2025年7月1日発売
季節は巡りゾルタンに来てからもう何度目かの夏、早いものであの幸せな結婚式から2ヶ月が経った。うだる暑さでレッド&リット薬草店へ客足も遠のいているなかーー 「そうだ、旅行だ! 新婚旅行に行くなら今しかない!」 リットも大賛成で早速準備開始! 目的地は……両親たちへの報告もかねてふたりの故郷にしようか。船はヤランドララにお願いして……。考えるだけで楽しみだ! 「ふたりっきりの旅って初めてだね」 そして、ふたりの間には新たな命の息吹がーー。次の旅は3人手を繋いでどこまでも。スローライフは続いていくーー
英雄の片鱗をみせ、人間には到底敵わないはずの第一階位・オーガをも切り伏せた女装の麗人・リオは、主人たるディアらとともに次なる闘技の舞台として列国に繰り出した。 新天地への期待を胸にした船旅のさなか、突如として発生した嵐、その中心に彼女ーー精霊世界の君臨者にして至上の暴君《竜》・ヴリィーナーーはいた。予期せぬ宿敵との邂逅に、リオの運命の歯車は今、再び大きく動き出す! 「僕は未来を掴み取ります。貴方を倒し竜の征服者となって」 「嬉しいぞ、英雄の現身よ。さぁ、汝を見せてみよーー」 最弱の少年が英雄へと至る活躍譚ーー怒濤の第二幕!!
「俺は、自分が誇れる自分になるために、周防政近に戻る」 周防家当主の座に懸ける覚悟と、選挙戦への揺るがぬ決意。互いに本音をぶつけ合い、政近と有希はついに仲直りを果たす。 (いや……これ、本当に誰? 別人? な、わけないわよね?) 一方アーリャさんは、妹モードの有希に猛烈に振り回されながらも、兄妹が背負ってきた過去に寄り添い真実を受け入れる。そんな中、一人何かを思いつめたような様子の綾乃。彼女の前に、無邪気な悪意を忍ばせた乃々亜が急接近してきて……!? 「--本当は目障りなんでしょ? 九条アリサが」 ロシアンJKとの青春ラブコメ、策謀が渦巻く第10巻!
やっと学院の騒乱をおさめた矢先ジーク君が美少女だと発覚&好感度MAXでメンヘラ化!? クラスメイト達のヘイトも凄いし……俺はただ好きになられちゃっただけなのに!!(無自覚煽り) そんな状況を解決させる王国建国祭が開幕! カフェ経営イベントを楽しもうと思ってたらーー5大貴族の一角・ディモルタル卿が動き出しお祭りムードは一変。イーリスに婚約の危機!? 争奪戦が勃発する中、自らを賭して敵の元へ向かった少女を俺は見捨てられない。我が組織『ゼロ』を総動員しイーリス奪還計画を遂行する! 最強悪役転生×勘違いコメディの錯綜成り上がり譚!! 「俺とアンタじゃーー同じクズでも格が違う」
夏休み、私は海望と渚それぞれとデートを重ねていた。 海望といると、自然な私でいられる。渚といると、ときめきをもらえる。 ふたりを同じくらい好きな気持ちと、ふたりを恋人にはできない葛藤に苛まれてもいて……。 もう“普通の友達”同士ではないし、渚と観覧車でキスしていても、体に染み付いた海望の熱が顔を覗かせたりもする。 ふたりを幸せにするために、私にできることはなんだろう? そんな想いが芽生えるなか、渚と海望のふたりに、花房家に遊びにきてと誘われてーー。 「結叶に、あなたに触れたいって気持ちは、誰にも譲れない」 姉妹の間で揺れる三角関係に、選択のときが訪れる!
《世話好きな地味子×しつけられたいクラストップ女子》 私・菜花くるみとクラスメイトの空橋星羅は、まだまだ友達ですらなくて、教室じゃほとんど話すこともない。 平凡な私と学校一可愛いと噂される女子では、クラスでの立ち位置だって違うのだ。 ある日の放課後、そんな彼女にラブレターで呼び出されーー 「私のご主人様になってよ、くるみ」 でたらめな“お願い”に、私の日常は一変した。 他の誰かに空橋さんが傷つけられるくらいなら。そう言い訳して、 「……わかった。つけるからね」 今日も私は、ご主人様になる。 首輪をつけ、躾(しつけ)をして、人目に隠れて散歩して。 私たちは、どうかしている?
かつて勇者として駆けたアトラティカ王国に舞い戻り、無事アクアヴィータたちを現代に救い出した刀護。凍結状態の彼女たちの受け入れ体制を作るため、異世界の知識を武器に日本政府を相手取り交渉を開始する! 「異世界の魔法の神髄は、現代の魔法とは歴史が違うぜ」 刀護の暗躍と時を同じくして、異世界の情報を嗅ぎつけた某国から、世界最強の探索者の魔の手がアクアヴィータたちに迫るがーー!? 「仲間に手を出した報いーーでは征くぞ。蹂躙の時間だ」 帰還勇者の次なる現代無双は異世界の仲間とともに!!
魔王討伐を成し遂げたパーティーが、王都に帰還した。 〈勇者〉フレミトが〈聖女〉サナティアと結婚し、その門出を見届けた〈戦士〉ルードと〈魔法使い〉フェリも、旅路を振り返るなかでお互いの気持ちに気がついて……。 ルードからのプロポーズを経て夫婦になる! 田舎の土地を賜ったルードは、フェリを連れて自然豊かな地方へと引っ越すことに! 勇者パーティー時代に過酷な旅を経験したふたりにとって、自給自足はお手のもの。 野山での食材採取で出会す魔物も、この夫婦にかかれば豪華な食材に!? 死線を潜り抜けてきただけに、ちょっと規格外なところはあるけれど。 地元食材での料理に釣り、温泉掘りにログハウスの改装とやりたいことはいっぱい。 かわいい子狼も手懐け、しがらみから解放されたふたりの夫婦生活は、王都で暮らすフレミトたちからも羨ましがられーー?
今日は王族の結婚式。新婚夫婦のベッドを花で演出するのが王宮メイド、リシェルの役目。 しかし寝室に現れたのは花嫁を攫いに来た魔族の青年だった。 「俺と結婚しろ、花嫁」 「いや私はメイドです」 偽装花嫁募集中というベルドラドに今度は自分が勧誘されてしまう。 破格の条件につられ承諾するとーー 「魔王城で1年、俺の領地で99年。たった100年の結婚生活だ」 囲い込みが止まらない! 初恋拗らせ魔族の一途で甘い激重愛! 第一章 偽装結婚の始まり 第二章 魔王城暮らしの始まり 第三章 錯覚の始まり 第四章 偽装結婚の終わり おまけ 初夜の攻防戦 あとがき
ユリウスの呪いを解くため奮闘するナタリー。 しかし解呪はナタリーの身にも危険が及ぶとわかり!? お互いを思ってすれ違う二人を奮い立たせたのは、かつての息子・リアムの記憶。 そして解呪の時、ユリウスを蝕む呪いと対峙した二人は驚きの人物と再会を果たすーー! 「あなたと一緒なら、乗り越えられると思うから」 過去の絶望も後悔も乗り越えて……私は“皆で”幸せになる。 死に戻り令嬢の逆行ロマンス、涙の完結巻! 第一章 宝剣の儀 第二章 見えたもの 第三章 幸せとは 第四章 蝕む力 第五章 闇の中 第六章 ほどける 第七章 変わらないもの あとがき