ラノベむすび | 著者 : 呂暇郁夫

著者 : 呂暇郁夫

楽園殺し(3)楽園殺し(3)

出版社

小学館

発売日

2023年9月19日 発売

ジャンル

今宵、誰がために星は輝くーー 獣人事件の収束から1年。 砂塵渦巻くこの街で、ふたたび騒乱が起ころうとしていた。 「この警護任務は大任よ。こんどこそかならず式典を成功させなければならないのだもの」 「また悪い予感か? お前の勘はよく当たる。なにもなければいいがな……」 謎に包まれた連続食人事件の勃発。 延期開催される150周年記念式典。 「かつてこの地をおとずれた、盟主たちの祖〈Dの一団〉」 「彼らがこの地に根を差し、大陸一と呼ばれる大都市に発展させ、象徴として作られたものが、この中央連盟です」 「さあ、みなさまで祝おうではありませんかーーこの偉大都市の、栄えある150周年を!」 熱気に包まれる舞台を見下ろすは、市民、粛清官、円卓の盟主たち。 そして、たったひとりの星の夜。 「みなさん、とっても盛り上がってくれているのね! ぜひ聴いていって。このわたし、ノエル・シュテルンの歌をーー!」 祝宴の終幕を飾るは、この街の”歌姫”のステージ。 その背後に蠢くは、宗教徒たちの黒い影。 「--楽園殺し」 「ああそれも、貴女の望みであるならば……」 ーー今宵、偉大都市史上最大の祭り(フェス)が幕を開ける。

楽園殺し楽園殺し

出版社

小学館

発売日

2021年6月18日 発売

ジャンル

その塵は人の想いを力に変え、災いを呼ぶ。 人に異能を授ける砂塵が舞う偉大都市。 荒廃した世界で、楽園とさえ呼ばれる偉大都市には、そんな砂塵を力に変え、様々な能力を発現する人々が集う。 そして、その能力を犯罪に使う者たちを取り締まる精鋭部隊<粛清官>が、この街の秩序を守っている。 粛清官ーー射撃の名手シルヴィ・バレト。そして寡黙な黒剣士シン。 とある事件を通じてコンビを組むことになった二人は、人を獣に変貌させるドラッグの捜査を任されていた。 だが、そのドラッグの流通には、粛清官たちの作った悪しき過去が潜んでいた。 現代に蘇った巨大な悪意が、獣の牙となって偉大都市に大きな傷を刻もうとしている。 粛清官に立ちはだかるは、屍者を操る能力者。熱線を放つ能力者。 そしてーー凶悪な獣人を作り出す、異端の能力者。 暴虐の限りを尽くした能力者たちによる死闘の末、最後に立っているのは…… 「わたしは、なんとしても完璧を目指さなければならない」 「今回のテロ事件。獣人事件首謀者の協力者と見なしてーー」 「--貴方たちを、粛清するわ」 吹き荒れる砂塵のなか、マスクをまとう能力者たちの物語が幕を開ける。

リベンジャーズ・ハイリベンジャーズ・ハイ

出版社

小学館

発売日

2019年6月18日 発売

ジャンル

スタイリッシュな近未来SF×復讐譚 第13回小学館ライトノベル大賞 優秀賞受賞作!! 砂塵という有害物質による“塵禍”で文明が一度滅びた近未来。 砂塵を取り込んで異能力に変換できる“砂塵能力者”が力を持つようになっていた。 ここ偉大都市において、チューミーは、因縁の復讐相手“スマイリー”の行方を探りながら、復讐のためにその日暮らしの生活を送っていた。 情報を追って踏み込んだとある教会で、チューミーは治安維持組織である“粛清官”の大物、ボッチ・タイダラに身柄を拘束されてしまう。 絶体絶命のチューミーだったが、ボッチからの意外な提案を受け、一時的に粛清官に協力することに。パートナーとしてあてがわれたのは「これまでバディを解消されてばかり」というワケありのシルヴィ。正反対の性格と出自を持つ二人は、はじめは反発し合うのだが……。 小気味よい筆が紡ぎ出す、唯一無二で圧倒的な世界観!! バディものの王道でありながら、「異端」である二人を見事に描き出し、斬新なキャラ設定には舌を巻くこと間違いなし! 実力派新人による近未来SF復讐譚をお楽しみあれ!! 【編集担当からのおすすめ情報】 デビュー作とは思えないほど、スタイリッシュでライトなストーリーテリングで、唯一無二で圧倒的な世界観に没入できること間違いなし! 「熱い異能バトル」「事件追跡の過程」「主人公とヒロインの関係」のどれを取っても、SF×王道バディものとして、満足できるものになっています。 また、本作では主人公のキャラ造形に大きな挑戦をしています…! 序盤で一度明らかになるその真相に「えっ!」と一度驚き、ラストでそれが文字通り「腑に落ちる」様は、ぜひとも確認していただきたいです!! 読んで損はさせません!! 新鋭の誕生を見守ってください。

このエントリーをはてなブックマークに追加
TOP