家族みんなで年越ししたり…… 小説だけの物語を5編収録!
家族から冷遇され、過労で倒れた前世の記憶を持つ3歳児のサフィ。新しい人生は個性豊かな兄が5人もいる皇族の末っ子で…!? 元々病弱だったサフィを心配して過保護になっている家族のために、サフィは好き嫌いしないでごはんを食べたり、兄たちと遊んだり、精霊のサポートを受けながらすくすくと成長していく。次第に無自覚に周囲を癒やし、前世の知識を活用して楽しい異世界ライフを満喫するサフィに、兄たちの溺愛はさらに加速していき…!? 「サフィ、にいさまだいすき!」過保護度Maxな最強家族と送る、愛され幼女のほのぼの日常ファンタジー♡
妹と比べられ無能と家族から虐げられてきたグレイスは、突然、冷徹公爵に「継母になってほしい」と契約結婚を申し込まれる。拒否権のない申し出を怪訝に思うも、いざ継子と対面すると理不尽さも忘れるくらいの可愛さで母性が大爆発! 両親を亡くして心を閉ざし、ごはんもまともに食べていない様子の継子だが、実は保育士の前世を持つグレイスにとっては問題なし! 得意の料理と保育士知識をフル活用して胃袋も心も鷲掴み!? 次第にグレイスの活躍が街中に知れ渡り引っ張りだこに…さらには冷徹旦那様まで態度が急変して…!?
"絶大な力をもつ聖女でありながら婚約者に浮気され、聖女の座を奪われたマリーアンジュ。「聖女の力は一時的に他人に譲れる」ことを知るマリーアンジュは束の間の休暇を満喫。縋りつく元婚約者とも縁が切れ、王太子のダレンと幸せな結婚生活を楽しんでいた。新教皇の座を巡る選挙戦が始まったある日、「新聖女・ミレイユ」が見つかったとの知らせが。ミレイユの指導係になったマリーアンジュだが、その能力は何やら疑わしい。「わたくし、いいこと思いつきました」朗らかに笑うマリーアンジュにはとある思惑があって…。大人気シリーズ待望の続刊! "
"国王・ヴィルヘルムの専属秘書官を務める侯爵令嬢・ルーナ。幼少期から才女として称えられ地道な努力を続けてきたが、ある日、長年の婚約者から「浮気相手に子どもができた」と一方的に捨てられてしまう。ルーナは呆れこそしたが嘆き悲しむことはなかった。しかし不出来な婚約者から解放されたことをラッキーと感じるも、なんとなく釈然としない思いもある。ヴィルヘルムはそんなルーナの心情をなぜかお見通しでーー。 「婚約を解消したそうだな」 「色々とありまして…」 ヴィルヘルムとお酒を酌み交わしながら本音を吐露したルーナは、酔った勢いで一夜をともにする事態に!?そして後日、勅命で後宮入りしたルーナに懐妊が発覚。ヴィルヘルムの正妃となり、彼の愛を存分に享受する一方で元婚約者は転落人生を歩んでいて…。 不遇な過去と決別し、新たな道を歩みだした才女の大逆転ストーリー、開幕!"
"第十五王女・ブランシュは姉たちと比べて秀でたところがなく、両親から期待されずに育ってきた。ある日突然、王家と深い因縁のある最強軍人公爵・ラウルの元へ国の平和のため嫁ぐよう両親から命じられる。売れ残っていたブランシュは、やむを得ず嫁ぐと「自分たちを苦しめた王家の、温室育ちの王女」というレッテルを貼られているよう。公爵家の人々には嫌われ、さらにラウルには相思相愛と噂の幼なじみがいて…!? ーー私は邪魔者のようなので、こっそりと自由を大満喫します! 婚約者から放置されていることをいいことに、昔から作家としてヒット作を出すのが夢だったブランシュは執筆活動に専念するつもりだったが…。 「自分の妻の無防備な姿を、誰にも見られたくない」 私に興味のないはずのクールな旦那様の様子がいつもと違うようで…!? 勘違いからはじまる、最高の政略結婚ファンタジー♡"
ダンジョン二一層の高くそびえる崖の壁を這いつくばるように進むナオたち一行に、危機が訪れる。周囲が暗くなったとき、突然崖が崩落し、ナツキが空中へ放り出されてしまったのだ。ナオは崖下に落下するナツキを助けるため、岩棚から跳び霧の中へーーしかし、しばらく待っても、ナオたちが転移して戻ってくる事はなかった……。スリリングな冒険の行く末は!? “翡翠の羽“三人娘の書き下ろしエピソードも収録の第12弾! プロローグ/第一話 ロッククライミング/サイドストーリー「トミー毎度の無茶振り」/第二話 遠方より来たる/第三話 渓谷に挑む/第四話 暗転/サイドストーリー「新たなる旅立ち 〜サイの冒険 第五章〜」
アルトにラギとの別れの時が迫っていた。命が残り僅かと悟ったラギは、セツナに「最後に私と闘ってくれ」と願い出る。ラギは獣人である自らの闘いをアルトに見せることで、いまだ獣人の力を知らないアルトの心に、その闘う術を刻もうとしたのだった。それは独り立ちするための糧をアルトに遺そうとする、ラギの命がけの賭けでもあった。移りゆく季節の中、悲しみを知ったアルトは少しずつ大人になってゆくーー。第一部完結。 プロローグ/秋水仙《最良の日々は過ぎ去った》/第二章ミヤコワスレ 《別れ》/第三章ネリネ《幸せな思い出》/エピローグ
「毒使い」の天星を持つ王女ルビーは家族に疎まれ、聖女の身代わりとして辺境に嫁がされてしまう。 そこでも正体を見抜かれ、魔の森近くに軟禁されーーと思いきや、毒使いの本領発揮! 毒を持つ魔物を従え、痩せた土地の毒を祓って畑を耕すとスローライフを大満喫。 そんなある日、ふらりとやって来た夫のセオドア帝は、聖女に勝るとも劣らないその力を目撃してーー? 無自覚最強王女は、忌み嫌われた毒使いの力で幸せを掴む!
「異星人に勝つ? 地球へ生還する? 全部、やってやろうじゃない!」 異星人との戦争に敗北した宇宙艦隊提督のリリアンは、十八歳の少女に戻っていた。 前回は己の失態により負けた。次は勝って凄惨な未来を変えるーー!! そんな彼女の目前に迫るのは、士官学校の演習中に起こる宇宙戦艦の漂流と、異星人からの襲撃(ファーストコンタクト)。 リリアンは培った戦術眼と未来の知識で実戦経験のない生徒をまとめ上げ、たった一隻の戦艦で異星人艦隊に立ち向かう。 後に奇跡と呼ばれる活躍は、人類存続の未来へと繋がっていくーー。 第9回カクヨムWeb小説コンテスト カクヨムプロ作家部門 特別賞受賞作!
登場人物全員、偽善者。 読んだら”人間不信”になる、エゴイスティック・ミステリー! 幸せ絶頂の結婚披露宴のさなか、新婦・沙也香が吐血して倒れてしまう。カメラマンの桜庭によると、シャンパンに毒が混入していたようだ。 犯人捜しに乗り出す新郎・和臣と桜庭だったが、容疑者である彼女の親友や母の偽善ぶりが次々と明らかになり、さらに沙也香のどす黒い過去も見え隠れしてーー。
伯爵の父が起こした婚約破棄。その末に生まれたアビゲイルは、様々な騒動を経て不義理を働いたはずの公爵家で幸せに暮らしていた。 公爵家の当主・クラウスとの出会いから一年になるころ、ついに彼との結婚式の日取りが決まった。 夢にも似た幸福を噛みしめるアビゲイルだったが、とある変化が訪れる。それは、夫が病に倒れたため一時的に公爵家へ預けられることとなった同年代の少女・バーバラ侯爵夫人と、その侍女・フィオメラ、そして屋敷の庭で保護した不思議な猫のソフィアとの出会いだった…。 運命に振り回されながらも、クラウスとの愛を深めていくアビゲイルは無事に結婚式を終えることができるのかーー!?
私たち、ピョコルンに、全部捨てられるようになりましたよね。 性欲を。出産を。育児を。介護を。人生の時間を食いつぶす、あらゆる雑務を。 14年前、「リセット」を経験した人類は混乱の最中にあった。 しかしラロロリン人の考えた「人間リサイクルシステム」がうまく機能し、やがて社会は再生を迎える。 そして49歳になった空子は「クリーンな人」として、美しく優しい世界を生きている。生まれ育った街「クリーン・タウン」の実家に戻り、同級生の白藤遥とその娘・波とともに。 ようやく訪れた穏やかな社会の中心には、さらなる変貌を遂げたピョコルンがいた。 村田沙耶香渾身の大長編、ここに完結。 都合の良い「道具」・ピョコルンを生み出した果てに、人類が到った極地とはーー。 【著者略歴】 村田沙耶香(むらた・さやか) 1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年「授乳」で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年「コンビニ人間」で芥川賞受賞。著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』『変半身』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』『信仰』などがある。
この世はすべて、世界に媚びるための祭り。 性格のない人間・如月空子。 彼女の特技は、〈呼応〉と〈トレース〉を駆使し、コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげること。「安全」と「楽ちん」だけを指標にキャラクターを使い分け、日々を生き延びてきた。 空子の生きる世界には、ピョコルンがいる。 ふわふわの白い毛、つぶらな黒い目、甘い鳴き声、どこをとってもかわいい生き物。 当初はペットに過ぎない存在だったが、やがて技術が進み、ピョコルンがとある能力を備えたことで、世の中は様相を変え始める。 3年以上にわたる著者初の長期連載がついに書籍化。 村田沙耶香の現時点の全てが詰め込まれた、全世界待望のディストピア大長編! 【著者略歴】 村田沙耶香(むらた・さやか) 1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年「授乳」で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年「コンビニ人間」で芥川賞受賞。著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』『変半身』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』『信仰』などがある。
結婚、子育て、仕事。生きるって何なん?管理栄養士となった結が食で人々をつなぐ物語 連続テレビ小説「おむすび」を完全小説化。激動の時代をパワフルに突き進む“青春グラフィティ”、ついに完結。 劇的な「逆プロポーズ」の末、結婚、出産した結は、さらに食の大切さを知って、管理栄養士となる。病院の栄養科に勤務することになった結は、そこでNST(栄養サポートチーム)のメンバーに。さまざまな患者さんへの対応が求められる中、バイタリティとコミュニケーション力で奮闘する。「人は食で作られる。食で未来を変えてゆく」。多くの人たちのために、結は活動の範囲を広げていく。