ラノベむすび | 著者 : 近江泉美

著者 : 近江泉美

神様の本神様の本

現存する最古の日本語訳聖書を追い、その謎を紐解く古書店の女店主・栞子(三上延「ビブリア古書堂の事件手帖」)、「ゴッド オブ 、神様 団子」と言い残して倒れた青年と、あるミステリー作家(似鳥航一「下町和菓子 栗丸堂」)、パパ活中の女子大生と『人間失格』(紅玉いづき「カミサマは待ちぼうけ」)、落ちぶれた元人気作家が「本の神様」に導かれ、宮沢賢治の物語世界に迷い込み……(「深夜0時の司書見習い」)、天国にある出版社が聖書の矛盾を修正すべく神の監修のもと奔走(杉井光「ハレルヤ出版編集部」)、光源氏の最期を記したといわれる『源氏物語』幻の帖「雲隠」を求め、神と御用人の良彦が大奔走!(浅葉なつ「神様の御用人」) 温かくほろりと泣けて、時にユーモラスで大胆。豪華執筆陣が「神×本」というテーマで紡ぐ、珠玉の6編。心満たされる至福のアンソロジー。 【参加作家一覧】 三上 延/似鳥航一/紅玉いづき/近江泉美/杉井光/浅葉なつ 「ビブリア古書堂の事件手帖〜約翰福音之傳〜」三上 延 「下町和菓子 栗丸堂〜神様団子〜」似鳥航一 「カミサマは待ちぼうけ」紅玉いづき 「深夜0時の司書見習い〜注文の多い図書館〜」近江泉美 「ハレルヤ出版編集部」杉井 光 「神様の御用人〜雲隠〜」浅葉なつ

深夜0時の司書見習い(1)深夜0時の司書見習い(1)

出版社

KADOKAWA

発売日

2022年4月22日 発売

ジャンル

高校生の美原アンが夏休みにホームステイすることになったのは、札幌の郊外に佇む私設図書館、通称「図書屋敷」。不愛想な館主・セージに告げられたルールを破り、アンは真夜中の図書館に迷い込んでしまう。そこは荒廃した裏の世界ーー“物語の幻影”が彷徨する「図書迷宮」だった!  迷宮の司書を務めることになったアンは「図書館の本を多くの人間に読ませ、迷宮を復興する」よう命じられて……!?  美しい自然に囲まれた古屋敷で、自信のない少女の“物語”が色づき始めるーー。 〜本への愛に満ちた《本好きへ贈る物語》に、業界から絶賛の声続出!〜 ◆「この本の扉を開けると迷宮の扉が見えます。進んで下さい。無限に想像力が開放されていくでしょう」 ーー佐竹美保氏/挿絵画家(福音館書店『魔女の宅急便』3〜6巻、徳間書店『魔法使いハウルと火の悪魔』 ほか) ◆「後半、いきなり、この展開はすごい。反則なみにすごいのに、これをこんなに見事に締めくくるなんて、すごすぎます。あと、こんな本に、こんなおとなしいタイトルを付けるのは反則でしょう」 ーー金原瑞人氏/翻訳家 ◆「物語の持つ力が人々の心を解きほぐす、強くて優しい願いに満ちた物語です。図書屋敷にも図書迷宮にも行ってみたい!」 ーー三上延氏/小説家(メディアワークス文庫『ビブリア古書堂の事件手帖』著者) プロローグ 一冊目 『荘子 第一冊 内篇』荘子 二冊目 『クローディアの秘密』 E・L・カニグズバーグ 三冊目 『シャーロック・ホームズの冒険』コナン・ドイル 四冊目 『おおきなかぶ』 A・トルストイ再話 エピローグ

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