小説むすび | 2026年1月20日発売

2026年1月20日発売

七ツ下がりの女たち七ツ下がりの女たち

発売日

2026年1月20日 発売

どれほどしゃかりにきになっても、若い時分にすっかり戻ることはできない。 でも、世の中にこれほど楽しいことがあるとは想像してもみなかった。水からくりの女太夫、おはつ三十七歳伊勢型紙の職人、おもん四十一歳時代小説の名手による人生の七ツ下がり(午後四時過ぎ)で出会った二人のほろ苦い友情と恋の物語。 10代のころ、水からくりの女太夫として見世物小屋を沸かせてきたおはつは、引退後、舞台裏の雑用などをこなしながら子育てと介護をしてきたが、ふたたび舞台に立ちたいと思い始めている。 仕事一筋、過去には大評判を取り、型紙職人として技巧を極めてきたおもんは、齢を重ねるにつれ体力も腕前も落ちてきていることを実感し、さきゆきに不安を抱いている。 あることをきっかけに友人づきあいをはじめた二人は、女手ひとつで子育てをしてきたこと、技量を極めたいと思っていることなど、互いに似たところがあることを知って、急速に交友を深めてゆく。 が、実際には正反対の二人は、相手には伏せていることもあって……

けんちゃんけんちゃん

著者

こだま

出版社

扶桑社

発売日

2026年1月20日 発売

障害を抱える青年けんちゃん、18歳。 けんちゃんと出会って、みんな変わったーー。 特別支援学校高等部に通うダウン症のけんちゃん(18歳)。言葉をスムーズに発することができず、不可解な言動も多い。癇癪を起しては「気持ちを落ち着かせる部屋」に閉じこもる彼に、どの職員も手を焼いている。そんな彼と出会った人々--特別支援学校の寄宿舎で臨時職員として働く多田野唯子、校内イベントを取材する地方紙記者・水上悠介、学校の生徒たちが立ち寄るコンビニの店員・七尾光、同じ支援学校に通うことになった女子生徒・若山葉月ーーそれぞれの視点でけんちゃんとの交流を描いた連作小説です(全5編)。 著者こだまは、かつて特別支援学校の臨時職員として三年間働いていた。そこでの経験を下敷きに物語を紡ぎ、けんちゃんという障害のある高校生を魅力的に描く。気づけば読者は、“寄り添う”ともまた違う、“あたらしい世界”にいる。 『夫のちんぽが入らない』で衝撃デビューを果たした著者渾身、9年ぶりの初創作小説! 【第一章】けんちゃんと多田野唯子 「トングも自立する時代になったようなので私も仕事を見つけて家を出ます」 ーー特別支援学校の寄宿舎で働く臨時職員・多田野唯子 【第二章】けんちゃんと水上悠介 「あの子は僕の左手の指が一本足りないことにいつから気付いていたのだろう」 ーー校内イベントを取材する地方紙記者・水上悠介 【第三章】けんちゃんと七尾光 「助けてやってますみたいな態度で接するの気持ち悪いじゃないですか」 ーー生徒たちが立ち寄るコンビニの店員・七尾光 【第四章】けんちゃんと若山葉月 「『こっち側』に居ながら、『私はここの人たちとは違う』と足掻いている」 ーー特別支援学校に通うことになった女子生徒・若山葉月 【第五章】けんちゃんは光の中で 「ぼ、ぼかぁ、プ、プリンを作ってるときに、こ、こっそり泣くのさ」

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