おむすび | 2025年11月27日発売

2025年11月27日発売

聖夜と天使と名ばかりの妻聖夜と天使と名ばかりの妻

天使はすべてお見通しだった── 私と彼がヤドリギの下で誓うことも。 3年前、ハンナは逃げるようにニューヨークを離れ、トスカーナへ やってきた。当時、料理界で莫大な財を成した富豪アントンルカの 店で働いていた彼女は、突然現れた謎めいた男性客に魅了され、 熱い一夜を共にしてしまった。翌朝、彼は名も告げずに姿を消すが、 思いがけずハンナのおなかに小さな命を授け、それと同時に、 なぜか彼女は理不尽な理由で一方的に店を解雇されたのだった。 きっと運命だったのよ。今は愛しい息子とホテルの職を得られたし。 だが、職場ででくわしたホテルの新オーナーの顔を見た瞬間、 ハンナは衝撃で凍りついた。あの夜の恋人が目の前にいたのだ。 アントンルカ!? 私を追い払った傲慢富豪が息子の父親だなんて。 愛する息子の父親と、自分をくびにした非情な富豪が同一人物だと初めて知って驚愕したヒロイン。後継ぎのためにと愛のない求婚をされても、戸惑うばかりで……。ケイトリン・クルーズが軽妙洒脱な筆致で紡ぐ、聖夜のシークレットベビー・ロマンスです!

愛の街で捨てられた契約花嫁愛の街で捨てられた契約花嫁

“君でなければ”“君は特別な女性だ” 無垢な彼女は人生を乗っ取られてーー。 ヴェリティはアメリカからギリシアへ引っ越し、2年間、 IT企業のCEOであるアレックスの秘書をしていた。 冷たい美貌のギリシア富豪は世間から血も涙もないと思われていた。 ある日そのボスと彼女が婚約した、というネット記事を見て、 ヴェリティは仰天する。今まで一度も男性とデートしたことはないし、 雇い主のアレックスから熱い視線を向けられたこともないのに。 だがなんと情報を流したのはボス自身で、会社のイメージ改善を狙い、 ヴェリティと期間限定の偽装結婚をするというのだ! アレックスの花嫁になれても、いずれ必ず彼に会えなくなる日がくる。 突然、ヴェリティはずっとボスに想いを寄せていた自分に気づき……。 ギリシア富豪ヒーローの求婚にヒロインが「イエス」と言ったのは彼に喜んでもらいたかったからでした。しかしどんなに二人きりで親密な時間を過ごしても、彼は会社のための結婚という考えを変えず……。ロマンチック&ドラマチック&切ない一作。お薦めです!

花嫁の庭花嫁の庭

義理の兄を慕う気持ちは、 いつしか恋へと変わっていた。 血の繋がりのない私に優しくしてくれた義父が、余命僅かだなんて。 シェリーは迎えに来た義兄ミッチェルに連れられ、急ぎ帰郷した。 やつれた顔で床に臥す義父を見て彼女は胸を痛め、しばらく実家に 滞在することにした。だがシェリーの胸を苦しくさせているのは、 それだけではない。連れ子同士としてミッチェルと出会って10年。 ハンサムな彼はさらに魅力を増し、女性たちを釘づけにしている。 ミッチェルにとって私はただの義妹。いつかの夜、ついキスを 交わしてしまったのも、きっと何かの間違いだったのよ。 そんな折、ミッチェルが義父にシェリーとの婚約を勝手に宣言し、 来週にも結婚するつもりだと話しているのを偶然耳にして……。 ハーレクイン・ロマンスを代表する作家の一人、ヘレン・ビアンチンが描くせつない義兄妹ロマンスをお楽しみください。ヒロインが少女の頃から見守り、日ごと美しく成長していく彼女を眩しく見つめながら、密かに彼女につく悪い虫を追い払うヒーローに注目!

秘書に哀れみのキスを秘書に哀れみのキスを

「秘書は見た目がよくて頭が空っぽがいい」 ーーなんて時代錯誤で横暴なボス! 10代で両親を失って以来、懸命に働いてきた秘書のテッサは、 妹の学費を賄うため、より待遇のいい会社への転職を決めた。 だが新しい職場で彼女を待っていたのは、 冷酷な独裁者のような社長カーティスだった。 仕事はもちろん、コーヒーの味にも文句をつけ、 あげくの果てには、自分の娘の世話までテッサに押しつける始末。 しかも歴代の秘書は皆、テッサとは正反対のセクシーな美女ばかり。 地味な私に、この人の秘書が務まるのかしら? ある日、うっかりして足をくじいたテッサは、 思いがけずカーティスに優しく介抱され、ときめいてしまい……。 ボス&秘書ロマンスの決定版! 働きづめの貧しい苦労人の秘書が気難しい魅惑の傲慢ボスに振り回されてーー? 純粋なヒロイン像を描いて大人気のキャシー・ウィリアムズ。キャラクター描写が秀逸な元祖シンデレラストーリーをお届けします。

隠した命の秘密の父親隠した命の秘密の父親

親に反対されても、産みたかった。 恋い焦がれた彼の子だから。 17歳の夏、ジュリーは3歳年上のトレヴァーに純潔を捧げた。 その後、彼から連絡はなく、何事もなかったように数カ月が過ぎ、 ジュリーの大学進学が決まってほどなくして妊娠が判明した。 “始末”するよう再三迫る両親を振りきって、彼女は息子を産んだーー 医師を志すトレヴァーの妨げになると考え、彼にはいっさい知らせず。 今、12歳になった息子が学校でいじめられて不安定になったため、 ジュリーはLAから故郷の町に引っ越し、看護師の求人に応募した。 だがその医院の院長こそ、なんと息子の父親、トレヴァーだった! 面接で採用が決まり、ジュリーは観念した。もう隠しきれない……。 「私には息子がいると言ったでしょう。父親はあなたよ、トレヴァー」 USAトゥデイのベストセラー作家の日本デビュー作! 予期せぬ妊娠ではあったけれども、生まれてきた息子はジュリーにとってはまちがいなく宝物でした。再会後、トレヴァーには真実を告げたものの、彼が父親だということを、繊細な時期の息子には言えず……。

涙のホワイトクリスマス涙のホワイトクリスマス

彼にも楽しいクリスマスを 過ごしてほしかっただけなのに……。 ロンドンの超高級ホテルで客室係として働く派遣メイドのグレース。 クリスマスも近いある雪の日、いつもとは違う部屋の清掃を任され、 初めて足を踏み入れたのは最上階のスイートルーム。 ホテルのオーナーで美貌の大富豪フィンリーが使っているらしい。 壮観な眺めを誇る室内に入ると、彼の旅行かばんが置かれていたので 中身を片づけていくうち、ツリーに飾る天使の像が出てきた。 きっと彼は家族と離れてクリスマスを過ごさないといけないのかも……。 母に捨てられ、代わりに育ててくれた祖母も1年前に亡くした私みたいに。 せめて、この洗練されているけれど冷たい空間をクリスマスらしく 温かい雰囲気にしてあげようと、グレースは一生懸命に飾りつけをした。 フィンリーから罵声を浴びせられ、涙を流すことになるとも思わずに。 フィンリーが怒ったのは、亡き妻を思い出させるクリスマスが嫌いだからでした。解雇を仄めかされたグレースは、祖母がいないだけでもつらいクリスマスなのに、家賃も払えなくなったらどうしようと震えます。ところが怒りの爆発の後で彼はなぜか優しくなり……。

愛にむせぶ白鳥愛にむせぶ白鳥

翼を折られ、どん底へ。 白鳥を救うのは、大富豪の傲慢な愛。 4年前、前途有望なバレリーナだったミランダは、 公演中に舞台から突き落とされ、怪我で引退を余儀なくされた。 度重なる手術とつらいリハビリ……。体には大きな傷痕が残った。 夢をあきらめてバレエ教師となったある日、大富豪ダリウスと出逢う。 彼は4年前のあの舞台の観客だった。「君はバレリーナのミランダだな」 あの事故には触れられたくない。どれだけの苦しみを味わったことか。 だが、ダリウスは逃げ出すミランダをとらえ、無理やりダンスに誘った。 かつて舞台で見た優美な白鳥をよみがえらせてみせるとばかりに。 彼の強引な態度に反発を覚える一方で、ミランダは甘い期待に震えた。 バレエにすべてを捧げてきたから、男女のことなど何も知らないのに。 実業界の大物スターン兄弟の光と闇を描いた、ドラマティックな恋物語2部作の1話目をお届けします。本作は双子の兄ダリウスがヒーロー。儚げな美しさを持つ不遇のヒロイン、ミランダは、ダリウスが普段つき合う世慣れて洗練されたタイプではありませんでしたが……。

花嫁の値段花嫁の値段

「この汚らわしい契約」 私との結婚を、夫はそう呼んだ。 ミアは無慈悲な父によって道具として利用されようとしていたーー 大富豪アレクサンダー・ドゥーマスとの取り引きで。 かつて傾いたドゥーマス一族から先祖代々の島を買い上げたミアの父と、 それを取り戻したい一族の現当主アレクサンダー。 ミアの父は、島を返してほしいなら娘と結婚して、 跡継ぎとなる孫息子をつくるよう、アレクサンダーに迫ったのだ。 今や世界に名を轟かせるドゥーマス帝国を復活させた、 誇り高きギリシア人のアレクサンダーにとってその提案は屈辱的だった。 それでもやむなく条件をのんだ彼は蔑みを込めてミアに宣告した。 「夫婦でいるあいだ定期的にきみを抱く。悪魔の子ができるまで」 英国ロマンス界でリン・グレアムと双璧をなす大人気作家ミシェル・リードによって1990年代に書かれたドラマティックな愛なき結婚物語。父親の言いなりになっている理由をアレクサンダーに問われるミアですが、彼女には誰にも言えない切実な事情があり……。

伯爵からの招待状伯爵からの招待状

人嫌い伯爵と無一文の乙女が出会ったとき、 奇跡への扉が開くーー。 まさか……そんな! ヘレンは色を失った。幼くして孤児となり、 親類をたらい回しにされてきた彼女を育ててくれた叔母が、 なんと全財産を失い、一文無しになってしまった! 折も折、一族の長である伯爵セバスチャンから招待状が届いた。 恒例のクリスマス会。年に一度、この日だけは人嫌いの伯爵が姿を現し、 地所の小作人たちをねぎらい、施しをするのだ。 ヘレンは叔母を連れ、伯爵邸へ向かうが、心労から叔母が倒れてしまった。 誰も助けてくれないので、困ったヘレンは厨房へ食事をもらいに行き、 従僕に怒った。だが従僕だと思った彼こそ伯爵セバスチャンだった。 強欲な親類と亡妻の浮気で大の人嫌いになったという伯爵の無表情だった ハンサムな顔に、突如輝きが宿り、鳶色の瞳でヘレンを愉快そうに見た。 秀逸なキャラクター描写で大人気のヒストリカルの名手、アニー・バロウズが綴る、心を閉ざした人嫌いのヒーローと、正直で快活なヒロインの織りなす、とっておきの恋物語。クリスマスの雰囲気をたっぷり楽しめる、心温まるリージェンシー・ロマンスです

再誕の書再誕の書

世界的名優キアヌ・リーブス×SF・幻想?学の?才チャイナ・ミエヴィルの共著! 殺戮の運命に呪われた不死者・ウヌテ。彼の秘密を解き明かそうと試みる特殊機関〈ユニット〉だが、作戦中、死体が蘇る異変が起き……。 古代の?と現代の戦争、そして不死の超越者を描く壮?なダーク・ファンタジー!! 伝説的コミック『BRZRKR』の世界を、数々の賞に輝いた『都市と都市』などで知られる?才・ミエヴィルが、10年以上の沈黙を破り描く! 私の?好きな作家の??、チャイナ・ミエヴィルと共同で?説『再誕の書』を執筆できることをとても嬉しく思う。この?説は、私が創作し、作家のマット・キントと作画のロン・ガーニーと共同執筆したマンガシリーズ「BRZRKR」からインスピレーションを受けている。 このシリーズは、不死?の戦?が時代を超えて戦う物語だ。 私は「BRZRKR」の世界を?常に愛しているので、もっと探究したいと思い、そのための最良の?法のひとつが、?説だと思った。 ??キアヌ・リーブス (「Keanu Reeves announces new novel with China Mieville - THE BOOK OF ELSEWHERE」Random House Youtubeより) 【各紙誌絶賛! !】 ★「『再誕の書』は、パルプ?でアドレナリン全開のスリラーであると同時に、死、時間の移ろいやすさ、そして?間であることの意味について描いた、物悲しく実験的な?説でもある」 ──ニューヨーク・タイムズ紙 ★「アクション満載、超暴?的、そして道徳的に曖昧……不死?の古代戦?の試練と苦難を、極めてスタイリッシュかつ美しく描き出す……実存的な憂鬱を切り取った、愉快なアクションミステリー……溢れる想像?と完璧なスタイルが、深い喜びをもたらす読書体験を提供している」 ──ロサンゼルス・タイムス ★「驚くほど、そしてガタガタと?を?てるほど??い読み物だ。?まみれで時代をまたぐアクションスリラーである『再誕の書』は、信じられないほど?なまぐさい原作をひねり、暴?の循環性についての瞑想へと昇華させている」 ──サンデー・タイムス

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