2023年10月発売
別世界からやって来たという謎の美少女科学者トゥアールは、かつて照魔たちの世界を襲った厄災の真実を語る。敵性女神以外にも、人間に災いをもたらす脅威があること。人の心の輝きを喰らう、恐るべき怪人の存在を…。一方で天界の邪悪女神たちもまたその事実を知り、今回の女神大戦が何者かによって仕組まれたものではないのかと訝しむ。天界の謎を探ろうとする同抱たちを余所に、ディスティムは人間界への攻撃的神略を開始。照魔とエルヴィナは心を繋ぎ、自らを創造神に最も近いと断じる女神との究極の戦いに臨む!!
かくして林檎は奪われたー。惨劇に終わった式典を明けて、中央連盟の面々を襲ったのは、第二の衝撃。シュテルン家当主脅迫事件を受けて、ロロ・リングボルド率いる第一指揮が大規模掃討戦に向けて動き出す。その裏で独自に行動を開始するのは、第七指揮の粛清官たちだった。一堂に会するは、完璧を目指す者。贖罪する者。弾劾される者。義を貫く者。過去に眠る者。復讐者と、殉教者。そして夢に堕ちた星を掬い上げる、当代の夜。たったいちどだけ許された後夜祭に、最後の炎が灯されるー砂塵教襲撃編、後編。
“連合軍”と“魔王軍”との長い戦いは果てなく続き、人類は鉄と火を主力とした軍隊と『勇者』『魔導具』といったいまや希少な神秘の力に頼り、戦い続けていた。軍部は戦況を打破するため、過去の遺物『魔導書』の兵器転用を図り始めるがーそこに、ただひとり、抗う女がいた。それは軍基地図書館の『魔導司書』の任を受けた女。本を愛し、愛しすぎたがゆえに職を失い、まんまと戦場まで連れてこられてしまった女。筋金入りの、司書ーカリア=アレクサンドル。本を愛する司書の誇りが、戦争という現実に抗い始める。
「はぁ、今日も視聴者0、登録者3…。向いてないのかしら、わたくし…」ドレス姿でダンジョン攻略するお嬢様系配信者、山田カリン(16)。しかし動画は伸びず、一年たっても底辺をさまよっている。そんなある日、カリンはダンジョン下層で妙な男を発見する。「そんじゃいまから爆破すっからなー」その手には国が禁じる危険物質がー「なにやってんだてめぇオラアアアアアアア!」「ぐはぁぁぁっ!?」迷惑系配信者をボコったカリンは、チンピラお嬢様として人気に火が付いて…!?おハーブすぎるダンジョン無双バズ、開幕ですわ!
「口づけてもいいか、俺の妖精」アミティは不吉な白蛇のような見た目だと虐げられていた。死神と恐れられる辺境伯・シュラウドへ嫁がされると、二人はたった一日で恋に落ちた。彼を守る聖獣・オルテアが呆れるほどに。「君を愛することに、時間や理由が必要か?」互いの傷を分かち合い、彼はアミティは幸運の妖精だと溺愛する。そのアミティにある残酷な傷は、どうやら聖獣と会話ができることと関係があるようでー?一目惚れ同士の不器用なシンデレララブロマンス。
「メイナード様を、あなたにあげるわ」フィリアは姉の言葉に驚いた。彼は聖女である姉の婚約者のはずなのに。姉中心のこの家ではフィリアに拒否権はない。けれど秘かに彼を慕っていたフィリアは、自らも望んで彼の元へ。そこには英雄と呼ばれ、美しい顔立ちをしていたかつての彼はいなかった。首元に黒い痣のような呪いが浮かぶ衰弱したメイナードは「僕には君にあげられるものはないんだ」と心配する。「ただメイナード様のお側にいられるのなら十分なのです」解呪の方法を探すフィリアは、その黒い痣に文字が浮かんでいると気づいて…?
大戦も終結し、領地に帰ったエイギルたち。しかし、度重なる戦争でお金が足りない!自領を富ませるべく、良質な鉄が掘れるという鉱山の開発をすすめるエイギルだが、そこには鍛造と酒を愛する亜人が住んでいるという話を聞きー。勝利も女も力で勝ち取る、大人気覇道ファンタジー第9巻!
突然冬夜達の前に現れた、『フレイズの王』。元フレイズの女王だったメルによると、共鳴音では彼女の弟に間違いないが、見た目も全然違い、記憶が混濁した状態だという。はたしてフレイズの世界に何が起こっているのか。一方、新たなる邪神の使徒の手が忍び寄っておりー。大人気異世界ほのぼのファンタジー第29巻!
鬼人種オボロへの復讐を遂行し冒険者A級に上がるため、彼の本拠である“鬼島国”へと渡ったライトたち。「姫巫女」ヨツハを頂点とする鬼島国は「目覚めると世界が滅ぶ」とされる鬼神を監視し封印するために生まれた国家だが、姫巫女に実権はなく配下の大名家が牛耳っていた。ライト、ネムム、ゴールドに接触したヨツハは、『巨塔の魔女』との交渉を望む。交渉の目的は『巨塔の魔女』の力を借りて鬼神を討伐すること。ヨツハへの協力を決めるライトだが、それをきっかけに鬼島国の裏側でオボロがおこなっていた悪行が明るみに出てー!?最強“ガチャ”ファンタジー、妹思いの姫巫女の命を救う第8巻!
誰もが策略家と言うけれど、悪役顔なだけの心優しい令嬢・アディーテ。王子の介入で聖女の最終選考に落ちて「選ばれなかった方」などと周りには揶揄されるが、彼女にとってはむしろ嬉しい結果だった。友人であるうさぎ型モフモフ精霊・シルヴェストの姿が見えて会話ができるだけで十分。聖女の力は隠してあとは任せて大人しくするつもりだったが、精霊を顧みない偽聖女・ララーのせいでトラブルが発生!!しかも、それらすべてをアディーテのせいにされてしまう。周囲から疑いの目を向けられ孤立する中、何故かイケメン魔法師団長セリオズが手を差し伸べてきてー「俺を、君の共犯にしてみませんか?」アディーテ大好きな精霊や魔法師団長の手を借りながら、お人好し聖女様はなるべく目立たず世界の危機まで救います!!
気が付くと異世界に迷い込んでいた青年、但馬波留。剣と魔法が存在するゲームみたいな世界に困惑した彼だが、まずは一文無しの現状を変えるべくお金稼ぎをすることに。現代人の知識でまずは金稼ぎ!と始めたのはーマルチ詐欺!?国を混乱に陥れた罪で逮捕された波留は、解放される条件として紙の発明にいそしむことになり…。これは一介の青年が、ただの詐欺師から少女と世界を救う英雄になるまでのお話。
晴れて王都へたどり着き、「最強美人なお姉さん」イルティミナさんの家に同居することになったマール。その後、マールは本格的に冒険者となるべく、ついに一念発起!ギルドへの登録を済ませ、キルトの厳しい指導も受けて、着実に努力を積み重ねていく。そして、イルティミナさんたちに見守られての魔物討伐任務で、ようやく覚醒の兆しが…!?美人&最強のお姉さんと一緒に、異世界の旅!年の差&甘々♪冒険ファンタジー、最新巻!「ノベルアップ+小説大賞」受賞作。
“玄”との講和決裂から半年、瑠璃の補佐役にして宇家の姫・オトの導きで俺達は西域に匿われていた。敵の皇帝・アダイによる再侵攻が迫る中、混迷極める都から救援要請に来たのは…「どうか今一度、兄上に力を貸していただけませんか?」親父殿・張泰嵐を殺した愚帝の妹・美雨だった。因縁深き故国の為に剣を取るか、決断を迫られる俺と白玲が交わす約束はー「貴方のことは私が守ります。…死ぬのは私の後にして下さい」白玲の過去、瑠璃の深謀、オトの矜持、アダイの執念。そして、美雨が握る乱世統一の鍵ー将星達の宿縁絡まる、転生英雄と美少女達の華流戦乱ソードファンタジー、反撃開始の第4幕!
大陸を救ったらしい旅から帰ってきたぼくを待っていたのは妹・スズハの退学の危機!?(※理不尽です。あんまりです!)ぼくについてきたせいで出席日数が足りないスズハのためにも女騎士学園分校を設立。新たに女騎士を募ってみるとー「拙はツバキというのだ。東方の大陸から来た武芸者なのだ」異国より妖刀を携えたサムライガール・ツバキがやってきた。(※これも一応は女騎士なのでしょうか?胸はデカいですが)この国のことをよく知らないツバキのため、彼女の学園生活を補佐するぼく。だけど彼女の抱えていた秘密が波乱を呼ぶ!?(※ちなみにユズリハさんも当たり前のように新学園にいます)
セラ=シルヴァース。かつてグレンの最大の理解者であった彼女はもう二年も前に命を落としている。その筈だった。「なんだか、本当に夢みたい。幸せ過ぎて、私、溶けそうだよ」そんな彼女がいまグレンの目の前で幸せそうに微笑んでいた。ジャティスとの決戦の最中、グレンが迷い込んでしまったのはセラと共に生きるifの世界。そこでグレンはセラの故郷を訪れ戦いを忘れて穏やかな日々を過ごしていた。一方で、その幸福に含まれた僅かな“違和感”がどうしても拭えなくてー優しく暖かい世界の中、グレンが下した決断とは?そしてついにー禁忌教典をめぐる戦いに決着の時が訪れる。
魔術を盗む右手を持つ一匹狼の盗賊・アッシュ。伝説の大怪盗が狙うお宝を横取りしようと、彼が乗り込んだ森の先にーひとりの、幻想的で、美しい、清楚な少女が座っていた。「“切り札”が、欲しかったんだ」清楚怪盗を名乗る少女・ノアの狙いはアッシュだった。実力行使で降参させようとする彼女を返り討ちにするも、ふたりは利害が一致して共闘することに。怪盗と盗賊が揃ったら行うことはー盗みだ。ノアは裸にタオルだけ巻いた姿でアッシュに言った。「王女殿下を、寝盗るのさ」「は、はあぁ!?」新時代のファンタジーは…怪盗ボーイミーツガール!
一つ下の美少年な後輩・颯。気安くてノリが合って出会ってすぐに意気投合。ひとつのスマホで肩寄せ合ってアニメを見たり、抱きつかれたり、間接キスしても友達なら問題なし。…でも、妙に柔らかくて触り心地がいいんだよな。なぜならコイツはー颯が美少年じゃなくて“美少女”だと判明した後も、一緒に昼飯を食べ放課後も普通に遊んだ。さらに俺の女性不信を直すためにデートを提案してきた颯との距離が急接近!?「“男友達”のボクなら、もっと触っても大丈夫っすよね?」距離感は男友達のまま、颯が“女の子”だってことを、可愛くて特別な子だってことを、俺はこれからどんどん知らされていく。
誰とでも気軽に話せて絶大な人気を誇る美少女・南野千夏。彼女と知り合った高校一年の秋から、同姓同名のイケメンの陰で同級生から“二番”と呼ばれている僕の生活は変わり始めた。「“二番”なんかじゃないし。…うちが初めてキスしたいって思うんだから」南野とは学校以外でも会うようになった。放課後はストリートバスケに一緒に行って、一緒にご飯を作って、二人だけの秘密を話して、触れあって。独りでいいはずだったのに、彼女は僕を認めて、あいしてくれる。だから僕も、それを返したいって思うんだ。当たり前の願いが当たり前に尊いと気付く、青春恋愛小説。
時崎狂三ー人には言えない過去を持つ女子大生。そして、魔術工芸品犯罪を専門に扱う探偵。狙撃不可能な場所から放たれ、探偵の胸を撃ち抜く『魔弾』。原因不明の連続昏睡事件に巻き込まれたドール愛好家たちが噂する『生きた人形』。会員制の高級レストランで提供される一食五〇〇万円の『若返りの料理』。自殺未遂事件が起きた女学園で目撃されたという『もう一人の自分』。魔術工芸品によって引き起こされる常識では測れない不可思議な事件の数々を前に、狂三の推理の時が刻まれる!さあーわたくしたちの推理を始めましょう。