2024年7月25日発売
臼原市で死体遺棄事件が起きた。女性の遺体は強姦の跡があり身体の一部は切り取られている。数日後、再び臼原署管轄内で女性の惨殺遺体が発見される。捜査本部の刑事・八島武瑠は約二十年前に東京の三鷹市で起きた連続殺人事件との共通点に気づいた。時を同じくして武瑠の従弟・願示が接近し、独自に調べて分かったという「真相」を話し始める。二十年前の事件の犯人は亡くなった双子の弟で、臼原の事件はその模倣犯によるものだー。今回も身内の犯行かもしれない。武瑠は次第に追い込まれていくが…。機能不全な一族の罪の繋がりを描いたサスペンスミステリー!
「ヤクザはカスだ。どんな偉いヤクザでも」。ヤクザの父親を持った二人の少年。日常的な暴力、シャブに溺れる両親、ヤクザの子であるがゆえにされる差別…苛烈な少年時代を過ごした二人は、一方は検察官になり「暴力団撲滅」に邁進し、もう一人は皮肉にも親と同じく渡世の道を歩きはじめる。二人が幼き日に結んだある誓いとは!?そしてラストで明かされる意外すぎる結末とは!?現役弁護士作家が描く渾身の社会派小説。
わたしはぜんぶ覚えている。あの痛みも、暗闇も。世の中は欺瞞だらけだと感じる人、かつてそう思ったことがある人たちに刺さりつづける、ピュリツァー賞受賞の天才詩人が書き残した唯一の長編小説、20年ぶりの新訳!「I am I am I am」シリーズ、第一弾。
争いが嫌いだったが、生活のためにやむなく冒険者の道を選んだリキ。“空間収納”と貸したものが返ってくる“絶対回収”スキルを駆使し依頼をこなす毎日を続けていたが、ある日前世の記憶を取り戻して…。これからは好きなことをして生きていく!一度限りの人生と35歳できっぱり冒険者を引退したリキ。趣味の武器収集と“絶対回収”スキルを活かし、念願の貸し武器屋をオープンする。自由を手にしたリキは看板娘のエミリーと、メイドのソフィアとともに趣味と実益を兼ねた幸せな時間を楽しむつもりだったが…「リキ様、まさか武器にスキルを付与しているのでは!?」-実はリキが持つ“絶対回収”はスキルを武器にコピーできる超チートスキルだったことが判明!?使った人の分だけスキルが付与された最強の武器を求め、お店は大繁盛。さらになぜか魔王の封印を解く役目までおってしまい…!?ささやかな日々を送るはずが、チートスキルのせいでスローライフがままならない!?戦いが嫌いなS級冒険者のプチ隠居ライフ、開幕!
イサギの大農園に興味津々かつ好意的な様子の皇子と戦後の交渉も無事に成立し、獣人国に平和な日々が戻ってくる。帝国から戦利品として手に入れた鉱山は魔鉱石や宝石がたくさん採れるという噂。早速調査に向かったイサギたちだが、そこにはお腹を空かせたモグモグ族が住んでいて…。農園で採れたおいしい作物や発明したコンソメキューブで料理を振舞い、すっかりモグモグ族に気に入られたイサギたち。品種改良を重ねたサツマイモを植えてみたり、季節に合わせて大農園もパワーアップ。さらに、獣人国一番の大商会の支店が村に誕生することに!一方、あっさり引き返した第三皇子だったが、宮廷錬金術師を総動員して怪しい計画を進めているようで…。帝国もうらやむほどにどんどん豊かになる獣人国。新たな仲間とまったり田舎ぐらし、まだまだ大満喫!
アーゼマ村への襲撃者ロポスの“変化の魔法”によって姿を杖へと変えられてしまった村長たち。魔法を解く貴重な薬草を採取するべく、ルーゴがリリムとペーシャを連れて足を踏み入れたのはマオス大森林。しかし、ルーゴたちの前に“王国への悪意を持った者が森を攻撃した時”に顕現する王国の守り神マオステラがなぜか現れて…!?一時はルーゴの兜が砕け散るほどの激しい戦闘にまで発展するも、ルーゴたちに王国に対する敵意がなく、真の敵が他にいることに気が付いたマオステラとルーゴは和解することに。その後目的の薬草を取って森から帰ろうとしたルーゴたちだったが、どうやらアーゼマ村の発展に興味を持ったマオステラが村へついてくるようで…!?そんな折、タイミングを見計らったかのように王都から王盾魔術師団がアーゼマ村へやってくるという。しかもその一人はまたしても「ルーク」の元パーティーメンバーのアラウメルテで…?最強による最高(?)のスローライフ第三弾!
ひょんなことから二度目の人生を歩む公爵令嬢セリーナは“今度こそ完璧に聖女エレノアたちを殺す”ために『なんでも言うことを聞く有能な部下』を育て上げる!?「我々はセリーナ様を愛しているか?」「生涯忠誠!命を懸けて!忠誠!忠誠!忠誠!」「セリーナ…、“あれ”はなんだね?」「お父様、彼らは従者としての使命を前に、ああやって気を引き締めているのです」(すまし顔)倫理観ぶっ飛びヒロインが征く、ちょっぴりおかしな逆行転生×悪党×勘違い英雄譚!
隣り合うアレリア王国との紛争が続いているエーデルシュタイン王国。自らの出自を知らない孤児の青年フリードリヒは、幼い頃から非凡な聡明さを持て余し、平凡な人生にどこか物足りなさを感じながらも、田舎の町で穏やかに暮らしていた。ある日、町はずれに盗賊団が出没し、制圧に向かった討伐隊が壊滅。絶望的な状況に戸惑う民衆だったが、フリードリヒだけは様子が違いー?「僕は英雄マティアス・ホーゼンフェルト伯爵の息子だ」「大丈夫、僕の考えた作戦通りに動けば必ず勝てる」こうして自らを英雄の隠し子であると偽り、巧みな話術で民衆を奮起させて見事盗賊団を撃退!一件落着するも、英雄の息子を騙った罪人として捕らえられてしまう。重罰は避けられないかと思われたが、なんとマティアス本人からその才能を見出され、王国軍の騎士として国に貢献するよう命じられてー?これは、何者でもなかった青年が、歴史に名を刻む偉大な英雄となる物語。
サラリーマンだった川口は剣と魔法のファンタジー世界に転生し、双子の兄・アルドとしての人生を楽しんでいた。12歳になったある日アルドは、幼馴染みのアシェラが嫁ぐために領地を出て行ったことを伝えられる。一度は諦めそうになったアルド。しかしその想いを伝えるため、家を飛び出しアシェラを連れ戻すため追いかける!アシェラとの想いも通じ、一段落したアルドは弟のエルファスとともに王都の学園に入学することに。そこで出会ったのはエルフや獣人など種族も階級も様々なクラスメイト。ワクワクが止まらないアルドだったが、どうやら皆一癖も二癖もあるようで…?問題を抱えるクラスメイトに振り回され、アルドの学園生活は波瀾万丈の予感!?そして夏休みには、なぜかクラスメイトを実家に連れていくことに。そこでは母の提案で、アシェラたちと一緒に最強決定戦が始まるようで…?最強の子どもによる異世界ファンタジー第2幕!
ゲーム内初のプレイヤー参加型イベント「闘技大会」で、魔物固有の技や圧倒的なプレイヤースキルで衝撃の蹂躙劇を見せたハチ。さらに、ハチは匿名での参加だったうえそのイベントを最後に忽然と姿を消したこともあり、街では「謎の白ローブ」の話題で持ちきりに。自分のパーティーに囲おうとする者、再戦を望む者…街では大捜索が始まっていて…!?一方のハチは、新たな友人ダイコーンの協力もあり、捜索網を悠々と突破して相も変わらず楽しくマイペースにゲームの攻略を進めていく。本人は普通にプレイしている(つもりな)のに、特殊なスキルやレアな称号を次々に獲得したり、気付いたら隠しクエストをクリアしていたり…!さらには「第二の職の解放」という全プレイヤーが羨む隠しイベントを、『alter』の運営でさえ想定していないタイミングで解放してしまい…!?マイペースなはぐれプレイヤーの無自覚無双なソロ攻略記、第2弾!