2025年11月25日発売
平良に対するモヤモヤした思いを鹿西に吐き出す吉家。話せば話すほど、平良との将来と自分自身の未来ビジョンが噛み合わなくなっていく。避難先から一時的に戻ってきた平良へ想いを伝えようとする吉家だが、なぜか上手く言葉が出てこなくて…。そんな時に平良から約束の物を渡される。ようやく見えた気持ち、吉家が出した答えとは?
婚約中にもかかわらず斎に執着する舞衣から別れを要求された真波。当然拒否したものの、“別れないと美結を道連れにして死ぬ”と自分の子供を盾にして脅されてしまう。異常な執着心に怯え、その場を離れた真波に祖父が救急搬送されたと連絡が──見舞いに駆けつけるや否や、祖父は真波の姿を見て絶句し…!?
アパートに住む野路子は、寝不足で悩んでいた。寝不足の原因は、真上の部屋から毎晩聞こえてくる、女性のアノ時の声。7年付き合った彼氏と別れたばかりの野路子の心は、日に日に荒んでいってしまう。ある日、野路子は真上の住人と思われるキラッキラ容姿の男性と遭遇。寝不足からくる怒りをぶつけるが、何故か男性に気に入られてしまい…?
「末永く、よろしくね!」 レンとゆり、ふたりで様々なハードルを乗り越え、迎えたレン20歳の誕生日。大人と子供をいったりきたりする体から、遂にさよならすることになり…? 昨日よりも、ついさっきよりも、「今」が幸せ! 偶然の出会いからはじまった、健気OLとハイスペ<2度おいしい>年下男子のハッピーラブ、堂々完結!
黒瀬の誕生日が近づく中、関係を深めたいと思ってアプローチする麦に黒瀬は「どうなっても知らないからな」と大胆発言!! 迎えた黒瀬の誕生日、2人の気持ちは最高潮に…──!? ──痺れて悶えるラブコメディ、堂々完結!
誰よりも傷だらけで臆病でも私の手を取ってくれた人 とても強くてすごく弱い私の大切な人 お互いへの気持ちを伝え合い、付き合う事になった穂高と湊。高校2年生に進級して2人の距離感も変わっていく中で、湊が「悩み」を抱えていることが明らかになって──?
クリスマスイブ、いつきと日野はなりゆきで実習メンバーと“独り身会”に参加することに。それぞれの想いが交錯する中で、日野と原田の間に緊張が走る。以来、日野との関係に微妙な距離を感じるいつきは忘年会で衝撃シーンを見てしまい──!? 医大生たちのピュア恋ストーリー!
元カレがお兄ちゃんになりました。 元カレ兼お兄ちゃん・蒼先輩に片想い中のこころ。妹として大切にしてくれるけど、恋心にはこたえてくれない蒼先輩と思わず言い合いになり…。こころはクラスメイトのべっきーに悩みを打ち明ける。 妹至上主義・溺愛“お兄ちゃん”に手強いライバル登場──…!? 【収録作品】はじめてのおにいちゃん 番外編
「カスハラなんて言い出すんじゃないだろうな」 仙台の小さな老舗でホテルマンとして勤務している大山茂。 ホテルのため、顧客のため、部下にモーレツ指導を徹底し、世間知らずの妻にも躾を欠かさない。 なじみの書店では、従業員のささいな過ちも見逃さず、相手と店のことを思い、執拗に教育を施していく。 悪がはびこるこの世を憂い、ひとり断固として正義を貫く大山は、しかし周囲と深刻な軋轢を生んでいく。 世間の無理解と認知の違いを悟った大山。やがてある決断をくだしーー。
乱入は、堂々と。 この世界に交わらぬ「線」などない。死霊を探すポルカも、賭場で踊るシヴィルも、陽気に騒ぐ「愉快犯」も例外なく。そして「そこ」では、望む望まざるを無視した、己を賭した「勝負」が溶け合う。驚愕孕む「転生」群像劇、第16巻!!
怪人は、飄々と。「怪人」対「怪人」、罪人達の「仮面」舞踏会開演。 ほぼ専業配信者(!?)の愉快犯・「雪車村天鵶」はコラボ相手の老功夫マスターとともに、人身売買組織(仮)の地下アジトに潜入! そこで待ち受けていたのはーー布袋頭の超巨漢!? 更にお呼びでない厄ネタ達も乱入し、まさに混沌! 「怪人ソリティア」誕生秘話紡ぐ「デッドマウント・デスプレイ」外伝。覆面踊る漫画版、第4巻をご照覧あれ!
3人パーティなら、どこまでもいけるね たくみとみやこの子供は順調に成長し、ついに保育園でのお泊まり保育のクエストがやってくる…!! 子供のクエスト中、久しぶりに2人きりの夜となったたくみとみやこは…!? また、たくみは自身が愛読するDQ10漫画「ソレを捨てるなんてとんでもナイ!!」が百合なのか友情なのか悩んでいる中、当の作者がたくみの職場にやってくることになり…。さらに、看護師を目指して勉強している志野田さんに山木くんは…!? 『ドラゴンクエスト10』で知り合った、男女の楽しいだけじゃないけど楽しい冒険生活を描く最新刊!!
ゾンビオムニバス最新刊!! ゾンビがいる事が日常となった日本ーー 自分を殺した犯人への復讐を誓うゾンビ女子高生・杏野春実は、犯人への手がかりを見つけるも自身の恋人が危機に陥ってしまい……!? 過労死でゾンビになった砥山くんは持て余した時間に絵を描く事を始めたが一向に成長せず!? さらに、痴情のもつれで夫婦揃ってゾンビになった合川夫妻のその後は……!? ゾンビになった人達の、人間以上に人間くさいオムニバス第3巻!!
明かされる秘密が、女優とマネージャーの絆を壊すーーー。 ドラマ「私立キラ星学園」はついにオールアップ。着実にオファーも増えてきた中、冬海蒼は真実を隠す苦しみに苛まれていた。そこへ衝撃のニュースが報道され、危機を察した雫石雪子が彼女を制止しに現れる。復讐の秘密を知らされた熊川晴美は、自らが騙されていたと知り、愕然とするのだった。蒼を守るため、雫石は匿う決断を下す。こうして蒼と熊川は強制的に引き離されてしまうが…。芸能界に風穴空ける復讐譚、急転直下の第4巻!!
「乃木坂46のオールナイトニッポン」の人気コーナーから生まれた名物キャラ「鷲尾」とちょっぴり残念でクセの強い仲間達が紡ぐ、ゆるっと青春JKライフコメディー第3巻! 相変わらずだな伊達藤花。久しぶりに仙台の地に降り立ってみれば、まだそのような妄言を吐いて……。そっその声は…。我が名は梵 天子…。偉大なる戦国武将・独眼竜伊達政宗の真の生まれ変わりである!!…誰この子? 今生まれ変わりって…。あぁ…確かにそう言ってたな。彼女は梵 天子。福島に住む私の親戚で、自分を伊達政宗の生まれ変わりだと言い張る大変痛々しい女です!!伊達の家に遊びに来た鷲尾たち4人の前に強敵現る!新キャラも登場してさらにハイテンションな第3巻!
性のあり方に悩み、傷つけ合いながら、新しい家族の形を模索し生きる三人のマイノリティの物語。NYT選定「21世紀ベスト100冊」。 ・ ★PEN/ヘミングウェイ賞受賞作 ★ニューヨークタイムズ選定「21世紀ベスト100冊」 ★全米批評家協会賞最終候補作 ★ラムダ賞最終候補作 ★女性小説賞候補作 ・ 性移行(トランジション)と赤ちゃん出産をめぐる 新しい家族の物語 ・ ひとりきりでいることができずロマンチックな情事を追いかけるリース、 ディトランジションして父親になることを迫られるエイムズ、 悪夢のような離婚を経て妊娠したIT企業のアイデアエリート、カトリーナ。 それぞれの思惑が合致して交錯して背反する、その先にある新しい家族の形! 21世紀版『高慢と偏見』とも称される傑作長編。 ・ ・ 「親であること」の伝統的考え方を、感情、そして実践からひっくり返す。 ??ニューヨークタイムズ・ブックレビュー ・ 荒れくるう欲望と、その欲望のなかで格闘するわたしたちの生命力を描ききった。 ??ニューヨーカー ・ 最高すぎて叫びたくなる。 ??カルメン・マリア・マチャド ・ ・ 【著者略歴】 1981年アメリカ生まれ。作家。アイオワ大学で芸術学修士号(MFA)を取得したのち、ダートマス大学で比較文学修士号を取得。本作で商業出版デビューし、各紙誌からも高い評価を得て、「女性小説賞」や「ラムダ賞」の候補作に選出された。その後、PEN/ヘミングウェイ賞を受賞。デビュー以前から、トランスコミュニティのために作品を執筆し、自費出版やオンラインの無料配布を行なっていた。本作は、「ニューヨークタイムズ」の「21世紀ベスト100冊」にも選ばれている。ほかに、短篇集『Stag Dance』など。
現代アフリカ文学の最前線を紹介する、新海外文学シリーズ《アフリカ文学の愉楽》第2回配本。 現代アフリカ文学最重要作家、モザンビーク出身のミア・コウトの長篇デビュー作にして映画化もされた代表作がついに登場! 【あらすじ】 長引く内戦に荒廃した東アフリカ、モザンビーク。 ひとりの老人と、記憶を失った少年が、戦火を逃れ、どこまでも続く道路を歩いている。 焼け焦げたバスの傍らで、彼らは血まみれの死体と殴り書きされた何冊ものノートを見つける。頁に残された男の名はキンヅ。文字の読める少年は老人にノートを読み聞かせはじめ、やがて物語はキンヅの遍歴とパラレルに進んでゆく。 現実とおぼしき老人と少年の世界、夢とも事実ともつかないキンヅの旅と人生。過去と現在が溶け合い、記憶と語りが幻想へと変容する。 果たして夢遊の大地に翻弄されるふたりの行き着く先は……。 【作品紹介】 その業績に対して、2007年にはアフリカ人としてはじめてラテン連合文学賞を、二〇一三年にはポルトガル語圏でもっとも重要な文学賞のカモンイス賞を、そして2014年にはノーベル文学賞に次ぐ権威があるとされるノイシュタット国際文学賞を受賞。さらに2025年には、ポルトガル語圏の作家としてはじめてPEN/ナボコフ賞国際文学賞を受賞するなど、現在に至るまで精力的に詩・短篇・長篇・評論とさまざまな作品を発表し続けているミア・コウト。 ポルトガル語圏を超えて世界中で読み継がれている長篇デビュー作にして代表作がついに登場!
伊予松山で活躍したヒスイと救吉、そして藩士の辰之進らの姿は、不穏な空気の漂う江戸にあった。それぞれの抱える事情で上野戦争に向かった3人はより大きな戦に巻き込まれていく……。幕末の伊予松山を描いた歴史巨編!『青嵐の旅人』に続く、感動の第2弾。
言葉の森に立て籠り、未だ生まれえぬ言葉を産もうとする、崎山多美、初の長編小説。 解説・渡邊英理「いまや沖縄の人びとは、生まれながらに、いや、生まれる前から死に侵され、その生はあらかじめ死に浸蝕されている。しかし、それでも、新しい生命を産み、新しい生命は生まれる。そして、その受動と能動が入り乱れる「産」の地平で、フウコは自らの生を生き直そうとする。」 1 フウコ、森に立て籠る 2 クジャ、ジントヨー夜想 3 風のウタが聴こえる 解説 崎山多美、 言葉の森に立て籠る 渡邊 英理