2023年6月23日発売
「私のたったひとり大切で大好きな親友だもん」 同棲して2年の彼氏に突然フラれた宝は、勤務先の不動産会社で中2の頃の同級生・エマと偶然出会う。昔とは雰囲気が変わったエマの変化に戸惑いつつも、旧友との再会を喜ぶ宝。でもふとした瞬間、あることを思い出し…!? 33歳の今日、何かが動き出す──。
園田れみ(40)は、夫の忠と死別し、母と娘の3人暮らし。そこに、幼馴染の鍵谷季(39)が出戻ってくる。忠は季の親友でもあり、れみと季は忠の想い出を胸に抱きつつ、友達以上恋人未満の微妙な関係を続けている。そんな中迎えたクリスマス。季はれみに思いもよらぬ言葉をかけられ、れみの娘のるりは、あることに気づいてしまい…。大人も子供も、色んなとこで色んな想いが交錯する第4巻。
もう夫婦なのに 私はいまだに真野さんにドキドキしてしまう 19歳の美玲は大人になる一歩として自動車免許を取るために教習所へ通い始める。そして、超心配な真野さんの予想通り? 女性人気ナンバーワンのイケメン教官が美玲にグイグイ迫ってきて…。
高校2年生の小春は、家の事情で知り合いの家に居候することに。そこは超イケメン、だけど女嫌いで有名なクラスメイト・朔の家だった…! しかも朔は寝起きに一番最初に手を触れたものを抱きしめるクセがあって…!? キケンな同居ラブが強制スタート!
“金の夫婦の卵”の座をかけて争いが激化! 目が離せないラストイヤー、スタートです 高校3年生になり、結婚科のカップルは8組に! 始業式の日に相性テストが行われるが、そこで初&紺ペアの不正が疑われて…? さらに過去最難関の課題で初と紺が遠距離恋愛に…!?
偽りの悪女は最強の魔族に溺愛される── “絶世の悪女”と恐れられる鈴蘭は、実は心優しい少女。実の母と双子の妹・星蘭に虐げられる日々を過ごしている。そんな中、人間と魔族が共に通う聖リシェス学園でブラン級長・ルイスが鈴蘭に一目惚れし、プロポーズ! さらに最強の魔族と名高いノワール級長・夜明と出逢い…?
私は宿命的に放浪者であるーー。 飢えに苦しみながらもあっけらかんとした明るさを失わず、絶望が心を塞いでも世の中に啖呵をきる。林芙美子の自伝的小説『放浪記』には、舞台化により広まったイメージとはまったく異なる魅力が詰まっている。激動の昭和初期を生き抜く女性の姿に、新たな光を当てて読み直す。
男たちの身勝手さを、一行で打ち砕く桐野文学の極北! 夫公認のもと、元恋人と自由な時間を過ごす妻を描いた表題作「もっと悪い妻」など、計六作の短編を収録。 「麻耶は大事だと思っている人が他にいるの?」 「いるよ。男でも親友になれるよ」 「それはそうだろうけれど。困ったな」 (「もっと悪い妻」より) ネット上で〈悪妻〉と批判されることに悩むバンドのヴォーカルの妻を描いた「悪い妻」。 妻と離婚した後、若い女性にしつこく迫る壮年の男性の哀歓を伝える「武蔵野線」など、男と女のカタチを切り取った現代の「悪妻論」。 西加奈子さん(作家)推薦 不幸な「悪い妻」は許されるが、 満たされた「もっと悪い妻」は断罪される。 「妻」という呪いと、 「妻」を理想化する社会へのしたたかなカウンター。
まさか6年もの歳月を経て、 初夜を迎えることになるなんて……。 ミアがメイドとして働くホテルに、突然“夫”が迎えに現れた。 テオ・アエトン。6年前、ギリシア富豪の彼と恋に落ち、 夢のような結婚式を挙げた夜、ミアはどん底に突き落とされた。 結婚の目的は彼女の祖父の財産。愛などなかったと知ったのだ。 すぐに家から飛び出し、そのままテオのもとへは戻らなかった。 だが今、祖父の余命が幾ばくもないと聞かされて、 ミアはギリシアへ戻ることを決めた。病床の祖父の前に進むと、 テオは表情一つ変えず彼女を引き寄せ、驚きのひと言を放った。 「安心してください。ごらんのとおり、僕たちは復縁しました」 18歳で最愛の人の花嫁となったものの、その日の夜に家を出たヒロイン。祖父のため、復縁したかのように振る舞ううち、再び夫に恋をして……。シャロン・ケンドリックらしい、ドラマティックでせつない夫婦愛の物語をお楽しみください。
私が国王の花嫁に? しかも、世継ぎを産むことになるなんて! ああ、なんてこと……。リヤール王妃の侍女アナイスは悲嘆にくれた。 国王夫妻が悲劇的な飛行機事故で亡くなっただなんてーー。 いつ涸れるとも知れぬ涙を流す彼女に、寝耳に水の縁談が舞い込む。 新国王が、堅物で有名なアナイスに白羽の矢を立てたのだ! プレイボーイのジャビド王子が、なぜ? 数年前、フィアンセに裏切られたアナイスは傷心を抱え、 逃げるように、この遠い異国へとやってきたのだが……。 悩んだすえ、彼女は求婚を受け入れた。 まさか、世継ぎをその身に宿すことになるとは夢にも思わず。 私がまだ本当は清い体だなんて、絶対に彼に知られてはだめよ……。 男性嫌いの侍女と放蕩者で鳴らす傲慢な王子は、互いの亡きいとこの祖国のために、10年の期限付きで結婚します。ヒロインは決して彼とベッドは共にしないと、修道女のように固く心に誓ったものの、プレイボーイの魔手から逃げきれるはずもなくーー!?
もしも、あの愛に満ち溢れた日々に、 もう一度戻れるのなら……。 ローラは屋敷の庭で意識を失い、病院に運ばれた。 目覚めると、大富豪で新婚の夫ビショップが傍らにいたが、 どこかよそよそしい。なぜ抱きしめてもくれないの? しかも新妻を怪訝な様子でじっと見つめ、 赤ちゃんの話に顔をしかめるなんて、あんまりだわ……。 まだローラは気づいていなかった──ビショップとの子を流産し、 虚しいすれ違いの果てに、みずから離婚を選択したという、 つらい記憶を失っていることに。 ビショップは、まるで新婚当時のような元妻に戸惑いながらも、 ローラに寄り添い、夫を演じきろうと心に決めるが……。 “このまま元妻の記憶が戻らなければ、二人はやり直せるのでは?”密かにそう願っていたヒーロー。果たして、ほどけた愛の絆は再び結び直せるのでしょうか? 実力派ロビン・グレイディが描く、情感豊かな夫婦の再生ロマンス決定版です!
ステラが赤ん坊のニッキーとふたりで暮らす家に、ある日、端整な顔立ちの男性が現れ、信じ難い事実を告げた。その男性はモンマジョール国王ヴァスコ・モントーヤで、ステラが精子バンクを利用して出産した赤ん坊の父親だという。初めステラは、ニッキーを奪われることを警戒したが、ドナーには親権がないと再確認し、ほっと胸をなでおろす。安堵したのもつかのま、翌日ステラは突然、職を失った。途方にくれているところへ、ヴァスコがふたたび現れ、ステラの窮状を知ると、王宮に来ないかと親切にも誘ってくれた。だが、実は…ヴァスコにはひそかな企みがあったのだ!
愛されたことのない私のおなかに、 愛すべき小さな命が宿った……。 エリアナは疎遠だった父の葬儀のため故郷に戻った。 母は婚外子のエリアナを出産した際に命を落とし、 父は経済的援助をするのみで、彼女は誰からも愛されたことがなかった。 結局、複雑な思いから葬儀には出ずにホテルで過ごしたエリアナは、 バーで官能のオーラを漂わせる絶世の美男子ディエゴと出逢う。 強烈に惹かれ合い、一夜限りと知りつつ熱い時を過ごして別れるが、 1カ月後、エリアナは父の遺した病院を継ぐために再び故郷を訪れた。 するとその病院には、なんとディエゴがいた! 彼は外科医だったのだ! 驚きのさなか、吐き気とめまいに襲われたエリアナは気を失ってしまう。 まさかディエゴによって運ばれた救急外来で妊娠が明らかになるとは……。 自立した女性だけれど、実は誰からも愛されたことのない生い立ちのせいで自分に自信が持てないヒロイン。そしてヒーローもまた、よき父親像を知らずに育ったため、自分が父親になれるのか確信が持てず……。新星ルアナ・ダローザが描く、予期せぬ妊娠物語!
「そこにいるのは行方知れずのいとしい妻じゃないか!」その声に、医師のジュエルはどきりとした。元夫ロークの声だ。しかも彼は私を、元妻ではなく、“妻”と呼んだ。8年前、ジュエルはわずか5カ月の結婚生活の後、ロークのもとを去った。それはモデルだった彼女が、新たな人生を踏み出すためだった。ロークを心から愛するがゆえに、そうせざるをえなかったのだ。生まれてくるはずの子供を失った悲しみを忘れるためにも…。そして今、あの頃よりも成熟してたくましくなったロークとふたたび巡り合ったー協力して医療活動をするパートナーとして。ジュエルの苦い過去を知る、別れたはずの夫として!
そう、私はただの居候。 愛しの公爵の眼中にさえない……。 エレノアは14歳のとき、父の遺言で指名された後見人である、 ケンダル公爵ヒューに引き取られ、公爵邸で暮らしてきた。 年上の彼に密かな恋心を抱き、いつしか憧れは愛へと変わっていった。 それなのに今、ヒューはエレノアを早く“片づける”と口にして、 社交界デビューさせるという。結婚させて厄介払いしたいのだろう。 「私はおまえに手を出すほど恥知らずではない。 おまえの純潔を守るのが、わが務めだ」 彼にそう告げられ、エレノアはとっさに挑発的に反論した。 すると、ヒューは彼女を机に押し倒して唇を奪い、冷徹に言い放った! 「まるで食指が動かず、始める気にもならない」 エレノアにキスし、凍てつくような冷たい言葉で彼女を突き放したヒューは、翌日、社交界で評判の伯爵未亡人との婚約を決め……。エレノアの長年の想いは、実らぬまま枯れてしまうのでしょうか?『公爵の無垢な花嫁はまだ愛を知らない』(PHS-296)の関連作。
あなたの笑顔に、眼差しに、声に、 もう触れられなくなるなんて……。 3年前、逆境にいたところを、さる伯爵に救われて以来、 伯爵夫妻が主のグレイストーン城に身を寄せている19歳のキャサリン。 そこに集まったうら若き令嬢たちを前に、彼女は気後れしていた。 伯爵の弟で、キャサリンが唯一心を許せる幼なじみのジェフリーが今、 6人の花嫁候補と会うために、この城へ向かっているという。 令嬢たちのように着飾ってもいないし、気の利いた会話もできない彼女は 居たたまれず、以前いた修道院に今すぐ戻りたいとさえ願った。 でも、もう少し耐えよう。ジェフリーの顔を最後にもう一度見るまでは。 彼が結婚したら、キャサリンは修道誓願を立てるつもりだったーー 大好きなジェフリーの笑顔も、もう見納め。私は修道女になる……。 1年ぶりに会うジェフリーが花嫁候補たちと踊る姿を廊下から見つめるキャサリン。しかし、さらに彼女を苦しめたのは、ジェフリーからのお願いでした。「だれを妻にしたらいいか、きみに相談にのってほしい」大人気作家が描く、甘酸っぱくて切ない珠玉の名作!
「君が妊娠するなんて、あり得ない。少なくとも僕の子ではない」23年前、学生だったアビーは6歳年上のサムと恋におちて結婚したが、ほどなくして新しい命を身ごもったことを知らせると、彼は別の男との間にできた子供だろうと一方的に彼女を責めた。信じてくれない夫に深く傷つけられたアビーは離婚の道を選び、独りで娘を産んで、娘のために身を粉にして働いてきた。今、その娘が婚約し、両親揃って結婚式に出てほしいと言い始めたので、アビーは激しく動揺したー娘の幸せのためならなんでもしたいけれど、別れた冷たい夫と顔を合わせることだけは避けたい!だがある夜、以前より男らしく魅力を増したサムが目の前に現れ…。
昼間は秘書。午後5時からは恋人。 傲慢なボスとの、偽りの恋……。 秘書のアビーが高名な富豪弁護士グレイの下で働き始めて1年。 ボスは傲慢で実に扱いにくい反面、とても優秀で魅力的な男性だ。 そんな彼が求める秘書であろうと、アビーはしかつめらしい服に 眼鏡とひっつめ髪のスタイルで、まじめに働いてきた。 だがある日、ボスの予定帳に書かれた取引相手の名に、激しく動揺する。 二度と会いたくないと思っていた、卑劣で薄情な元恋人……。 やむをえずグレイに事情を話し、もうここにはいられないと告げると、 ボスは僕たちが公然と同棲すれば、相手は手出しできなくなると言う。 二人で寝食をともに……? 戸惑いを見せるアビーに、彼は釘を刺した。 「ベッドの心配なら無用だ。君は僕の好みじゃないから」 アビーは客用寝室を与えられ、グレイと一つ屋根の下で暮らし始めます。彼から、地味なスーツをやめ、髪を下ろして眼鏡も外すよう言われて従うことに。さらに、二人が恋人同士であることをまずは職場の人間に信じさせなければならないと、オフィスでキスを……。