2025年発売
シリーズ累計10万部突破!(電子書籍を含む)「次にくるライトノベル大賞2023」単行本部門4位!第1巻重版出来!「こんなに濃いお宅訪問になるなんて!」転生タフ令嬢の逆転ダイアリー第6巻!書き下ろし番外編収録! コミックス1〜2巻好評発売中!
劇作家、演出家、詩人である「異化」の作家ブレヒト流のジュリアス・シーザー(小説です)。 古代ローマを舞台に、偉人・貴族・財界・市民・奴隷たちが、商売と政治、勝利と敗北、英雄譚と経済指標に踊る三文稗史劇(ヒストリー)。 物語は、ある歴史学者が英雄ユリウス・カエサルの伝記を執筆する準備で、カエサルを担当していた元銀行家を訪ねるところから始まる。元銀行家が所有する、カエサルの秘書であった奴隷の手記を調べることが目的であった。やがて歴史学者は、元銀行家たちとの対話や奴隷の手記を通じて、商売という視点をまったく忘却した、経済史観をふまえぬ自分の立場の誤りを次第に思い知らされていく。 1938、39年デンマーク亡命中に執筆され、ユリウス・カエサルを主人公に、ガリア戦記まで構想されたが、ガリア戦記は書かれないまま、未完となっている長編小説。『ローマ人の物語』(塩野七生著)でも言及され、ストローブ=ユイレにより映画化。1973年河出書房新社新社発行版を底本に復刊、書き下ろしの解説を追録。 第1部 名門出の一青年の栄達 第2部 われらのC氏 第3部 以って範とするに足る属州の行政 第4部 三頭の怪物 訳者解説 解説 『ユリウス・カエサル氏の商売』のアクチュアリティ
どうして、いつまで、どうやって、 僕らは物語(おはなし)を作るのだろう。 いくつもの時代のカルチャーを経巡りながら、 ささやかに失われてばかりの生と語りの歴史をかたる、 言葉に恋する新時代の物語撰集。 ーーーー [推薦] 町屋良平(小説家) この本は言葉への恋愛小説だ。恋は苦しい。まるで人生みたいに? 恋は醜い。まるで人間みたいに? 恋は美しい。まるで世界みたいに? 恋は重い。まるで生死みたいに? 私は言葉より早く死んじゃうのに、どうしてこの小説は言葉を愛せると信じさせてくれるのだろう。 山内マリコ(小説家) 若さという足かせ、時代という苦難、増殖するノイズ……それらを「言葉」で超克しようと格闘した日々の全記録。東日本大震災からコロナ禍までの“極私的な自粛期間”に創作されたすべての作品は、信じるに足る、永遠の宝物だ。 ーーーー ◉「いぬのせなか座」メンバーのほか、「原稿料」や「契約(書)」について考えるメディア「作家の手帖」共同編集長を務め、『ユリイカ』『早稲田文学』『S-Fマガジン』など各誌で活躍してきた著者による、待望の初作品集。 ◉人々は変化するメディア環境のなかで、どのように自分のための物語をつくり、それを支えに生き、あるいは失敗してきたのか。中世の和歌文化から近代の歴史物語、近未来の観光・医療まで……なにより東日本大震災とコロナ禍のあいだにあったはずの「時代の気分」をめぐりながら、世代意識とリテラシーのへだたりをつなぎ直す、小説・詩歌・批評・日記などの形式を用いて編まれた画期的20編。 ◉それ自体作品として読める全編自作解題(1.5万字)つき。 ◉カバーなし・仮フランス装の洒脱なデザイン。帯を外すと洋書風にもなる、存在感のある装釘です。 まえがき 1 漢字が苦手なその子の宿泊と郵便 じゃないけど、似たものーー60年代少女小説 情報社会の大悪党ーーあるいは弊社の石井GM こよみのうた 2 プリティ・リトル・ベイビーズ 彼と僕の大事な恋人たち ふたりと、それを分け合うこと 描写の向こうで眠りたい 3 荒木さんの退職 空間とその美女のアドバタイズ ストイコビッチのキックフェイント 清潔でとても明るい場所へ 4 識字率と婚姻のボトルネック オキナワ医療観光公社 つづかない組織はどうすれば歌えるのか 家柄 5 うつさないように 世間体とレソロジカ よものよのもの ファースト・マカロニペンギン 自作を語る はじめての現代文芸撰集
令和のサラリーマンだった「俺」は、江戸住まいの旗本八男坊・徳山安十郎として生まれ変わった! 安十郎は、とても早熟な若者として成長する。その好奇心のおもむくまま、『解体新書』を著す前野良沢や杉田玄白らと交流し「本所の麒麟児」として評判になる。やがて、御三卿・田安家の七男・賢丸(後の松平定信)の命を蘭学(と未来の知識)を駆使して救ったことで幕府からも注目される。しかし、類稀な異才を警戒する権力者たちの魔の手も忍び寄ってきていたーー。 八男坊は 本所の麒麟 令和の知恵で 江戸を糺す!? 装画/おおさわゆう 装幀/二見亜矢子 第一章 天才少年現る 【他者視点】私のお兄様(種姫) 第二章 実録! 蘭学事始 【他者視点】新たな時代の兆し(徳川宗武) 第三章 蘭学者藤枝外記 【他者視点】日本紀行(カール・ペーター・トゥーンベリ)
『ラブレス』『ホテルローヤル』等、家族の光と闇を描き続ける直木賞作家・桜木紫乃のルーツ! 夢に生き、夢に死ねーー 昭和の北海道。 己の城を求め、男は見果てぬ夢を追う。 【著者コメント】 書きながら改めて、生きることは滑稽だと感じました。 滑稽でいいと思うところまで、書けた気がします。 やせ我慢人生を歩いてきたすべての先人に、愛を込めてーー人生劇場。 何もかもが赤く染まった鉄鉱の町・室蘭。 四人兄弟の次男に生まれた猛夫は、兄にいじめられ、母には冷たくあしらわれながら日々を過ごしていた。 心のよりどころは食堂と旅館を営む伯母のカツ。やがて猛夫はカツのもとで育てられることになる。 中学卒業後、理容師を目指し札幌に出た猛夫だが、挫折して室蘭に帰る。 常に劣等感を抱えるようになった猛夫は、いつか大きくなって皆を見返してやりたいと思うように。 理容師として独立、ラブホテル経営と、届かぬ夢だけを追い続けた男の行く末は。 自身の父親をモデルに、直木賞作家・桜木紫乃が北の大地で生きる家族の光と闇を描く。 【目次】 一章 鉄の町 二章 修業 三章 別れ 四章 長男 五章 夫婦 六章 闘い 七章 新天地 八章 落城
織田信長との邂逅が運命を動かしたーー。 桶狭間の戦いや美濃攻略、そして信長の死。二人の運命が交錯する歴史の裏側には、どんな思いが隠されていたのか?「猿」と呼ばれた秀吉が激動の戦国を駆け抜けた、知られざる波乱と栄光の物語。 プロローグ 草履取り士官の訳 桶狭間の戦い、秘策中の秘策 尾張統一、そして小牧城へ 猿の調略と墨俣一夜 美濃攻略の想い出 浅井の裏切りと敗走 藤吉郎と光秀 猿から羽柴秀吉へ 安土築城と城下町 信長、将来の懸念を吐露 安土から天下布武を目指し 信長、本能寺でのあっけない最期 信長から秀吉への遺言 秀吉の孤独な時間 エピローグ
いじめられている男子中学生が人類の運命を決める! “僕”は毎日、中学校でいじめられている。 あだ名は「釘」。いじめっ子の「チス」が僕の頭を殴る様子が、まるで釘を打つように見えるからだ。スプーン曲げができる「モアイ」もいっしょにいじめられている。モアイと僕は原っぱの卓球台で卓球をするようになり、僕らの気持ちは軽くなる。ある日突然、空から巨大なピンポン球が下降してきて……。 いじめられている中学二年の男子が、人類の運命を決めるときが来た。釘とモアイは、人間と世界について思考することをやめない。『カステラ』(第一回翻訳大賞受賞)で熱い支持を獲得した韓国の鬼才が猛打する長篇、待望のUブックス化! 作家自筆の挿絵も収録。 「なんかぶっ飛んだ面白いもんないかなぁ、という方にオススメします。ぎゃっ!! です。」--光浦靖子さん
全米批評家協会賞受賞作品 本書は、中国出身の米国作家リン・マーの長篇『断絶』に続く第一短篇集。前作は、移民の女性が米国のミレニアル世代の一員として根無し草的な生活を送るなか、パンデミックとゾンビという物語形式を借りて、グローバル資本主義の制度に組み込まれた人生の虚無感、今世紀の米国社会の空気を巧みに切り取ってみせた。 同様に若い女性を主人公とする本書においても、移民にとっての「ホーム」はどこなのかという問いや、醒めた距離感を保つ一人称の語り口など、マーの作風は前作から連続している。ただし本書では、人間関係における暴力や、存在の孤独という、マーの中核的主題がより前景化され、人と時代に対する鋭い観察眼と、物語を組み立てていく手腕の凄みが際立っている。 本書の評価は非常に高く、〈全米批評家協会賞〉と〈ストーリー・プライズ〉を受賞、『ニューヨーク・タイムズ・ブックレビュー』では、「予測不可能な展開を見せ、読了後も心に残る」と評され、短篇の名手としてもマーの才能を確かなものとしている。「ロサンゼルス」「オフィスアワー」「明日」ほか、不可思議な語り口と冷徹な観察眼が冴える8編を収録。 [目次] ロサンゼルス オレンジ G イエティの愛の交わし方 戻ること オフィスアワー 北京ダック 明日 謝辞 訳者あとがき
「カクヨム」にて年間1位獲得!(恋愛ジャンル、2024年12月26日時点) 妹溺愛×転生チート×大正浪漫風 WEB版より大幅加筆でお届け!! 「にいたま、だいしゅき!」 『あ〜、尊い……(涙)』 悪役令嬢(4)を教育し、破滅を回避せよ! ※本書は、カクヨムに掲載された「悪役華族令嬢の兄に転生した俺、破滅回避のために妹教育を頑張ったら、最高に可愛いブラコン令嬢が爆誕しました」を加筆修正したものです。
ハーゼン侯爵家長女のアリアレインは、王太子の婚約者として日々執務に励んでいた。愛のある結婚ではないものの、お互い国のためを思って良きパートナーになれると信じて。 しかし突然の婚約破棄により、アリアレインは国外追放となるーーはずだった。 追放となる前に与えられた3日間の猶予の間に、アリアレインは忽然と姿を消した。 使用人、家財、兵、屋敷、すべてを引き払って。 「あの男は、私を、侯爵家を侮ったのよ」 様々な思惑が交錯するなか、アリアレインの前代未聞な逆襲劇が幕を開けるーー
2巻も全面改稿でお届け! 家族愛×チートなもふもふ×ちびっこ転生ファンタジーの決定版! 超愛され3歳児の、優しいお家とりもどし転生譚、第二弾。 「ピヨピヨー!」 「アンアン!」 「……新鮮なお野菜を探してここまで来たのよーぅ」 進化したコッコちゃん、ちっちゃいピカ(?)、霊獣さんーー心強いお友達がまだまだ登場!?
続々重版出来の小説シリーズ第3弾! 今回はひふみとあるふぁが登場! ひふみとあるふぁがお遊戯会で奮闘したり、太陽と凶一郎が二人旅に出かけたり、家族みんなで年越ししたり…… 小説だけの物語を5編収録!
寅、兎、狸の一族ーー新たな十二支族、登場! 一方、人間の番に不満をもつ人物たちが動き出して……。 「俺のユフィーー誰にも見せたくないな」 激・重な旦那さまも、ますますヒートアップ! 虐げられ令嬢×十二支族の獣人の王、話題の最強の嫁入りシンデレラストーリー、第二巻! 十二支族を統べるゼインクロウ帝国の王、ヨルハに見染められ、隣国に嫁ぐこととなった伯爵令嬢のユフィリア。 ヨルハからの溺愛を一身に受けながらも、周囲に認めてもらうために結婚式の準備を頑張るユフィリアだったが、ある日たまたま錬金術で発明した『毛がふわふわに伸びる育毛剤』が獣人の中でまさかの大ヒット! 卯の一族の族長から、どうしても譲ってもらいたいと訴えられて!? 一方その頃、ユフィリアの家族たちが帝国に乗り込み、さらに国内のユフィリア反対派の動きも活発になってきて……。 「すごいなぁ、ユフィは。……俺も、頑張らなくちゃね」 今日も絶対強者、ヨルハは獰猛に嘲笑うーー!
悪役に転生していた僕が討伐されるかもしれない15歳まであと少し。勇者のあっくんとはお友だちになって、鍛錬もしてますし、破滅回避の計画は順調です。…と思ってたのに、戦士も登場して勇者パーティがどんどん強化されて、僕はゲームの僕の武器を手に入れてしまった!よい子になろうとして8年くらい。がんばってきたけど、まだまだと言われたら否定できない。まずい。僕のファイナルが現実になっちゃうかもしれない!?破滅回避を目指す悪役のご令息のゆるふわ異世界転生ファンタジー第6巻☆
公爵令嬢リアは16歳での舞踏会で悪役令嬢に仕立て上げられ、ギールッツ帝国皇太子ジークハルトから婚約破棄を突き付けられるのを知っていた。なぜなら、死に戻りして2度目の人生を送っているから。国外で魔物に襲われ命を落とした前世での記憶を生かし、今回は婚約破棄されるまでに念入りに準備をしてから仲間と旅に出る予定だった。しかし舞踏会当日、ジークハルトから「君との婚約を破棄しない」と告げられ、前世では冷徹なはずの彼が溺愛してきてー!?
家族から冷遇され、過労で倒れた前世の記憶を持つ3歳児のサフィ。新しい人生は個性豊かな兄が5人もいる皇族の末っ子で…!? 元々病弱だったサフィを心配して過保護になっている家族のために、サフィは好き嫌いしないでごはんを食べたり、兄たちと遊んだり、精霊のサポートを受けながらすくすくと成長していく。次第に無自覚に周囲を癒やし、前世の知識を活用して楽しい異世界ライフを満喫するサフィに、兄たちの溺愛はさらに加速していき…!? 「サフィ、にいさまだいすき!」過保護度Maxな最強家族と送る、愛され幼女のほのぼの日常ファンタジー♡
妹と比べられ無能と家族から虐げられてきたグレイスは、突然、冷徹公爵に「継母になってほしい」と契約結婚を申し込まれる。拒否権のない申し出を怪訝に思うも、いざ継子と対面すると理不尽さも忘れるくらいの可愛さで母性が大爆発! 両親を亡くして心を閉ざし、ごはんもまともに食べていない様子の継子だが、実は保育士の前世を持つグレイスにとっては問題なし! 得意の料理と保育士知識をフル活用して胃袋も心も鷲掴み!? 次第にグレイスの活躍が街中に知れ渡り引っ張りだこに…さらには冷徹旦那様まで態度が急変して…!?
"絶大な力をもつ聖女でありながら婚約者に浮気され、聖女の座を奪われたマリーアンジュ。「聖女の力は一時的に他人に譲れる」ことを知るマリーアンジュは束の間の休暇を満喫。縋りつく元婚約者とも縁が切れ、王太子のダレンと幸せな結婚生活を楽しんでいた。新教皇の座を巡る選挙戦が始まったある日、「新聖女・ミレイユ」が見つかったとの知らせが。ミレイユの指導係になったマリーアンジュだが、その能力は何やら疑わしい。「わたくし、いいこと思いつきました」朗らかに笑うマリーアンジュにはとある思惑があって…。大人気シリーズ待望の続刊! "
"国王・ヴィルヘルムの専属秘書官を務める侯爵令嬢・ルーナ。幼少期から才女として称えられ地道な努力を続けてきたが、ある日、長年の婚約者から「浮気相手に子どもができた」と一方的に捨てられてしまう。ルーナは呆れこそしたが嘆き悲しむことはなかった。しかし不出来な婚約者から解放されたことをラッキーと感じるも、なんとなく釈然としない思いもある。ヴィルヘルムはそんなルーナの心情をなぜかお見通しでーー。 「婚約を解消したそうだな」 「色々とありまして…」 ヴィルヘルムとお酒を酌み交わしながら本音を吐露したルーナは、酔った勢いで一夜をともにする事態に!?そして後日、勅命で後宮入りしたルーナに懐妊が発覚。ヴィルヘルムの正妃となり、彼の愛を存分に享受する一方で元婚約者は転落人生を歩んでいて…。 不遇な過去と決別し、新たな道を歩みだした才女の大逆転ストーリー、開幕!"