おむすび | 2025年6月30日発売

2025年6月30日発売

忘れな妻のキミと(2)忘れな妻のキミと(2)

出版社

小学館

発売日

2025年6月30日 発売

ジャンル

純度最高のタイムリープ愛の行方は…? 『ふたりエッチ』で男女の性愛を描いて老若男女をとりこにした克・亜樹氏が描く時を超えた純愛。21世紀から昭和まっさかりの1966年にタイムリープした僕。 そこにいたのは高校生の永遠子(後の僕の妻だ)。 もちろん僕との後の関係など知るわけもなく、僕は“未来から来た”などと怪しい言動をする同級生にすぎなくなっていた。 なんとかもう一度一緒になって、永遠子をまもっていかなくては……などと決意するものの、永遠子とはなかなかうまくゆかなくて。そうこうするうち、彼女におかしな言動が発現しはじめた。 ひょっとして21世紀で妻がわずらっていた、あの症状なのか? 僕には時間がなくなってきたのだ。 タイムリープ男の迷える純愛が炸裂する、第2集! 【編集担当からのおすすめ情報】 妻の永遠子のけなげさもよいですが、それにも増して、同級生の琴宮真理に要注目! 未来の同級生の運命も知ってる和樹は、琴宮のとても不幸な暗黒初体験を思い出した。 父親の事業を救うため有力者に献上される、というもので、和樹はその未来の改変にも巻き込まれていく。 その過程で永遠子にも琴宮との関係を疑われ……目が痛いほどの和樹と永遠子の純愛が見ものです。 ♯6 未来を変えても… 3 ♯7 タイムトラベラー 33 ♯8 HELP! 63 ♯9 キミの未来にぼくがいなくても 93 ♯10 頭の奥の私 125

地上のオディティ Oddity on the ground地上のオディティ Oddity on the ground

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2025年6月30日 発売

昭和というひとつの時代の終わりを過ごした思春期の世代には時代に関わるような経験と呼べるものは何もなかった。殺伐とした東京での学生生活における閉塞感に捕らわれながらも、「ぼく」は本と70年代のロックと映画を通じて、心の拠り所を探り続けていた。ここに登場する『ブレードランナー』のレプリカントや『2001年宇宙の旅』のHAL、そして『ミツバチのささやき』といったメアリー・シェリー原作の『フランケンシュタイン』の血脈は近代の自我と、「ぼく」の心の在りかを問うものとして描かれている。風呂も電話もない東京での貧しい下宿生活。苦い思い出として過ぎ去ろうとしていた初恋の少女との再会。大学の演劇サークルで公演を予定していた『罪と罰』のラスコーリニコフとソーニャの物語を通じて実らせた恋だったが、やがて厳粛な現実のしがらみが二人の心を襲う。夏目漱石をはじめとする近代の文学が持つ人間の宿命に導かれるように、追放同然の大学の卒業後も「ぼく」は意味を見いだせない競争社会に身を投げ出してゆく。デヴィッド・ボウイの曲の「ぼくにできることは何もない」という言葉には自分を守り通した固有の時間がこめられており、誰に咎められることもない強さの証しとして引用されている。実際に、デヴィッド・ボウイはこの「スペース・オディティ」をきっかけに世界にはばたき、その後の音楽シーンもリードする存在になっていった。

英国幻視の少年たち1英国幻視の少年たち1

著者

深沢仁

発売日

2025年6月30日 発売

どうやら俺は、人間としては、 こいつのはじめての友人になったらしい。 皆川海。ランス・ファーロング。 不思議の国イギリスで、彼らの‟冒険”が幕を開ける。 著者の初期作品を代表する人気シリーズを初単行本化。 書き下ろしを含む短編5編を増補した愛蔵版! イギリスで遭遇したのは妖精や精霊、そして頻繁に倒れる赤毛の青年だった。英国ウィッツバリーに留学した皆川海(ミナガワ・カイ)は、自宅に現れた妖精を追い出すために叔母が呼びつけた英国特別幻想取締報告局のランス・ファーロングと出会う。ともに幻想的生命体を見る能力を有するふたりの青年が“ファンタズニック(幻想事件)”と向き合ってゆく姿を描いた傑作ファンタジイ! 全6巻の文庫(ポプラ文庫ピュアフル刊)を2巻ずつ収め、書き下ろしや未収録の短編を増補。さらに新たな著者あとがき、文庫版に続いてカバーイラストを手掛ける人気イラストレーター、ハルカゼさんによる描き下ろしカラー口絵2点も収録した、全3巻の愛蔵版です。 ■1巻収録 「ファンタズニック」 逃げるように日本から英国に渡ったカイが出会ったのは、妖精やゴーストがらみの不思議な出来事と、それを扱う英国特別幻想取締報告局の青年ランスだった。 「ミッドサマー・イヴ」 夏至前夜が近づくと妖精たちは各地でイタズラをし、人間を惑わせる。どうやら今年はカイとランスが住むウィッツバリーに妖精の国への道が現れるらしく……。 【1巻書き下ろし短編+未収録短編紹介】 「ひとつ屋根の下」(書き下ろし) ミニトマトとパンとビーフジャーキーだけを摂取し続けるランスの生活に、ついにカイが我慢の限界に。 「テディベア」(未収録) 「報告局の子どももテディベアといっしょに寝たりすんの?」というカイのなにげない問いがここまでややこしい話になるとは……。 「月夜の銀貨」(未収録) 妖精によって道に迷わされたときには、服を裏返しに着ればいい……はずだったが!? 「She is here.」(未収録) 死んだ妻と話していると言い張る5歳の娘が姿を消した。探し回る父の前に現れたのはカイと名乗る日本人の青年だった。 「‘What’s he like?’」(書き下ろし) 故郷を遠く離れ、ウィッツバリーでひとり暮らす皆川鞠子のもとに、何年も会っていなかった甥の海がやってきた。戸惑う鞠子だったが……。

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