小説むすび | 2025年8月発売

2025年8月発売

異世界帰りの勇者は、ダンジョンが出現した現実世界で、インフルエンサーになって金を稼ぎます!4異世界帰りの勇者は、ダンジョンが出現した現実世界で、インフルエンサーになって金を稼ぎます!4

出版社

KADOKAWA

発売日

2025年8月16日 発売

★カドコミにてコミカライズ大好評連載中!★  もう一つの地球・アナザーテラの所有者となった世界最強のインフルエンサー・古谷良二。四人の彼女たちと同棲も始めた彼の生活は充実しまくり! モフモフの召喚獣・ホワイトミュフをペットとして呼び出して配信したり、全世界のダンジョンに現れた厄介な魔物・ドッペルゲンガーを退治したり、最強の配信者兼冒険者として圧倒的な実力を見せ続けていた。  ある日、月に突然ダンジョンが現れたとの一報が入る。そんな場所にあるダンジョンを攻略できるのはもちろん良二だけ! 意気揚々と攻略を始めた彼だったが、ドロップした宝箱の中に見知った美少女を発見する。それは、魔王を討伐した異世界で唯一神をやっていたはずの女神・ルナマリア様で……!?  巻末に書き下ろしオマケ短編『ホワイトミュフとコラボカフェ』を収録!

涙の箱涙の箱

出版社

評論社

発売日

2025年8月18日 発売

ジャンル

ノーベル文学賞作家ハン・ガンがえがく、大人のための童話 この世で最も美しく、すべての人のこころを濡らすという「純粋な涙」を探して  昔、それほど昔ではない昔、ある村にひとりの子どもが住んでいた。その子には、ほかの子どもとは違う、特別なところがあった。みんながまるで予測も理解もできないところで、子どもは涙を流すのだ。子どもの瞳は吸い込まれるように真っ黒で、いつも水に濡れた丸い石のようにしっとりと濡れていた。雨が降りだす前、やわらかい水気を含んだ風がおでこをなでたり、近所のおばあさんがしわくちゃの手で頬をなでるだけでも、ぽろぽろと澄んだ涙がこぼれ落ちた。  ある日、真っ黒い服を着た男が子どもを訪ねてくる。「私は涙を集める人なんだ」という男は、大きな黒い箱を取り出し、銀の糸で刺繍されたリボンを解くと、大小、かたちも色もさまざまな、宝石のような涙を子どもに見せた。そして、このどれでもない、この世で最も美しい「純粋な涙」を探していると話す。男は子どもがそれを持っているのではないかと言うのだがーー。 「過去のトラウマに向き合い、人間の命のもろさを浮き彫りにする強烈な詩的散文」が評価され、2024年にノーベル文学賞を受賞したハン・ガン。本書は童話と銘打ちながらも、深い絶望や痛みを描き、そこを通過して見える光を描くハン・ガンの作品世界を色濃く感じられる作品です。  幸せな出会いが実現し、日本語版の絵はハン・ガン自身、長年ファンだったというjunaidaさんが担当。ハン・ガンが、「読者それぞれのなかにある希望の存在」としてえがいた主人公や、どこともいつとも特定しない本作の世界を美しく描き、物語とわたしたちをつないでくれます。  2008年、韓国で発売され、本国では子どもから大人まで幅広い年齢層に愛されている本作。ハン・ガン作品との出会いにもおすすめの一冊です。 「きみの涙には、むしろもっと多くの色彩が必要じゃないかな。特に強さがね。 怒りや恥ずかしさや汚さも、避けたり恐れたりしない強さ。 ……そうやって、涙にただよう色がさらに複雑になったとき、ある瞬間、きみの涙は 純粋な涙になるだろう。いろんな絵の具を混ぜると黒い色になるけど、 いろんな色彩の光を混ぜると、透明な色になるように」 ー本文よりー 涙をめぐる、あたたかな希望のものがたり。

77

ドラッグの売人、元ロック・スター、トップモデル、革命家、UFO研究者、分断世界の監察官、そして不滅の男ーー7つの物語が交叉する。仏哲学界の新スターによる驚異的建築物のごとき傑作。 ・ ・ 「彼は死ねないんだよ。人が経験することをすべて経験しちゃってるんだ」(本文より) ・ 【仏メディア、困惑と絶賛の驚異的傑作!】 *よくできた短編集ではなく、特異かつ驚異的な建築作品ーーテレラマ *本作をもって、トリスタン・ガルシアは短編と長編の中間にある物語集(という新たなジャンル)の作者となった。真実はときとして危険なほど超自然に接近するーーゾーン・クリティック *信仰と美と歴史と時間をめぐる7つの精神的な寓話。今年の避けては通れない10冊のうちの1冊ーーレクスプレス *一見多様な小説の寄せ集めにみえるこの作品は首尾一貫した構造を持っている。だが、その一貫性は見出すべきものなのである。それは読者に差し出された大いなる喜びでもある。トリスタン・ガルシアの最高の作品であるーール・ヌヴェル・オプス ・ ・ 「鼻血が出ない。とても孤独だ」(本文より) ・ 7つの物語が交叉する、巨大な人生万華鏡! 「エリセエンヌ」……若返りのドラッグを求めて、閉ざされた世界の混沌へと深入りしてゆく売人。 「木管」……元ロック・スターが見つけた不思議な楽器には、過去のあらゆる名曲が刻まれていて……。 「サンギーヌ」……〈顔〉と呼ばれるスーパーモデルと、傷を負った男との奇妙な相関関係。 「永久革命」……革命を夢みた一児の母が迷い込んだ世界は、1973年に革命が成就した世界だった。 「宇宙人の存在」……宇宙人を研究する兄とその恋人のもと、すべてを疑いはじめた幼いムーンは……。 「半球(ドーム)」……国境が消え、同じ思想の者同士が〈囲い〉で暮らす完全な分断が実現した世界で、〈普遍主義者〉が見たもの。 「第七」……大量の鼻血を出して何度でも生まれなおす男が、7度目の人生でついに到達した新たな世界。

十五年後に、会いましょう。 〜顔も知らない運命のアルファが距離をつめてきます十五年後に、会いましょう。 〜顔も知らない運命のアルファが距離をつめてきます

出版社

リブレ

発売日

2025年8月19日 発売

「ごめんなさい。大好きです。愛してます」 オメガの灯莉は昔、自分より幼いアルファに思わぬ事故で噛まれたものの、 奇跡的に『番契約』は不完全なまま。 結果、発情(ヒート)が来ることもなく、ベータのように穏やかな日常を過ごしてきた。 あれから十五年。 あの時のアルファと再会しなければ、このまま普通に過ごせると思っていたのに…。 超人気アルファ俳優・如月透麻が初めての生配信で <たった一人の人へ>送ったメッセージをきっかけに、灯莉の時間は突然動き出す…! 「俺はやっぱり貴方に会いたい。『貴方との未来』が欲しい」 過去に運命の相手を傷付け見失った年下アルファ×事故によってオメガとしての負担から解放されていた年上のオメガ。 【人物紹介】 如月透麻:超人気俳優。 灯莉の一挙一動に泣いて喜ぶヘタレわんこアルファ。 咬傷事故を悔いながら、灯莉だけを一途に想い続けてきた。 伊岡灯莉:一級建築士。 年上のしっかり者オメガ。 透麻とは一生会うつもりはなかったが、なんだか透麻が可愛く思えてきてしまう。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP