2024年7月25日発売
銀河大帝国ー人類が生息可能な惑星のある宙域の7割を国土としている大国でジョン・ウーゾスは、傭兵を生業としていた。「オタク」「モブ」を自認している彼は「分不相応・役者不足・身の程を弁える」をモットーにし、惑星テウラでのテロリスト掃討作戦を完遂した。そして、そんな彼に新たな災難の影がー「なんであんたがあんなに報酬をもらってるのよ!?」頭がピンクの没落貴族様に絡まれたり。「動くな侵入者。動けば殺す」パッチワーク号が破壊され、逃げ込んだ洞窟では“意思のある古代兵器”ロスヴァイゼの姉・ゲルヒルデに銃口をつきつけられたり。災難続きのウーゾスだが、偶然出会った超高性能な古代兵器。当然、彼がとる行動は…!「だが断る!そういう船は、イケメンで主人公属性の奴が乗るのが正しいお!」実は超有能なモブ傭兵による、無自覚爽快スペースファンタジー。第3幕!
フリオがホウタウ魔法学校の闘技場を改修したことで、学校に通うフリオ家の子供たちは規格外の実力を十二分に発揮する。しかし、平和なクライロード球状世界の裏、地下世界ドゴログマでは厄災魔獣を超える脅威ー厄災の超魔獣が暴れ回っていた。神界の女神たちは厄災の超魔獣に対応するため、神界の使徒の捕縛部隊を派遣するも、そのことごとくが失敗に終わってしまう。事態の収拾を図るため、神界は『超越者』であるフリオに生態の調査・討伐を依頼することに。一方、魔狐集落の復興を目論む銅角狐は、悪魔導士と協力して地下世界ドゴログマに門を繋ぎ、厄災の超魔獣をクライロード球状世界に召喚しようとしていた。そうとは知らず、強大な魔力に引き寄せられた金髪勇者一行が現場に居合わせていてー?WEB発、チートだけどまったりな異世界ライフ、第18巻!
侯爵令嬢シャーロットは第一王子ハロルドの婚約者として努力を惜しまず、品行方正・清廉潔白に生きてきたはずだった。それなのになぜか、学院では「稀代の悪女」と噂されるようになり、転入生の男爵令嬢マリーアのことを皆がもてはやす。果ては彼女への鞍替えを示唆するハロルドを前に、絶望したシャーロットはすべてをリセットする“記憶魔法”を使うことに。『それでは皆様ごきげんよう。悪女のいない世界でどうぞお幸せに』-数か月後。シャーロットの存在が消えたレノク王国中枢部では政務が回らない、王子の婚約者が決まらない…「どうしてこうなった?」と誰もが首をかしげる事態に。一方、魔法の代償として自身の名前以外の記憶を失い、平民となったシャーロットは新天地でのびのびと第二の人生を歩み幸せになっていく。これは、頑張った人が報われる世界で心優しい貴族令嬢が幸せをつかむ物語。
不老不死の体をもつ魔女ララニカ。彼女は一人、森の奥で暮らしていた。そんな生活を続け数百年たったある日のこと、ララニカは森で死にかけの少年を拾う。少年には帰る場所がないようで、「ノクス」と名付け、しばらく面倒を見ることに。そうして始まった二人の生活。ノクスは自分を救ってくれたララニカに恋心を抱くようになるが、不死ゆえに置いていかれる悲しみを知るララニカは気持ちを受け取ろうとはしない。それでも諦められないノクスは悩んだ末に一つの答えを出す。それはー「俺がララニカを殺してみせるから、俺と結婚して」というもので…?驚きつつも方法はないと説得するララニカ。しかし、ノクスは殺す方法を求めて森の外へ出ていってしまう。数年後、ララニカのもとに帰ってきたノクスは血と死の匂いを纏う暗殺者へとなっていてー?
前世は伝説の魔女だった伯爵夫人ラム。シャールとともに宿敵エポカを打ち破った彼女は、魔法使いに対して寛容なレーヴル王国へ引っ越し、平和な時間を満喫していた。そんな折、引っ越し先を提供してくれたレーヴルの国王フレーシュが、アンシュ王国の記者ティボーを連れて屋敷にやってくる。話を聞くとアンシュ王国では解散したはずのモーター教が存続していて、ティボーが真実を伝えようとしても信じてもらえないどころか、嘘つきだと攻撃されるという。モーター教がある限り魔法使いの不遇が続くことは明白。放っておけないラムは彼が証拠を掴む手伝いをすることに!早速、シャールたちと一緒にアンシュ王国の騎士団に潜入するが、そこは団長の一存で全てが決まる歪な場所だった。大量の理不尽を魔法で受け流しつつ、少しずつ調査を進めていくラムたち。すると、一人の騎士がラムの魔法を見抜き「目的のため協力してほしい」と接触してきてー?