小説むすび | 2025年3月発売

2025年3月発売

放蕩ボスへの秘書の献身愛放蕩ボスへの秘書の献身愛

私は愛するあなたの目になりたい。 だから、どうか私に心を開いて。 父を知らず、病身の母の看病で満足に学校に通えなかったオーガスタ。 母の死後、必死に勉強し、今は実業家マティアスの秘書をしている。 その日、朝の5時半、オーガスタは1本の電話に叩き起こされた。 放蕩者として名高いマティアスに企業スパイの疑いが生じたという。 オーガスタは彼の豪邸に駆けつけ、根も葉もないゴシップを消すには もっと大きなニュースで世間の関心を逸らしては、と提案した。 「よし。僕が結婚すれば大ニュースだ。相手は……きみだ」 あくまで偽装だと言われて、オーガスタは同意する。 だがこのあと、二人の乗った車が木に激突する事故が起き、 まさか憧れのボスが失明するなど、夢にも思わなかったーー! 人気急上昇中のテーマ“ハンディキャップ”を乗り越え恋を成就させる感動作をお贈りします。視力を失ったヒーローがプレイボーイの仮面の下に隠していた素顔とは? どんなテーマでも自由自在に読み応えある作品に紡ぎ出す、ミリー・アダムズの筆が冴えます!

一夜の子のために一夜の子のために

息子の命を守る方法はひとつ── 非情な大富豪の花嫁になること。 メイジーは突然訪ねてきた男性を見て、はっと息をのんだ。 5年前、旅先で一夜を共にしたイタリア人富豪ロメオ── 彼には私の名前以外、何も伝えていない。なのに、なぜ今ごろ 私の居場所を捜し当て、こんな田舎の村まで押しかけてきたの? まさか……あの一夜で私が妊娠して、密かに息子を産んだことを 知られてしまった? まさにロメオはすべてを把握していた。 険しい顔で子供と面会させるようメイジーに要求し、間違いなく 自分の息子だと確信すると、すべてを捨てて彼と結婚するよう 迫ったのだ。「その子は命を狙われている。僕にしか守れない」 急な話に動転しながらも、メイジーは彼を信じるしかなくて……。 田舎の村でひっそりと暮らしていたシングルマザーのヒロインは、究極の選択を迫られます。ヒーローを付け狙うマフィアが息子にまで魔の手を伸ばしていると知り、彼との結婚を選びますが……。最後まではらはらさせられる、シークレットベビー・ロマンス!

愛することが怖くて愛することが怖くて

天国に旅立った我が子がくれた、 愛にあふれた贈りもの。 ギリシア人富豪サンダーの子を身籠り、結婚したタリーは、 死産をきっかけに家を出て、別居を始めた。子を失った悲しみを 分かち合おうにも夫は仕事ばかりで、寄り添う気持ちすらない。 そんな姿に失望し、いつしか心が離れてしまったのだ。 新しく始めた仕事がようやく軌道に乗り、そろそろサンダーとの 関係を清算しなければと考えたタリーは、1年半ぶりにフランスへ 向かった。すると、驚いたことにサンダーに出迎えられ、 妻として戻ってほしいと囁かれて、思いがけず心をかき乱される。 サンダーへの愛は消えていない。私たちはまだやり直せるの? だがそんな淡い期待を砕くような、夫の秘密を知ってしまい……。 大人気作家リン・グレアムの隠れた珠玉作をお届けします。夫婦として再びやり直すことを決めた直後、ヒーローが急死した元恋人の赤ん坊を連れ帰り、自分が育てると宣言して……。傷つきながらも互いに成長していく二人の、胸に沁みる夫婦再生ロマンスです。

城主とずぶ濡れのシンデレラ城主とずぶ濡れのシンデレラ

愚かな乙女は氷の城主に恋いこがれ、 我が子と3人で家族になりたいと願った。 ディオニは美貌の家族の中でただ一人、地味でめだたない存在だった。 そんな彼女は兄の親友のシチリア富豪アルセウに片想いをしていた。 兄の結婚式の日、雨の中で彼に抱きしめられ、純潔を捧げたが、 「哀れみからしたこと」と言われて深く傷ついてしまう。 妊娠に気づいても、ディオニはアルセウに伝えるつもりはなかった。 あんなことを言った男性が私や子供に興味を持ち、求めるわけがない。 ディオニは故郷を離れてニューヨークへ行き、一人で暮らしはじめた。 だがある日、外出から戻ると、家の前にアルセウが立っていた。 「僕と結婚してもらう」その言葉は命令だった。 父親や周囲の人の無関心にも負けず、明るくふるまってきたヒロイン。ヒーローの命令口調のプロポーズを受け入れたのは、いつか想いが届くはずと信じていたからでした。不器用ヒロインの一生懸命な初めての恋を応援してください! 〈独身富豪の独占愛〉第2作。

ようこそ瑕疵ある世界へようこそ瑕疵ある世界へ

謎の怪奇事件に巻き込まれる学生たち。 変わり者の心理士が真相に迫る「臨床心理学×ホラーミステリー」 ーー僕、怪異譚は好きだけど、 臨床の現場に出ているときはすべてを信じないよ。 なんとしてでも理屈をつける。 科学に基づかない医療は危険でしかないからね。 星森大学心理学部臨床心理学科の教員、佐伯翼。 趣味で怪談を蒐集する変わり者。 佐伯ゼミの学生である多度結良と沖山修一が、 謎に満ちた怪異事件に次々と巻き込まれ……。 心理学の知識とカウンセラーの観察眼で、不可思議な事件の謎を看破する。 結良はボランティアで参加した施設で「山で幽霊を見た」という 女子高生と出会う。女子高生の心の傷、 そして“幽霊”の正体とは?(--秘密) 「毎晩この部屋で亡くなったおばあさんが現れる」と怯え、 引きこもりになっている大学生。 “心理的瑕疵物件”であるその部屋には すべてを覆す「嘘」が隠されていた。(--優しい嘘) 7つの連作短編、 そして最後に明かされる恐怖とはーー。 現役の大学教員であり、怪談蒐集家が描く 臨床心理学×ホラーミステリー、ここに開幕! ◎プロローグ 部屋から出られない男 ◎ドッグカウンセラー ◎秘密 ◎優しい嘘 ◎夕焼け恐怖症 ◎心理学に興味があって ◎死なない友人 ◎ひと夏の思い出 ◎エピローグ ようこそ瑕疵ある世界へ ◎著者あとがき 心と怪異

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP