著者 : 永井泰宇
縄文より連綿と続く超能力者達の戦い。「生樹御門の会」のリーダー宇加美は壮絶な死と引換えに、息子に自分を凌ぐ超能力を伝えた。ニューリーダー猛彦の前に、「八代の悪舟」に加え、環境保護団体ガイアを主宰する真ノ浦舜が敵として立ち現われた。長い平和が終わり始まった修羅の世界、佳境へ-。
長い平和の時代は終わった。また修羅の世界が-。縄文時代より連綿と絶えることなく戦い続けてきた超能力者たち。宇加美秀彦は、そういう特別な血のつながりの秘密結社の中枢「生樹御門の会」のリーダーだ。彼の娘、史織が、敵対する「八代の悪舟」に誘拐され、凄絶な戦いの火蓋が切って落とされた-。
奇寿部の柳斎の大鐘乳洞を隠密裏に改造したアジト奇御戸を「生樹の者」たちが人質史織の救出に急襲。瞬間移動、念動力、精神感応、空中浮揚、さらに得体の知れない妖獣・夷獣。それらを駆使しての、縄文人の戦いを彷彿させる、華麗、妖艶、惨烈極める戦いが両者の間に繰りひろげられる-。
朝生萌が通う向陽学園高校でミス新入生コンテストが開催されている最中、女王有力候補の仁科瞭子が血まみれの死体で発見された。そのとき萌は瞭子の体内に乗り移る超常能力をもつことを発見し、犯人は全女性徒撞れの君で生徒会長の泉麻沙樹であることをつきとめた。彼は憑依獣パゼスをあやつるイゴーラ、その双子の弟で、誘惑者の暗号名をもつ女たらしの一員だった。彼らは〈マドンナ作戦〉を計画し都内の女高生を狩り殺害してきたが、萌が目的のマドンナであることをつきとめたのだ。焦土と化した新宿・歌舞伎町が戦場となって、最後の戦争が火ぶたを切った。
恐るべき女子高校生連続殺人事件が都内各所で頻発するある日、朝生萌が通う向陽学園高校でミス新入生コンテストが催されている最中、神秘的な美貌で人気のある仁科瞭子が血まみれの死体で発見された。と同時に萌は瞭子の身体にのり移る異常体験に見舞われた。そしてライバルの美少女・時葉ヒカルの屋敷に隠されていたマシーンで生じた時空間嵐の中で、瞭子殺害の現場を見た。真犯人は泉麻沙樹、生徒会長で全女生徒の憧れの君だった。泉邸に侵入した萌は、狂気の犬猫の群れと死闘をくりひろげたが…。好評のシリーズますます快調の第3弾。
女子高校生連続殺人事件が都内各所で頻発するある日、向陽学園高校ではミニ新入生コンテストが催された。1年生の朝生萌は女子プロ並みの肉体を誇る小暮小鈴といっしょに参加した。彼女たちのお目当ては泉麻沙樹、生徒会長で全女生徒憧れのプリンスだ。最初に誰を選んで彼がダンスを誘うか?時葉ヒカルはじめ美少女たちの目は、完全ハート型…妍を競っている最中、神秘的な美貌で人気のある仁科瞭子が血まみれの死体で発見され、同時に萌は瞭子の体にのり移る異常体験に見舞われた。その夜、闇の奥から“声”が、寝室から出るように萌を招き寄せた…!?書下し長篇コミック伝奇アクション。
凶器も遺留品も指紋、足跡などどれひとつ一致するものがない女子高校生連続殺人事件が頻発していた。被害者は、もったいないことに全員が美少女。向陽学園の高校1年生・朝生萌は、今日も殺人的な満員電車で痴漢の猛烈アタックに戦死寸前、「もう指なんか折れちゃえ!」。そう念じた瞬間、両手全指が360度回転的骨折の中年の男の絶叫があった。一体、どうなっちゃったの!?永井泰宇の初オリジナル、超常暴風美少女シリーズ開始。