著者 : 大森藤ノ
魔法衣を纏い。 新たな杖を腰に差し。 そして『彼女の短剣』をもって。 山吹色の髪を、切り裂いたーー 語り継がれることのない破壊者の争乱、 『狂乱の戦譚』の幕が閉じ、日常を取り 戻しつつある迷宮都市。そんな中、喪失 を経たレフィーヤは過去の自分と決別し、 新たな力を求める。 千の妖精が志すのは、『魔法剣士』。 急激な成長、たゆまぬ研鑽の末の覚醒、 誰よりも生き急ぐ少女に白き同胞の面影 が重なり、アイズたちの心配が募る中、 『その時』は訪れる。 「学区が帰ってきたぞぉぉぉ!!」 懐かしき学び舎にして、もう一つの故 郷の帰港が、新たな始まりを告げる! これは、もう一つの眷族の物語、 ーー【剣姫の神聖譚】--
白妖精は誓う。女神に捧げる忠義を。 黒妖精は刻む。ただそれだけの想いを。 小人は哭く。四つの後悔を力に変え。 戦車は進む。女神以外全てを切り捨て。 そして、猛者(おうじゃ)は問う。 夢想でも詭弁でもなく『力』の証明を。 「この身を超えられぬ者に、『女神』を救う価値などなし」 誰も、何も間違っていない。 ただ女神を想い、己(エゴ)を貫いて、かつてない『大戦』を駆け抜ける。 だから、誰よりも傷付き果てる少年はーー黄昏の空に、『偽善』を告げた。 「あの人を助けるって、約束したんだ」 これは少年が歩み、女神が記す、 ──【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──
全てを決する戦いが始まるー迷宮から大最悪を喚び出しオラリオを破壊せんとする闇派閥と、迎え撃つ冒険者達。勇者は計略を巡らし、猛者は奮い立ち、正義の眷族は未来を求め希望を煌めかせる。そして繰り広げられる正邪の決戦のなかで、冒険者達が手を掛けるはー誇り高き『英雄』の頂。「『英雄』の作法を教えてやろう、小娘ども!!」これは暗黒期を駆け抜けた、正義の眷族たちの星々の記憶ー。
後に『死の七日間』と呼ばれる、オラリオ最大の悪夢が訪れるー。闇派閥による大攻勢にさらされた迷宮都市。街を支配した『巨悪』に抗う冒険者たちだったが、悪辣な計略、終わりのない襲撃、更には守るべき存在である民衆にも非難され、次第に消耗していく。知己を失い、自らの正義が揺らぎつつあるリューも同じだった。そして、そこへ畳みかけられる『邪悪』からの問い。「リオン、お前の『正義』とは?」崩れ落ちる妖精の少女は、黄昏の空の下で選択を迫られる。これは暗黒期を駆け抜けた、正義の眷族たちの星々の記憶ー。
これは、少年が迷宮都市を訪れる約七年前ー“最悪”とも呼ばれた時代の物語。正義を司る女神アストレアのもと、自らの信じられる『正義』を探していたリュー・リオン。迷宮都市の暗黒期にあって常に明るさを失わない団長アリーゼや仲間に導かれ、未熟ながら己の信念を育みつつあった。そこに現れた一柱の男神。「『正義』って、なに?」そして始まるは闇派閥との大抗争。しかしそれは、迷宮都市の崩壊を目論む『邪悪』の胎動そのものだった。これは暗黒期を駆け抜けた、正義の眷族たちの星々の記憶ー。
『デート・ア・ライブ』シリーズ10周年を記念した豪華アンソロジーがここに顕現!羊太郎が描く十香のダイエット。志瑞祐が描く七罪のレース勝負。東出祐一郎が描くVRゲームで夢の対戦。大森藤ノが描く六喰のトゥルールートと、人気作家たちによる特別な短編の数々!そして原作者・橘公司が描くのは精霊たちが全員男性化した世界!?魅力満載で必読なアナザー『デート』が集結。さらに人気イラストレーター、森沢晴行、NOCO、はいむらきよたかの描き下ろしイラストも収録!さあー見たことのない特別な戦争を始めましょう。
『ベルさんへ。今度の女神祭、デートしてください』 「「「「こっ、恋文だぁぁぁ!!」」」」 「ええええええええええええええっ!?」 街娘からの一通の手紙が波乱を呼ぶ! 挽歌祭とともに『二大祭』に数えられる『女神祭』で、ベルはなし崩し的にシルとの逢瀬に臨むことに。だが、何も起こらない筈もなく! 豊穣の女主人、剣姫、更には【フレイヤ・ファミリア】を巻き込んだ大騒動に発展してしまう! 「全ては女神のために。--死ね、娘」 そして訪れる凶兆。一人の少女を巡り、都市にかつてない暗雲が立ち込める。 これは少年が歩み、女神が記す、 ──【眷族の物語】──
それは神の眷族が紡ぐ歴史の欠片(クロニクル)--。 「私の伴侶(オーズ)はどこにいるのかしら?」 美神フレイヤの“発作”が始まった! 頭を抱える眷族(オッタル)達を他所に、彼女は迷宮都市の外へ『運命探し』の一人旅へ出てしまう。 自由奔放を行く女神が辿り着いた先はーー大砂漠世界カイオス。 「私は王子、貴方の愛になど応えない!」 出会うのは若き『王』。そして巻き込まれる熱砂の動乱の中、砂漠世界を震撼させる『八人の眷族』の蹂躙が始まる! 「この身は強さを求めるためだけに」 更に綴られるは猛者(おうじゃ)オッタルの過去、最強の冒険者達の過ぎ去りし昔日。 美神の眷族達が所狭しと活躍するクロニクル・シリーズ第二弾、開幕!
結論から言えば。 それは語り継がれることのない物語だ。 誰が勝ち、誰が負け、誰が生き、誰が 死に、誰が吠え、誰が嗤い、誰が哭いた のか。そこに富と名誉はなく、倒れた者 は歴史に名を刻むこともなく。誰の記憶 にも残らぬまま、天の葬列に加わるのみ。 けれど、『彼女達』は臨むのだ。 巨大な悪に、邪悪極まる闇に。秩序の ため、誇りのため、絆のため、『彼女達』 はーー冒険者達は最後の決戦に臨むのだ。 「1000年の時を越えて、もう一度冒険者 達が下界平和の礎となる! --ここに 新たな神聖譚を記せ!!」 これは、もう一つの眷族の物語、 ──【剣姫の神聖譚】──
深層の決死行を乗り越え、地上の帰還 を果たしたベル達。それぞれが果たした 冒険の成果は『成長』の証。確かな前進 に喜ぶ傍ら、ふと彼等彼女等はこれまで 歩んできた道のりを振り返る。 少年は始まりの日に還り。 女神は追憶を映す炉の光に目を細め。 小さき少女は灰の過去を乗り越え。 鍛冶師は遠き日を重ねた空を仰ぎ。 受付嬢は昔日の傷を。 妖精は正義の誓いを。 黒烏は金狐との今昔の物語を想う。 今と過去が織りなす日常編。『英雄』 が生まれる地に束の間の安らぎを。 これは少年が歩み、女神が記す、 ──【眷族の物語】──
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア11』発売決定
ベル不在での『冒険』、そして孤立無援のベルとリュー。彼らの前に立ちはだかる最凶の事態とはーー!? 2019年劇場版アニメ公開!! 「迷宮の孤王ーーアンフィス・バエナ!」 絶望の『予言』は終わらない。 惨禍の宴が繰り広げられた27階層で巻き起こる新たな異常事態。退路を断たれたリリ達は、ベル不在の中で『冒険』を余儀なくされる。 「深層……」 一方でベルとリューを待ち受ける過酷の名は『37階層』。孤独、孤立、孤絶、最凶の舞台で幕を開ける最悪の決死行。 そして迫りくる【厄災】の影。かつてない過酷に翻弄される中、リューは生と死の狭間で過去の情景を見る。 「私には、もう……『正義』はない」 これは少年が歩み、女神が記す、 ──【眷族の物語】──
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか外伝 ソード・オラトリア10』発売決定
「【破滅の導き手】……【約束されし妖精】……エルフ? 【疾風】のこと?」 18階層の宿場街にもたらされる殺人の凶報。犯人は黒表の賞金首ーー【疾風】。 耳を疑うベル達がリューの容疑を晴らすべく、彼女の行方を追い始める中、カサンドラは『最悪』の予知夢を見る。 告げられし十七節の予言。 予言の成就は大切な者達の『死』。 絶望に打ちひしがれる悲劇の予言者は、破滅に抗う孤独の戦いを始める。 そして真相を追う少年が、黒き復讐の炎に焼かれる妖精と邂逅を果たす時、かつてない【厄災】が産声を上げる! これは少年が歩み、女神が記す、 ──【眷族の物語<ファミリア・ミィス>】──
王国軍出兵。ベートの活躍によりアマゾネス狩りの事件を収束させたのも束の間、都市外からの侵略者の迎撃に乗り出す“ロキ・ファミリア”。強過ぎる冒険者達によって万の軍勢が蹴散らされていく中、ひょんなことから発せられた少女の問いが、リヴェリアの記憶の扉を叩く。「昔のアイズさんの話、聞かせて頂けないでしょうか?」それは、当時『人形姫』と謳われていた少女の秘話。追憶の欠片はハイエルフの想いを過去に飛ばし、一方で竜信仰の村に辿り着いた少女もまた在りし日の情景を追想するー。
そして、少年は再び走り出す。 好敵手との死闘を経て成長を遂げたベル。 昇格(ランクアップ)、神会(デナトゥス)、称号。人々や神々、オラリオ中の注目を集める中、彼のもとにもたらされるのは一通の書状だった。 「強制任務(ミッション)……『遠征』?」 ベル・クラネルは『資格』を得た、更なる冒険に臨めーー。 ギルドより届いた指令がベルを新たな舞台へと導く。 迷宮攻略のために発足される『派閥連盟』。 これまで戦ってきた仲間達とともに、新たな階層、新たなモンスター、そして新たな『未知』に挑む。 新章開幕、下層域『新世界』へと突入する迷宮譚十二弾! これは、少年が歩み、女神が記す、 ──【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──